冬至は「かぼちゃを食べて、ゆず湯に入る日なのよ。」と私が子供の頃、母が言っていたことを思い出します。

しかし、冬至とはどのようなもので、いつなのでしょう。
また、どうしてかぼちゃを食べるのでしょう。
かぼちゃ以外に食べる料理はきまっているのでしょうか?

このような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。

そこで、冬至とはどんなもので今年はいつなのか、かぼちゃを食べる由来、行事食やレシピを紹介します。

参考に慣れれば幸いです。

では本題に入りましょう。

冬至 今年はいつ?

冬至とは

冬至とは、太陽の位置が一年の中で最も低くなる日、一年の中で昼が一番短く夜が一番長い日のことをいいます。

冬至は、太陽の力が一番弱まった日で、この日を境に再び力が甦ってくると考えられています。
そこで冬至のことを、陰が極まり再び陽にかえる日という意味の「一陽来復(いちようらいふく)」といい、この日(冬至)を境に運も上昇するとされているのです。

また、悪いことが続いても、回復してよい方向に向かうという意味もあります。

古代には冬至を1年の始まりとしていた時代もありました。
冬至に未来への希望をつないだのでしょう。

 

ちなみに、昼が一番長いのが夏至なのですが、冬至と夏至の昼の長さは5時間くらいの違いがあります。
5時間って相当な時間ですよね。
そんなに違いがあることに改めてビックリしてしまいます。。

今年の冬至

2017年 12月22日(金)
・2018年 12月22日(土)
・2019年 12月22日(日)
・2020年 12月21日(月)
・2021年 12月22日(水)

※閏年(うるうどし)が12月21日になります。

冬至にかぼちゃを食べる由来

ではなぜ、冬至にかぼちゃを食べるのかを紹介しますね。

冬至にかぼちゃを食べる習慣は、江戸時代から始まったとされています。

冬至にかぼちゃを食べるようになった由来は諸説あります。

諸説1 太陽に似ている

「かぼちゃが太陽に似ているから
かぼちゃの中は黄色く、太陽に似ています。

この太陽のように黄色いかぼちゃに、冬を越す力があると信じられていたのです。

そのため、冬至にかぼちゃを食べるようになったと言われています。

諸説2 保存性の高い野菜

夏野菜であるかぼちゃは保存性の高い野菜です。
貯蔵が効くので冬まで美味しく食べられるのも理由の一つだったようです。

諸説3 南方から渡ってきた野菜

かぼちゃは元は、南方から渡ってきた野菜だったことから、夏や南(南方)は、陽の「気」を持つものとして、1年でもっとも太陽の力が弱い日(陰)冬至には、陽を多く含む物を食べるという意味があるようです。

諸説4 冬の栄養源

自給自足だった昔は冬の栄養源として、かぼちゃは栄養価の高い食料として重宝されてきました。

実際にかぼちゃには、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄分などのミネラルががバランスよく含まれているので、風邪の予防や体力回復、冷え性などに効果が期待できる食材です。

昔は現在と違い、野菜は少なく寒さが厳しくなる冬を乗り切るために、かぼちゃを食べていたのです。

諸説5 運盛り

運盛りといって冬至は、「ん」のつくものを食べると縁起がよいとされています。

「いろはにほへと・・・」の最後は「ん」ですよね。
「ん」が物事の終わりをあらわしているんです。

最後になる「ん」のつくものを食べると、また初めに戻る「一陽来復(いちようらいふく)」につながるという願いからとも言われています。

冬至の七種

この縁起の良い「ん」を2つ含む7つが「冬至の七種(とうじのななくさ)」と呼ばれます。

・南京(なんきん)= かぼちゃ
蓮根(れんこん)
人参(にんじん)
銀杏(ぎんなん)
金柑(きんかん)
寒天(かんてん)
・饂飩(うんどん)= うどん

この「冬至の七種」を冬至に食べると運気があがるとされています。

一般的には、かぼちゃだけを煮て食べる家庭や地域が多いようですが、今年の冬至のお料理にはぜひ「冬至の七種」加えてみましょう。

食べかたに決まりなどはありません。
どんな料理方法でもかまわないのです。

冬至の行事食とレシピ

一般的に、冬至はかぼちゃだけを煮て食べるところが多いようですが、地方や地域によっては冬至に食べる特定のかぼちゃ料理があるようです。

例えば、有名なのは次の北海道や東北地方です。

・北海道はおしるこにかぼちゃを入れる「かぼちゃしるこ」。
・東北地方はかぼちゃと小豆を一緒に煮た「いとこ煮」。

 

他にも、冬至の行事食にはつぎのようなものがあります。
簡単なものばかりですので、レシピをみてぜひ挑戦してみましょう。

冬至粥(とうじがゆ)

冬至粥は小豆(あずき)を使ったお粥です。

小豆の赤は昔から邪気を祓うと言われているため魔除けの意味があり、冬至粥を食べて翌日からの運気を呼び込もうということです。

冬至粥(とうじがゆ)のレシピ

小豆もかぼちゃも下茹でなしで手軽に作れて、小豆もかぼちゃも一緒に炊くだけなのでとっても簡単です。
また、かぼちゃは火が入ると崩れやすいので、静かにそっと混ぜながら作るのがポイントです。

 

◇冬至粥(とうじがゆ)の材料 4人分
・米 1合
・小豆 50g
・かぼちゃ 200~250g
・水 5.5カップ
・塩 小さじ1

 

◇作り方
1.米は研いでザルにあげ水気を切る。

2.小豆はさっと洗う。

3.かぼちゃは1口サイズに切る。

4.鍋に米と小豆、水を入れて20分程水に浸しておく。

5.かぼちゃを加えて強めの火にかける。

6.8分程して沸騰寸前になったら、さっと混ぜて弱火にして蓋を少しずらす。

7.時々そっと混ぜながら30分程煮て、塩を加えてさっと混ぜあわせ20分蒸らす。

※土鍋を使用しているので、火加減や加熱時間はお使いの鍋の使用方法に従って加減してください。

こんにゃく

冬至にこんにゃくを食べる風習は「砂おろし」といわれています。
この「砂おろし」とは、体内にたまった砂をこんにゃくを食べて出す=体内に溜まった不要なものを出すというものです。

こんにゃくを昔の人は、「胃のほうき」、「腸の砂おろし」と呼んで、大晦日や節分、大掃除の後などに食べていたのです。

すいとんのレシピ

こんにゃくはもちろん入っている、「ん」がついた食材をたくさん使う「すいとん」を作ってみましょう。

◇すいとんの材料 4人分
・かぼちゃ 1/4個(300g)
・ジャガイモ 4個(300g)
・大根 10cm(200g)
・こんにゃく 1/2枚(200g)
・人参 1本(150g)
・レンコン 1/2節(150g)
・いんげん 6本(50g)
・鶏手羽先 10本
・薄力粉 100g
・水 700cc
・酒 100cc
・醤油 大さじ1
・味噌 60g

※野菜は全てそろえる必要はありません。冷蔵庫の中にある野菜で十分美味しいですよ。

 

◇作り方
1.鶏手羽先は熱湯でさっとゆでてから、冷水にとり水気をふく。

2.圧力鍋に1の鶏手羽先、水、酒を入れて火にかけ、煮立ったらアクをとりフタをし、ピンが上がったら弱火にする。
圧力鍋は15分加熱し火を止め、自然放置する。

3.かぼちゃはところどころ皮をむき乱切りにする。

4.じゃがいもも乱切りにする。

5.大根、れんこん、にんじんは銀杏切りにする。

6.いんげんは半分に切って塩ゆでし、冷水にとって水気をふく。

7.こんにゃくはスプーンでちぎり下茹でしておく。

8.薄力粉に同量の水を少しずつ加えながら溶きのばす。

9.圧力鍋のピンが下がったら火を止め、フタをあける。

10.大根、れんこん、こんにゃく、しょうゆを入れて火にかけ、煮立ったらアクをとる。

11.じゃがいもとかぼちゃを加えて10分ほど煮込む。

12.8のすいとんのタネをスプーンですくって落とし、5分ほど煮たら弱火にし味噌を溶き入れる。

13.いんげんを加えさっと煮たら器に盛り付ける。

いとこ煮

邪気を祓う小豆と、運を呼ぶかぼちゃを一緒に煮た「いとこ煮」は、硬いものをおいおい(甥)入れて、めいめい(姪)炊き込んでいくことから、「甥と姪のいとこ」にかけて名付けられた料理です。

いとこ煮のレシピ

◇材料(4人分)◇
・かぼちゃ 400g
・小豆   100g
・砂糖   大さじ4
・醤油   小さじ2

※下ごしらえとして、小豆を水煮しておく。(甘いゆで小豆を使えばおやつになります)

 

◇作り方
1.小豆とかぼちゃに水を加えて20分煮る。

2.砂糖と醤油を加えて味を整え5分煮る。

3.火を止めてしばらく置いて、味を含ませ完成。

 

こちらの記事も参考にしてください。
かぼちゃの栄養とカロリー 皮にも栄養ある?効果アップの食べ方は?

まとめ

悪いことが続いても、回復してよい方向に向かうという意味がある冬至。
古代のように、冬至を1年のはじまりとして未来への希望をつなぐのもいいですね。

また冬至の時期は風邪をひきやすい季節です。
インフルエンザが流行している時期でもありますよね。

運盛りや冬至の七種(ななくさ)と呼ばれる食材は、ダジャレや縁起担ぎだけではありません。
冬の体調を調えてくれる栄養素が豊富にたっぷり含まれています。

運気があがるとされている食材「冬至の七種(とうじのななくさ)」を料理に加えてグングン運気をアップさせましょう。

こちらの記事も参考にしてください。
冬至にゆず湯(柚子湯)に入る意味は?嬉しい効能と上手なやり方
ゆず湯で肌がピリピリする原因と対処方法 赤ちゃんは入っていい?

ちなみに、
みかんも「冬至の七種」の仲間です。
ビタミンCをたっぷり摂り、おいしい料理と体が温まるゆず湯入り、冬至を家族みんなで楽しみ厳しい冬を乗り切りましょう。