お歳暮にお返しは必要?お返しの相場やいつまでに贈るのがマナー?

お歳暮を受け取った際にお返しは必要なのか、お返しを贈る場合の金額の相場やいつまでに贈るものなのかその時期についてお伝えします。

毎年12月はお歳暮の時期ですが、お歳暮が届いた場合の対応で頭を悩ませる人も多いようです。

お歳暮を贈っていない方からのお歳暮にお返しは必要?

お歳暮は、日頃からお世話になっている方へ感謝の気持ちを品物に託し贈るものです。

●本来は
お祝いではないのでお歳暮を受け取ったあなたは、そのお歳暮に対してお返しをする必要はありませんよ。

お礼状を書いて投函すればそれでOKです。

●現在では
しかし現在では、「お世話になっている」の意味合いがとても広がっていて多様化していますよね。
以前の「お世話になっている」は、目上の人というのが大半だったのですが・・・

今では、「贈る側」と「贈られる側」が友人や同僚からというように同等の場合も少なくありませんよね。
また昔では信じられない、上司などの目上の人からお歳暮をいただく場合などもあるようです。

そうなると、一概に「お歳暮のお返しは必要ない。」とは言い切れない現状もあるようなんです。

【友人や同僚、または目上の人からお歳暮を贈って頂いた場合】
あなたはお世話したつもりはなくても、友人や同僚、または目上の人からお歳暮を贈って頂いた場合には、お返しを考えたくなるのも事実ですね。
このような場合は、あまり悩まずにお歳暮のお返しを贈った方が良いでしょう。

ただ、お歳暮のお返しを贈る贈らないどちらにしても、お歳暮を頂いた時点で必ず「お礼状」は早めに出すようにすることが重要ですよ。

 ⇒ お歳暮にお礼状は必要?いつ出す?書き方のポイントと例文

お礼状の書き方やポイントを紹介しているので参考にしてくださいね。

お歳暮のお返しの相場はどれくらい?

お歳暮のお返しを贈ろうと決めたのはいいけれど、お歳暮のお返しの相場はどれくらいなのかまたまた悩んでしまいますよね。

一般的にお歳暮のお返しの相場は、頂いた品物の半額程度、なるべく8割程度に抑えるのが良いとされています。

お歳暮は、日頃からお世話になっている方への感謝を込めたお礼として贈られるものなので、本来はお返しの必要はありません。
だから、頂いた品物よりもやや安価な品物を贈ることが相手の方への配慮、マナーになるのです。

お歳暮のお返しの相場を間違えてしまうと大変です。
大変というのはどういうことかと言うと、とても失礼なことになるのです。

頂いたお歳暮よりも明らかに高価な品物をお返しするということは、「次からはお歳暮を送らないでください。」という意味になってしまうので十分に注意しましょう。

お歳暮としてNGな品物

お歳暮として贈ってはいけない品物や避けたい品物があるので、お返しを贈る際はしっかりチェックしてから購入しましょうね。

【踏みつけるイメージ】
・靴
・靴下
・スリッパ など

【縁を切るイメージ】
・はさみ
・刃物 など

【勤勉さを強いるイメージ】
・筆記用具 など

お歳暮のお返しはいつまでに贈るのがマナー?

お歳暮のお返しは、「いつまでに贈らなければいけない。」というルールはないのです。

でもルールがないとまたまた悩んでしまいますよね。
悩まなくていいようにするためには、次のようにあなたがお歳暮を受け取った時期によってお歳暮のお返しをする時期決めるのが良いでしょう。

●お歳暮が一般的なお歳暮の時期(12月上旬~12月20日頃)に届いた場合
一般的なお歳暮の時期にに届いた場合は、お返しの品物はお歳暮として年内に贈りましょう。

●お歳暮の時期を過ぎて年末に届いた場合
お歳暮の時期を過ぎて年末に届いた場合はどうしても時間的に年内にお返しすることはできませんよね。
このような場合には、次の2つのうちどちらかを選んでください。

【お年賀】
お年賀という形で、年明けから1月7日の松の内までにお返しの品物を贈りましょう。

【寒中見舞い】
寒中見舞いという形で、1月8日から2月4日の立春までにお返しの品物を贈りましょう。

まとめ

日頃からお世話になっている感謝の気持ちを込めてお歳暮を贈ってくれているので、その気持ちはありがたく受け取りしましょう。
一般的には、お歳暮のお返しは必要ありません。

しかし最近は、「お世話になっている。」の意味合いがとても広がって多様化しているので、一概に「お歳暮にお返しの必要ない。」とは言い切れない現状でもあります。
お返しを贈る際は、相場や贈る時期をしっかり把握しましょう。

お歳暮のマナーってとても難しいですが、深く考えすぎずお互いに負担にならない心のこもったお歳暮のやり取りにしたいですね。

 ⇒ お歳暮はいらないと上手に伝える断り方や受け取り拒否と断り状の例文

お歳暮を遠慮したいと(辞退したい)感じている場合は、いらないと上手に伝える断り方を紹介しています。