お餅を上手に美味しく焼くにはオーブントースター・フライパン・電子レンジどの方法がいいのか、おすすめ焼き方を注意点と一緒にお伝えします。
上手に焼いたお餅で、お雑煮・磯辺焼き・お汁粉などを家族で味わいましょう。
お餅の上手な焼き方 オーブントースターの場合
オーブントースターでお餅を焼くのは、手軽で一番オーソドックスなやり方です。
ただ、焼き始めるとお餅が網にくっついたり、お餅同士が仲良くくっついたり、ちょっと目を離したすきに膨らみ過ぎてはじけて焦げてしまったりと難点も多いですよね。
後片付けを楽にしようとオーブントースターの中に、アルミホイルを敷いて焼く人もいますが、ひと手間加えたはずなのに今度はアルミホイルにお餅がくっついてしまうことになっちゃうなんてこともあります。
そこで、次のオーブントースターで上手にお餅を焼く方法をお伝えしますので、実践してみてくださいね。
お餅を網にくっつかなくする方法は2つです。
予熱で網を温める
お餅をオーブントースターに入れる前に、オーブントースターの中をしっかり予熱して温めましょう。
網をしっかり熱々にしておくとお餅が網にくっつかないのです。
予熱をしたオーブントースターの熱々の網にお餅同士を離した状態で並べ入れて、表面に焼き色がつくまで4~5分(機種によって異なる)焼きましょう。
その後スイッチが切れてもオーブントースターの扉をすぐに開けないで、じーっとそのまま2分ほど放置します。
放置した2分間にオーブントースターの余熱がお餅の中までしっかり届き、全体がやわらかく焦げすぎずに完成しますよ。
焼く前に醤油をちょっと垂らす
お餅を焼く前に醤油をちょこっと垂らすこの方法は裏技です。
焼く前のお餅の真ん中に醤油をちょこっと1~2滴たらしてオーブントースターで焼くだけです。
醤油を1~2滴たらした部分だけが焼けて膨らみ、他にはくっつきません。
なぜこれだけで、お餅がトースターの網にくっつかないのか?
不思議ですよね。
お餅全体に熱が加わると、網に面した部分も熱によって膨らんできます。
この膨らんだ部分は柔らかいでんぷんなので、これが網に絡みつきやすくなるんです。
しかし、
醤油をお餅の中心に垂らしておくと、醤油の部分が先に蒸発しようとする作用が働くので、醤油の部分が他の部分より温度が高くなりそこだけ焼けて膨らんでくれるという訳です。
【注意点】
この裏技で注意することは、お餅の側面に醤油が垂れないようにすることです。
醤油が側面についてしまうと側面が焼けて膨らみ、オーブントースターの網にくっついてしまうので、失敗してしまいますよ。
醤油を垂らすことでお餅に醤油の味が残ることを心配する人がいるかもしれませんね。
大丈夫、醤油の味は残らないので安心してください。
お餅の上手な焼き方 フライパンの場合
オーブントースターや餅焼き網もない場合、お餅は食べられないと諦めていませんか?
無くても大丈夫ですよ。
フライパンがあれば簡単に、焦げずに、香ばしく上手にお餅を焼くことができますよ。
さらに、フライパンならではの美味しさも引きだせます。
特に、「焼き目や焦げ目がつかないとお餅じゃない!」という人にはフライパンはもってこいなんです。
フライパンを使用するときは、オーブンシートを敷くまたは、軽く油をひくことでお餅がフライパンにくっつくのを防げますよ。
油をひく場合は、オリーブ油やごま油がおすすめです。
お餅にオリーブ油やごま油のいい香りがついて、食欲をそそります。
この時、油の量を多めにするとかき餅風になって、食感も美味しさも一味違う味わいが楽しめます。
【注意点】
お餅はフライパンを火にかける前の冷たい状態の上に並べましょう。
中火で焼いていき、お餅に焼き目が付いたら裏返しふっくらと焼き上がったら完成です。
ただ、さまざまな条件の違いがあると、同じ焼き方では上手く美味しく焼けない場合が出て来てしまうので、ポイントやコツをお伝えしておきますね。
しっかり確認してから焼きに入ってください。
市販の切り餅を使った場合
火加減は中火で、お餅の表と裏を3~5分ずつ加熱します。
通常は、3分位で柔らかくなってきて、5分ぐらいすると焦げ目がつきますよ。
冷凍したお餅・硬くなってしまったお餅の場合
お餅はレンジで30秒ほど温めてからフライパンに移します。
加熱時間と火力を控えめにして、フタをして少し蒸らす方法で焼きます。
この場合、中の様子を見ながらお餅が膨らみ過ぎることのないよう気を付けてくださいね。
テフロン加工のフライパン
テフロン加工のフライパンは、お餅を焼くのに扱いやすくおすすめです。
油をひかなくてもお餅がこびりつかないので後片付けも超楽チンです。
お餅の上手な焼き方 電子レンジの場合
電子レンジでは残念ながら、お餅に焦げ目をつけることはできません。
しかしお餅を電子レンジで加熱すると、「つきたての餅」のように柔らかくもっちもちで美味しいのです。
私は焦げ目がしっかりついたお餅が大好きなのですが、長男は焦げ目を子供の頃から嫌い、大人になった今もお餅を食べる時は電子レンジを使っていますよ。
つきたて餅のようにする方法
つきたての餅のようにする方法はいたって簡単です。
お餅を平皿ではなく深さのある耐熱容器(お餅の4~5倍の高さ)の中に入れて、その上からお餅がかぶる程度(ひたひた)の水を入れます。
この状態で電子レンジ(500w)で加熱するだけです。
加熱時間はお餅1個につき1分を目安にしましょう。
しかし、加熱する際は電子レンジの種類だけでなく、お餅の個数や大きさによっても、使う容器によっても、、加熱時間に微妙な差が出てしまうので、
まずは50秒~1分程度加熱して様子見ながら、その後10秒~20秒ずつこまめに追加加熱していきます。
耐熱容器の中の水をきって熱いうちにお餅をまとめれば完成です。
食べやすい大きさに分けて、砂糖醤油、きなこ、あんこ、大根おろし、納豆などお好きな味付けで味わってください。
個人的に私が大好きなのは、砂糖醤油と大根おろしです。
ぜひぜひお試しください。
ただ、美味しくて食べ過ぎてしまうのでそこのところは注意してくださいね。
⇒ お餅とご飯のカロリーの差は?消化や腹持ちがいいって本当?
お餅とご飯のカロリーを知っておくと食べ過ぎは防げますよ。
まとめ
お餅を焼く方法は一つではありません。
オーブントースターもフライパンも電子レンジもそれぞれの特徴があるので、お好みの焼き方を選んでみましょう。
美味しいお餅も、お正月などのように毎日食べることが多くなる時期は、常に同じ焼き方ではさすがに飽きてしまうこともあります。
そんな時は電子レンジ、オーブントースター、フライパンを使い分けてみるのもいいかもしれませんね。
⇒ 電子レンジで牛乳が吹きこぼれる理由 防ぐ方法と安全な温め方
電子レンジでの牛乳の加熱、ちょっとだけ注意しましょう。
ご参考にして下さい。