毎年11月の酉の日に開催される酉の市は関東地方特有の年中行事です。

2017年はいつなのでしょう。

三の酉まである年は火事が多いと言われていますが今年は三の酉まであるのか気になりますよね。

また、酉の市に食べる縁起物の食べ物ってあるのでしょうか?

そこで、2017年の酉の市の開催日程や酉の市歴史や由来、三の酉と火事の関係、縁起物の食べ物について紹介します。

参考に慣れれば幸いです。

では本題に入りましょう。

2017年の酉の市の日程と歴史や由来

毎年11月に開催される酉の日は、2日ある年と3日ある年があります。

その年の最初の酉の市を一の酉、二回目を二の酉、三回目を三の酉と呼びます。

2017年 酉の市の日程

今年2017年の酉の市の日程は次の通りです。

一の酉  11月6日(月)
二の酉  11月18日(土)
三の酉  11月30日(木)

今年2017年三の酉まであります。

酉の市とは

酉の市とは、毎年11月の酉の日に各地の鷲(おおとり)神社で行われる祭礼で、にぎやかな市がたつことから「酉の市(とりのいち)」といいます。

また、酉の祭(とりのまち)、大酉祭(おおとりまつり)、お酉様(おとりさま)などとも呼ばれています。

縁起ものがたくさんついた縁起熊手が名物で、新年の開運招福、商売繁盛を願うお祭りとして江戸時代から続く年中行事として親しまれています。

酉の市の由来

神道では、日本武尊(やまとたけるのみこと)が関東に遠征し、鷲宮神社(埼玉県北葛飾郡鷲宮町)で戦勝祈願をしその後、遠征の祝勝を東京都足立区の花畑にある大鷲神社 鷲大明神(おおとりだいみょうじん)で行ったとされています。

これによって、日本武尊が亡くなったとされる11月の酉の日に「大酉祭」が行われるようになりました。

また熊手に関しては、日本武尊が戦勝のお礼参りをしたときに社前の松に熊手を掛けたことから来ています。

酉の市は、この大酉祭の日に立った市がルーツなのだと説明していますが、実際は大鷲神社の近隣住民がおこなった収穫祭が酉の市の始まりのようです。

酉の市の歴史

酉の市の始まりは、江戸近郊に位置する花又村(現在の東京都足立区花畑)の大鷲神社にあるとされています。

祭りの形態は当初、近隣の農民たちの鎮守である「鷲大明神」に秋の収穫に感謝し行われた収穫祭が酉の市の始まりだと伝えられています。

酉の市の代表的な名物は縁起熊手です。
金銀財宝を詰め込んだ熊手で商売繁盛、開運招福を願ったのです。

熊手は運を「かっ込む」福を「はき込む」といって、江戸っ子らしい洒落の利いた縁起物です。

熊手は翌年の更なる招福を願い、年々大きな熊手に換えてゆくのがいいとされ、現代に引き継がれています。

 

こちらの記事も参考にしてください。
酉の市の縁起熊手の意味 粋な買い方と飾り方や処分方法は?

酉の市で三の酉まである年は火事が多いと言われる理由

酉の市は11月の酉の日に行われますが、酉の日は12日ごとに1度巡ってくるので、酉の日が2回の年と今年のように3回ある年があるのです。

1度目を「一の酉」、2度目を「二の酉」、3度目を「三の酉」といいます。

 

昔から「三の酉まである年は火事が多い。」と言われていて、火の用心につとめる風習があります。

この風習は、「宵に鳴かぬ鶏が鳴くと火事が出る。」という言い伝えや、寒くなって火を使う機会が増えるため注意を呼びかける意味などがあるようですが、では実際にこの時期に際立つほど火事が多いのかというとそんなことも無いようです。

 

ではどうして「三の酉がある年は火事が多い」と言われるようになったのがその理由を紹介します。

三の酉がある年は火事が多いと言われる理由

1.昔から「酉(とり)が天変地異を知らせる。」と言われていて、それが3回も巡ってくる年だから。
「宵に鳴かぬ鶏が鳴くと火事がでる。」と言われた俗語からきた。

 

2.当時江戸では今のような消防設備は整っていなかったので火事が庶民の大敵でした。
三の酉の頃は11月下旬になります。
寒さが増し火を使う機会が増えることや、空気が乾燥する時期なので火に対する戒めからきた。

 

3.酉の市に便乗して、吉原へ出かけようとする夫を家に引き戻すために女房達が、「三の酉のある年は火事が多い」、「吉原に異変がある」というを立てて広めたということ。

 

これらの理由を聞くと、ただの「言い伝え」のように思われますが実際にこの言い伝えの根拠となった大火災が発生しています。

それが、明暦(めいれき)の大火です。

この大火災は、明暦3年(1657年)1月18日に起こり、2日間にわたり江戸の町の大半を焼き尽くすという大惨事で、とてつもないものだったと言います。
そしてこの年が、三の酉まである年だったのです。

 

三の酉がある年は火事が多いと言われる理由と実際に大惨事が起こったこの偶然の一致が基になり、火に対する戒めや慎みから「三の酉のある年には火事が多い。」と現代に言い伝えられるようになったと言われているのです。

酉の市の縁起物の食べ物

代表的な酉の市の名物は縁起熊手です。

しかし、縁起物は熊手だけでなく食べ物にもあるのです。

それでは、縁起物の食べ物を紹介しますね。

江戸時代には酉の市に縁起物として、「頭の芋(とうのいも)」や「黄金餅(こがねもち)」が売られていました。

頭の芋(とうのいも)

・かしらになって出世する。
子宝に恵まれる。

今でいう八つ頭のようなもので、蒸して笹に通して売られていました。

現在の浅草酉の市では、頭の芋を商う店は一軒だけです。

黄金餅(こがねもち)

・お金持ちになる。

栗を使った餅でしたが、幕末になると黄金餅 →「切り山椒」に変わります。

現在、黄金餅(粟餅)はついては見当たりませんが、切山椒(きりさんしょ)と呼ばれるお菓子が名物です。

寒さが厳しくなってくる11月。
この切り山椒を食べると風邪を引かないと言われていて、今でも酉の市で売られている縁起物です。

切山椒は、山椒の香りと柔らかいモチモチとした食感で、白、緑、桃色と見た目はとても素朴でほのぼのとした和菓子です。

 

ちなみに、
私は、浅草にある「梅園」の切山椒(きりさんしょ)が大好きでよく食べています。
しかし、酉の市の縁起物とは知らずに食べていたので、切り山椒を食べると風邪を引かないという効能を知った時には、もうびっくりするやら、なんだか嬉しいやらでした。

まとめ

今年の酉の市は、11月6日(月)、11月18日(土)、11月30日(木)の3回です。

三の酉まであるので火事には十分注意しましょう。

また酉の市は、大きな熊手が印象的ですが熊手以外の露天も沢山でるので、熊手には興味がないという人にとっても楽しめます。

せひ、縁起物の切山椒(きりさんしょ)を食べてみましょう。
素朴な味にハマっちゃうかもしれません。

酉の市の由来や歴史を知るとまた違った楽しみかたができるのではないでしょうか。

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