お餅の保存方法でおすすめなのが冷凍保存です。
解凍方法や、お正月に用意した生餅の気になる賞味期限と心配なカビが生えてもはお餅は食べられるものなのか問題をお伝えします。
生餅は伸びも良くのめっこくて一味違うので、ついつい多めに買い過ぎてしまうんですよね。
お餅(生餅)の冷凍保存方法と解凍方法
お正月用に準備したお餅(生餅)が毎年食べきれなくて余っちゃっう人って案外多いんですよね。
家族全員お餅が大好きならば問題ありませんが、消費がはかどらないと三が日に食べ切ることは難しいのでしょう。
そんな、余ってしまうお餅(生餅)の保存におすすめなのが冷凍保存なんです。
「お餅が食べきれない、どうしょう!」そんな時は迷わず冷凍保存にしちゃえばいいんです。
お餅は冷凍保存することで長期保存が可能な食材です。
生餅は美味しいだけあってお値段が高いですから、ぜひ無駄にしないようにしましょう。
ただ、生餅には冷凍保存がおすすめとはいえ、やり方を間違えると保存状態が悪くなり食べられなくなってしまうので気をつけましょうね。
【冷凍された保存状態が悪いお餅とは】
■乾燥や冷凍焼けでカピカピになっている
■冷凍されたお餅にイヤな臭いがついてしまっている
生餅の正しい冷凍保存方法
1. ラップで包む
お餅は1個ずつラップで隙間なくキッチリ包みましょう。
1個ずつ小分けするのは面倒くさいと思われるかもしれませんが、このひと手間が解凍する時に便利で調理しやすく美味しく食べれるんです。
ここで面倒くさいと何個かまとめてラップで包んでしまうと、解凍して勝利する時に大変苦労することになりますよ。
お餅とお餅が凍り付いてガッチリくっついてしまいます。
かなづちで叩き割らないと使えないなんてことになっちゃいますからね。
【ポイント】
お餅が空気に触れないように1個ずつラップに包んで密閉することがポイントです。
空気が入ってしまうことで酸化につながります。
その結果、味の劣化を招いてしまうので気をつけましょう。
2. 保存袋に入れる
お餅を1個ずつラップに包んだらジップロックなどの保存袋に入れましょう。
この時も、酸化してしまうことを避けるために空気を極力抜いてくださいね。
あとは冷凍庫に入れるだけでOKです。
【ポイント】
保存袋に保存した日付を記入しておくことです。
賞味期限を確認する時にとっても便利です。
冷凍したお餅を美味しいく食べる解凍方法
お餅の解凍方法は1つではありません。
あなたのお好みの解凍方法を選んでくださいね。
水につけ置きしてお餅を解凍する方法
1. ボウル(鍋でもOK)に水を張り、冷凍したお餅を入れましょう。
個人的には、ふたがついている鍋の方が衛生的おすすめです。
2. お餅は一晩そのまま水の中に置いておきます。
3. ボウル(鍋)から出したお餅は水分をキッチンペーパーで拭き取った後、普通に焼いてOKです。
【お餅が厚い場合】
ただ、お餅が厚い場合は一晩で解凍することが出来ず、2日~3日ほど時間がかかる場合もあります。
お餅の様子をみて判断してくださいね。
その際には、ボウル(鍋)のお水はそのままにしておかないで、1日1回必ず水の交換をしてくださいね。
電子レンジでお餅を解凍する方法
●電子レンジで解凍 ①
凍っているお餅を水で濡らし器に入れて、ラップをして電子レンジでチンをしましょう。
チンする時間の目安としては、お餅1個に対して1分位です。
お餅の厚さや大きさによって加減が難しいので、電子レンジに入れたら必ず様子を見ながら解凍しましょう。
これは一番簡単な方法ですが、お餅の大きさや厚さによって時間がまちまちです。
失敗すると芯が残ってしまい、芯の部分が硬くてボゾボソして美味しくないものになったりします。
●電子レンジで解凍 ②
凍っているお餅を耐熱容器に入れお餅が完全に浸かるくらいに水を入れて、電子レンジ(500Wで約3分間程度・600Wで約2分)程度で加熱しましょう。
この場合も、加熱する時間はお餅の大きさや暑さによって多少変わってくるので、必ず様子を見ながら行います。
耐熱容器からお餅を取り出し完了です
ふわふわでのびのびな美味しいお餅に仕上がります。
●解凍しないでそのまま調理
冷凍したお餅は、そのまま凍った状態で焼いたり煮たりすることもできます。
ただ、焼く場合には注意が必要です。
⇒ お餅の焼き方 オーブントースター・フライパン・電子レンジおすすめは?
焼き方を紹介しています。
参考にしてください。
冷凍したお餅の賞味期限
お餅が正しく冷凍保存できていれば、冷凍したお餅の賞味期限は半年~1年間くらいです。
お餅は冷凍することでデンプンがアルファ化するので、魚やお肉と違い細胞が破壊される心配がありません。
だから冷凍しても、お餅自体の品質や風味は変化することなく賞味期限をのばすことができるのです。
しかし、賞味期限の半年~1年間くらいというのは、シンプルな普通のお餅に限りますよ。
お餅の中にあんこが入っているものや、お餅にきな粉がまぶしてあるものに関しては別物と考えましょう。
カビの生えたお餅は食べられる?
ズバリ!! カビの生えたお餅は食べないようにしましょう。
「お餅のカビは安全です。」とは言い切れません。
「えーっ! カビが生えている部分だけを削ぎ落とせばいいんじゃない?」と思う人もいるでしょうね。
確かに昔、私が子供の頃は、母が緑色のカビをそぎ落としたものを焼いて食べていたような記憶があります。
しかし、お餅のカビの菌糸は深く内部に入っているので、カビの見えるところだけそぎ落とせば大丈夫というものではないそうです。
また、カビの毒は熱に強いものもあるので、焼いたりゆでたりしても安心とは言えないということです。
お餅の表面にカビの色(胞子)が出ていると言うことは、内部にかなりの白い菌糸があるということになります。
目に見えない部分もしっかりと根を張っているんですね。
カビを食べても大丈夫だった私は相当の野生児だったようです。
なので、カビが生えてしまったお餅のカビを削って冷凍保存をすることもやめましょう。
ガビによっては発がん性もあるということなので、まずはカビが生える前に早めの冷凍保存がおすすめです。
まとめ
お正月用に準備したお餅(生餅)はカビが生える前に食べ切ることは難しいかもしれません。
お餅のカビには発がん性があると言われているので、「保存する前にカビが生えてしまった。」なんてことにならないよう、早めに長期保存のきく冷凍保存にしましょう。
冷凍のお餅の賞味期限は半年~1年間くらいです。
⇒ お餅とご飯のカロリーの差は?消化や腹持ちがいいって本当?
カロリーが気になる人はこちらを参考にしてくださいね。