葬儀、四十九日を済ませると、この後には最初の年忌法要の一周忌が控えています。

法事や法要にはどんな意味があるのでしょう。

法事や法要日程を決めるにあたって、葬儀では避ける友引の日でも大丈夫なのか迷っている人も少なくありません。

また、法事や法要はいつまでやるものなのでしょう。

そこで、法事や法要の意味、日程を決める際は友引でもいいのか、これから先の年忌法要について紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

法事や法要の意味

「法事」と「法要」は同じ意味に思われ、使われることが多いようです。
しかし、厳密にいうと違います。

法事とは

法要 + 会食 = 法事 こんなイメージです。

「法要」はお坊さんにお経をあげてもらうことをといいます。
遺族が故人を偲び、故人の冥福を祈るために供養するという意味で「追善供養」とも言われています。

そしてこの法要の後に会食することを含めて「法事」というのです。

法要とは

法要は、葬儀後の特定の日やお盆、お彼岸などに、亡くなった人の供養(お坊さんにお経をあげてもらう)をする仏教の行事のことです。

 

家族や親族を亡くすことは、人生の中でも最も辛い出来事です。
残された遺族が肩を落として悲しみにくれている時期に、法要を行わなければならないのは少し酷なことのようにも思えます。

法要のメリット

でも、母と私が父を亡くした時がそうだったのですが、人間っては悲しみにひたって人に会わずに過ごしていると、さらに精神的に深く落ち込んでしまうものかもしれません。

遺族の務めとしてきちんと法要を行い、お客さまをもてなすことで自らを励まし、気持ちの張りを保って行くことができるような気がします。

ある意味法要は、遺族が気力と体力を順調に回復していくためのプロセスとして重要な役割も担っていてくれているのかもしれません。

 

そして法要は、身内が顔を合わせることができる大切な行事とも言えます。。
よく、法要やお墓まいりなどで久しぶりに会った人と、「仏さまのお引き合わせね。」などと声をかけ合いませんか?
仏さまのお陰で会うことができた」という意味ですね。
祖先が、コミュニケーションの場を私たちに与えてくれているのでしょう。

法要は、親戚が一堂に会し気持ちのつながりを深めることのできるいい機会です。

 

法要というと面倒なしきたりというイメージを抱きがちですが、今の自分たちの幸せに感謝して、多くの人たちに支えられて今を生きているということを実感できる場でもあります。

このようなメリットも法要にはあるのです。

法事や法要の日取り決めは友引でもいいの?

年忌の法要は、亡くなった日の同月同日(祥月命日)に行うのが理想的と言われています。

ですが、出席して頂く方の都合を考えたら、週末に設定するのが良いでしょう。

 

ただし弔事に関することは、すべて「遅らせないようにする。」ことが原則です。
日取りを決めるときは、必ず祥月命日より早い日を選ぶようにしましょう。

このしきたりついては、期限を定めないでいると私たちはついつい面倒なことを後回しにしてしまうという、人間の心理に対する戒めが込められているようです。

 

法要を友引に行うことについては、問題はありません
友引の日に法要を行うのを避けるという考えは神道からきたものなので、仏教行事である法要には関係ないのです。

ただ気持ちの上で、遺族や出席者が気になるのなら避けたほうが良いでしょう。

年忌法要はいつまでやるもの?

年忌法要とは、四十九日(または三十五日)以降の忌明け後に行う法要のことを言います。

故人の冥福を祈るのはもちろんですが、遺族の姿を親戚などに見せて安心してもらう意味合いも込められています。

それでは、四十九日(または三十五日)後にどのような年忌法要を行うのか紹介します。

年忌法要

百か日(死後100日目)
故人の供養に加えて、墓地の無縁仏に対して挨拶をするといった意味で、「施餓鬼供養(せがきくよう)」家族、親族、知人を招いてをお寺や自宅でで行いましょう。

 

一周忌(死後1年目の祥月命日
家族、親族、知人を招いて、お寺や自宅で丁寧な比較的大きな規模で、供養と会食をしましょう。

 

三回忌(死後2年目の祥月命日)
家族、親族、知人を招いて、お寺や自宅で丁寧な比較的大きな規模で、供養と会食をしましょう。

 

七回忌(死後6年目の祥月命日)
家族、親族だけで、お寺や自宅で規模を縮小して供養と会食をしましょう。

 

十三回忌(死後12年目の祥月命日)
家族、親族だけで、お寺や自宅で規模を縮小して供養と会食をしましょう。

 

十七回忌(死後16年目の祥月命日)
家族、親族だけで、お寺や自宅で規模を縮小して供養と会食をしましょう。

 

二十三回忌(死後22年目の祥月命日)
家族、親族だけで、お寺や自宅で規模を縮小して供養と会食をしましょう。

 

二十七回忌(死後26年目の祥月命日)
家族、親族だけで、お寺や自宅で規模を縮小して供養と会食をしましょう。

 

三十三回忌(死後32年目の祥月命日)
家族と親族で、お寺や自宅で供養と会食をしましょう。
一般的に、この法要を「弔い上げ」として法要を終えます。

 

・三十七回忌(死後36年目の祥月命日)
・四十三回忌(死後42年目の祥月命日)
・四十七回忌(死後46年目の祥月命日)
・五十回忌(死後49年目の祥月命日)
・百回忌(死後99年目の祥月命日)

 

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まとめ

法事や法要は四十九日後も何十年と続きます。
しかし、行われるのは節目ごとの年なので毎年行われるわけではありません。

何年かに一度の年忌法要です。
親戚が一堂に会し気持ちのつながりを深めることのできるいい機会です。
故人がコミュニケーションの場を私たちに与えてくれていると感謝し、しっかりと準備をして供養するようにしましょう。