ボジョレーヌーボー2021年の解禁日と選び方や美味しい飲み方に合わせて違った楽しみ方が出来るサングリアの簡単な作り方を紹介します。
コロナの影響でことしはどうなるのか?
ワイン好きの人はもちろんのこと、普段ワインを飲まない人でも年に一度のボジョレーヌーボー解禁日は気になるところですよね。
ボジョレーヌーボー2021年の解禁日
ボジョレーヌーボーの2021年の解禁日、今年はコロナの影響がとても気がかりですね。
ワイン好きの人はもちろんのこと、普段ワインを飲まない人も「ボジョレーヌーボーの解禁日は特別。」という人が多い一大イベントですからね。
例年 11月の第三木曜日が解禁日になっています。
2021年は11月18日(木)です。
昨年2020年はコロナ禍の中であっても、ボジョレーヌーボーの解禁日は下記の通り決定されました。
ボジョレーワイン委員会(ドミニク・ピロン代表)は、ワインが生産者から出荷される日付を例年より1週間早い10月5日に定め、
フランスから外国へ輸出が可能となるのは解禁日の38日前の2020年10月12日(月)となることを発表されました。
通常は毎年11月の第3木曜日と決まっていますが、今年は特別コロナ対応で前倒しで解禁です。
家時間が長くなってきているこの時期だからこそ、家で家族でワインで楽しむのが良いのではないでしょうか。
ボジョレーヌーボーとは
毎年耳にする「ボジョレーヌーボー」ですが、普段ワインを飲まない人にとってはワインの何がどうなることでボジョレーヌーボーと言うのかわからないですよね。
ボジョレーヌーボーの
≪ボジョレー≫
フランスのパリの東南に位置するブルゴーニュ地方の南部にあるなだらかな丘陵地帯を指します。
≪ヌーボー≫
「新酒」という意味です。
つまりボジョレーヌーボーとは、「ボジョレー地区で夏の終わりに収穫したぶどうを、その年のうちに仕上げた新酒」のことなのです。
元々は、ぶどうの収穫に感謝をし祝うとともに、その年のぶどうの作柄を確かめるためにつくられたワインとも言われています。
普通の赤ワインよりも醸造期間が短いため、渋みが少なくフルーティで飲みやすいフレッシュで生き生きとした美味しさが魅力のワインなので、口当たりがよく女性ファンが多いのです。
ボジョレーヌーボーの選び方
ボジョレーヌーボーは収穫から数ヶ月でワインに仕上がってしまうので、「味に大差がない。」という意見もあります。
しかしワイン初心者にとっては、どのボジョレーヌーボーを購入したらいいのか迷ってしまいますよね
迷わない為にもここでいくつか選び方のポイントを確認しましょう。
産地で選ぶ
ボージョレーヌーボーには次の2つの種類があります。
■ボージョレーヌーボー
ボジョレーヌーボーは、チャーミングでかわいらしい味わいです。
ボジョレー地区のどこで作られても「ボジョレーヌーボー」を名乗ることが出来ます。
■ボージョレーヴィラージュヌーボー
ボージョレーヴィラージュヌーボーは、少し力強くてパワフルな味わいになります。
ボジョレー地区の北側に位置する「 39の村」だけで造られるヌーボーだけに、ヴィラージュという表記がされています。
この39の村の地域は、丘陵地帯で陽当たりのよい斜面が多く、ボジョレーの中でも高品質のブドウが収穫できることから区別されているのです。
ちなみに、ヴィラージュとは「村」の意味です。
表記に注目
●V V(ヴィエィユ・ヴィーニュ)の表記
V V とは、畑の中でも特に古い樹齢の木から造られたワインに表記する印です。
何年以上といった明確な表示はありませんが、ブルゴーニュの地区では 30年以上の木について表記するのが一般的とされています。。
ボジョレー地区に関しては、古い木が非常に多く、中には樹齢100年を越える木もあるので、V V の表記が付いたボジョレーヌーボーは味わいが複雑で、おもしろみのあるワインに仕上がっていることが多いです。
なぜボジョレー地区に古い木が多いのかというと、ボジョレー地区にはどちらかというと余り裕福でない生産者が多かったようですよ。
生産性の上がる若木に植え替えたくても資金がなかったようです。
そのため、古い木と付き合い続けた結果、今では貴重な古木が沢山残る結果となりました。
さっさと新しいものに飛びつくばかりが成功するとは限らないと言われているようです。
じっと我慢し、与えられた環境で諦めずに頑張ればいずれご褒美に手が届くこともあるということを古木に教えられたような気がしますね。
●クラッシックの表記
明確な法律規定はありませんが、ボジョレーヌーボーを作る方法とは違う、昔ながらの(クラシック)方法で作られた新酒という意味合いです。
ボジョレーヌーボーは、炭酸ガスをタンクに入れて醗酵を促進させて作ります。
これは最新式で新しい作り方です。
この方法で作られた場合は、明るめの色で甘い香りがします。
本来はブドウをタンクに入れて、自然に炭酸ガスが発生して醗酵するのを待つというのが昔ながらのやり方です。
そこで、最新式の新しい作り方と区別しているのが「クラシック」という表記なのです。
昔ながらの(クラシック)方法で作られた場合は、色合いも香りも匂い立つようなという感じではなく、少し落ち着いた感じです。
料理に合わせてみたり、熟成を楽しんだりすることもできるので、普通のワインと同じように扱うことができます。
ボジョレーヌーボーの美味しい飲み方
ボジョレーヌーボーはライトでフレッシュで、渋みや苦味も少なくて、フルーティーなのが特徴です。
熟成させて飲むワインではなく、新酒の状態を楽しむためのワインです。
さらに美味しく飲める飲み方を確認しておきましょう。
●温度
通常、赤ワインはあまり冷やしませんが、ボジョレーヌーボーは10~15℃くらいに冷やして飲むと、味がグッと引き締まりとても美味しく飲むことができます。
冷蔵庫で1時間程度冷やして飲むか、または冷蔵庫で冷やしておいて、飲む20~30分前に出しておくのがベストです。
●グラス
ワインと言えば香りを楽しむイメージがありますが、ボジョレーヌーボーは若いワインなので香りが少ないので、大きなグラスだと香りが立たず拡散してしまいます。
空気に触れる面積の少ない小ぶりで上がすぼまった卵型のグラスがフレッシュな風味を楽しむのに適してます。
●賞味期限
ボジョレーヌーボーは、製造過程が普通のワインと違い、早く飲むための製造法で作られているので、熟成させると味が落ちてしまいます。
3ヶ月以内に飲むのがベストです。
サングリアの簡単な作り方
ボジョレーヌーボーをサングリアで味わってみましょう。
赤ワインにフルーツを漬けて1日置くだけのサングリアは赤ワインの渋みやエグみを全部フルーツが吸ってくれるので、ワインにフルーティーな甘味と香りをつけてくれます。
とっても飲口の良いお酒になるので、飲み過ぎには気をつけてくださいね。
【用意する物】
■フタのついた瓶
キレイに洗ってさえあれば大きめの蜂蜜の空き瓶とかでもOKです!
■お好みのフルーツ
パイナップル・りんご・グレープフルーツ・レモン など柑橘類がおすすめです。
冷蔵庫の中にあるフルーツを使うのが理想です。
わざわざフルーツを何種類も購入するのは高くついちゃうので、スーパーのカットフルーツの詰め合わせを利用するのもおすすめです。
【手順】
(1)一口大よりも大きいくらいにフルーツを皮ごとカットします。
パイナップルはさすがに皮は除きましょう。
ブドウも皮ごと入れましょう。
柑橘類の皮は塩などでよく洗ってから入れてくださいね。
(2)フルーツの分量は用意した瓶の半分くらい入れます。
(3)(2)に赤ワインを入れて瓶を満たしフタをして冷蔵庫に入れます。
1日置けばもう飲みごろです。
冷蔵庫で1週間くらいまでは日持ちます。
まとめ
ボジョレーヌーボーはぶどうの収穫に感謝をし祝うワインのお祭りですから、普段はビール派でも、この機会にボジョレーヌーボーの魅力を知ってワインを味わってみましょう。
ボジョレーヌーボーにも本当に沢山の種類があります。
しっかりラベルを確認しいろいろ飲み比べて、お気に入りの味を探し出してください。
栗の渋皮煮をおつまみにするのも良いですよ。