
さんまの冷凍保存方法と解凍方法やグリルとプライパンを使ったさんまの美味しい焼き方のコツをお伝えします。
脂の乗った旬のさんまの塩焼きは最高です。
直ぐに焼くことが出来ないとわかっていても、スーパーでついつい買ってしまうなんてことありますよね。
後日、美味しく食べる方法やコツを覚えちゃいましょう。
さんまの保存方法は冷凍がおすすめ
さんまの旬の時期になると、
毎年ご近所からさんまを頂くという羨ましい人がいたり、スーパーで美味しそうなさんまを今晩のおかずにしようと家族分買うという主婦は多いですよね。
頂いたさんまや買ってきたさんまをその日の内に調理して美味しく食べる。
これならなんの問題もありませんよね。
ですが、
その日の内に食べられないということあります。
例えば、夕食の準備が終わった後にさんまを頂いたり、家族から「今日の晩御飯はいらない。」などと連絡が入ったりした時です。
「無理してでも調理して食べきらなくちゃ、さんまが悪くなっちゃうわ。」なんて考えていませんか?
急がなくても大丈夫ですよ。
さんまは冷凍すれば1か月保存できますから。
ただ、冷凍保存期間が1か月以上になった場合は、味も栄養成分も損なわれてしまうので注意しましょうね。
味や栄養成分を重要視するなら、10日くらいで食べきってしまうのがベストです。
冷蔵庫での保存は?
冷蔵庫にさんまの頭や内臓がついている状態で入れた場合は1日です。
頭や内臓を取り除いた場合でも2~3日しか保存できません。
さんまは冷凍保存と覚えておきましょう。
さんまの冷凍保存の方法
さんまの冷凍保存方法をしっかり覚えましょう。
【準備するもの】
・生さんま
・ラップ
・キッチンペーパー
・フリーザーバック
【手順】
(1)生さんまの表面を流水で洗います。
血をしっかりと洗い流すことが鮮度や美味しさを保つためには重要なので、手を抜かずにしっかりと洗い流しましょう。
(2)流水で洗った生さんまの水分をキッチンペーパーでふき取ります。
ここで水分はしっかり取り除いてください。
(3)キッチンペーパーでしっかりさんまの水分をふき取ったら、さんまをラップで包みフリーザーバックに入れ冷凍しましょう。
ラップで包むときは、なるべく空気を抜き保存中の乾燥を防ぎましょう。
空気があると早く凍らせたいのに、冷気が伝わりにくくもなるのでできるだけ空気は抜いておくと良いです。
※ポイント
内蔵はそのまま残して冷凍保存します。
さんまの内蔵を取り除いた方が長い期間保存しておけそうですが、内蔵を取り除いた部分から「冷凍焼け」し黄色く変色してしまう場合があるのです。
さんま同士が重なったままで冷凍庫に入れてしまうと、冷凍に時間がかかってしまいます。
冷凍に時間がかかるということは、鮮度も味も落ちてしまう原因になります。
少しでも早く凍るように、さんま同士が重ならないように並べて冷凍庫に入れましょう。
※ポイント
急速冷凍できればよりおいしさを保つことができます。
できるだけ早く凍るようラップは1重だけにし、凍ったらその上から再びラップに包んでフリーザーバックに入れるのがおすすめです。
冷凍さんまの上手な解凍方法
冷凍したさんまの上手な解凍は低温(冷蔵庫内)でゆっくり時間をかけて解凍して、半解凍(表面はやわらかくシンが凍ってる状態)の状態で調理するのが美味しく食べるコツです。
さんまを解凍する時、大量のドリップ(赤い液体)が出ないように注意しましょう。
ドリップの中には旨味や栄養成分などが含まれているので、大量のドリップが出てしまうとさんまの味も色も悪くなります。
大量のドリップが流れ出てしまう原因
大量のドリップが流れ出てしまう原因は次のことが考えられます。
・急速に解凍する。
・細胞を壊してしまう。
・氷が一気に溶ける。
大量のドリップが流れ出てしまう原因から考えると、急速解凍となる凍ったままのさんまをそのまま焼いてしまうようなことは絶対に避けましょう。
【解凍方法の手順】
(1)冷凍庫からさんまを取り出して、ラップを取りキッチンペーパーなどに包んで冷蔵庫でゆっくりと(5時間程度)自然解凍させましょう。
(2)70%~80%解凍(半解凍)したら調理を始めでOKです。
※注意点
解凍したさんまは足が早いので、1度冷凍したさんまを解凍しお刺身で食べるのはやめておきましょう。
必ず加熱調理して食べましょうね。
冷蔵庫に移すのを忘れてしまったり、急いでいるときなどは流水につけて解凍しましょう。
電子レンジで解凍してもOKですが、耐熱皿にキッチンペーパーを敷きその上にさんまを置いて解凍しましょう。
グリルとプライパンを使用した場合のさんまの美味しい焼き方
グリルとプライパンを使ってさんま焼く場合、共通していえることは次の3つです。
・水気をしっかり取る。
・表になる側に切れ目を入れておく。(火が通りやすくなります)
・塩をふる。
グリルを使って焼く場合
【焼き方の手順】
(1)さんまに塩をふり10分ほどおきましょう。
(2)さんまを焼く前にグリル全体を温めておきましょう。
これは「空焼き」と呼ばれます。
空焼き(5分くらい)をすることで、焼き終わった後に皮が網にくっつきません。
またさんまの内部までちゃんと火を通すことができます。
出来るなら、網の表面にサラダ油を軽く塗っておくと、くっつきにくくなるのでおすすめです。
(3)中火で焼きます。
焼く時間はグリルの機種やメーカーなどにもより違ってきますが、一般的には7~8分程度です。
片面焼きの場合は、途中でひっくり返し4~5分焼いて完成です。
※ポイント
網の下に水を張るタイプのグリルは、必要最低限の量の水を入れておきましょう。
(水の量が多過ぎると焼きあがった後に水でベタベタになってしまいます。)
フライパンを使って焼く場合
【焼き方の手順】
(1)さんまに塩をふり10分ほどおく。
(2)キッチンペーパーでしっかり水分を拭き取り半分に切る。
(3)フライパンにクッキングシートを敷き中火にかけます。
盛り付けの時、上になる方を下にして5~6分焼きましょう。
さらに裏返して3~4分焼いて完成です。
フライパンを使って焼くと皮がパりっと焼きあがって美味しいですよ!
また、お手入れもグリルに比べると断然簡単なのでおすすめです。
まとめ
頂いたさんまが食べきれない場合や、買った当日に調理ができない場合は冷凍保存がおすすめです。
さんまの解凍は低温(冷蔵庫内)で、ゆっくり時間をかけて解凍して半解凍(表面はやわらかく中はシンが凍ってる状態)のまま調理しましょう。
⇒ さんま缶詰の栄養成分とおすすめな食べ方 毎日食べて大丈夫?
さんまを焼くのが面倒な時は、さんまの缶詰を使ってみるのもおすすめです。
生さんまとは違った美味しさが味わえます。