台風が発生する一般的な時期と気になる飛行機欠航の基準・判断やチケットの払い戻しについてお伝えします。
帰省や旅行などの日程を決める際、気になる一つに台風があります。
台風の発生する時期や飛行機欠航の基準や判断を知り、慌てず行動で着たらよいですよね。
台風が発生する一般的な時期は?
日本で台風が発生する一般的な時期をお伝えしますね。
最近は、春に台風が発生したことを天気予報で言っているのを聞いたりします。
そんなこともあって、台風が発生する時期は春からなんじゃないかと勘違いしてしまいそうになります。
以前はというより「昔は」と言った方がいいでしょう。
昔は、台風って夏休み期間中や秋の運動会時期が近づいてくる頃に、天気予報で気象予報士のが説明していたんです。
「どうなっているのだろう?」首をかしげたくなります。
でも、一般的に私たちが認識している台風の時期はやはり8月・9月ですよね。
実際に、過去データ1981年以降30年間の平年値から割り出した台風の発生件数を見てみるとよーく分かりますよ。
日本への接近が多いのは次のような順になっています。
8 月>9 月>7 月>10 月
やはり台風の時期は、夏から秋にかけて一般的に私たちが認識している通りということが確認できます。
そうなると、夏休み期間中の旅行や帰省に台風は大きく影響することになるんですね。
ただし、沖縄と奄美だけに接近した台風の平年値を調べると、10月が一番多くなります。
10月の台風は太平洋高気圧が衰退しているので勢いがなく、日本を避けるように南や東の海上を北東へとそれて行くようです。
また日本への接近と発表するのは、国内に点在する気象官署から\(\,300\mathrm{km}\,\)以内に台風の中心が入った時点とのことです。
台風時 飛行機の欠航基準と判断は誰がいつしてるの?
台風が影響している悪天候で飛行機が欠航になる場合、どのような基準で判断は誰がいつしているのか気になりますよね。
特に夏休み期間中の旅行や帰省に飛行機を予約している人は気が気ではないことですからね。
台風時の飛行機欠航の基準
台風が影響している悪天候で、飛行機の便を欠航する・欠航しないの判断は、空港閉鎖などの特別な状況を除き各航空会社に委ねられているということです。
出発地や到着地の気象状況や滑走路の状態などの諸条件と、飛行機の機種別対応マニュアルを照らし合わせて、機長をはじめとする関係者によって当日決定するのです。
しかし、空港への台風直撃が予想されている場合には、当日ではなく事前に航空会社が欠航を決める事もあります。
台風の大きさなどの数値基準などの明確な基準はないようです。
飛行機は、水平飛行中は台風を避けて進路を変更するので、飛行機の航路に台風があってもそれほど心配いりません。
離着陸の際の風の影響を最も強く受けるので、欠航の判断を下す決め手になるのは空港周辺の風向きや風速なのです。
このようなことから、飛行機の遅延や欠航、航路の変更などの判断は、飛行機を一番よく知るパイロットに最終的に委ねられます。
台風時 飛行機欠航の場合にチケットは払い戻しできるの?
搭乗予定の飛行機が台風で欠航した場合、一番の心配は手元にある搭乗チケットはどうなっちゃうのかですよね。
ツアー旅行の場合
搭乗予定の飛行機が欠航となった場合は、ツアー自体が中止になるのがほとんどです。
飛行機が動かないんですから当たり前のこと、旅行に行けないのは残念ですがあきらめるしかありません。
しかし安心してください!
キャンセル料はかかりませんよ。
ツアー代金も全額戻ってくるので、前向きに次の旅の計画をしましょう。
注意すること
台風が近づいているから飛行機は飛ばないだろうなぁ~などと、自分の判断で先にキャンセルをしてしまうと規定のキャンセル料が発生します。
その時の状況によって旅行会社で特別な対応を準備するケースもあるので、台風が気になる時は自分で判断せずに早めに申込みをしている旅行会社へ次のような確認をしましょう。
【旅行会社への確認】
■ツアーの中止の判断はいつするのか?
■中止の場合の連絡はどのようにくるのか?
■自らの意志でキャンセルする際のキャンセル料はどうなるのか? など
事前にこのような必要事項の確認をしておくと、台風接近などの悪天候の予報が出てもスムーズに冷静に対応できますよ。
個人手配の帰省や旅行の場合
搭乗チケットを自分で手配している場合、
台風の影響で悪天候等が予測できる場合は、まずは各航空会社のホームページの運航状況を確認しましょう。
次のような案内が出ていれば振り替えやキャンセルが手数料なしで対応してもらえますよ。
●天候調査中
●条件付き運航
●影響が見込まれる
通常は「変更・キャンセル不可」の格安航空券等も変更やキャンセルを無料で対応をしてくれます。
【自分が予約した便だけ不具合で欠航となった場合】
ただ、運悪く自分が予約した便だけ不具合で欠航となった場合は、「急いでいるので次の便への振り替えたい」と思っても空席がなければ変更はできません。
次のような対応をしましょう。
・空席がある便が出てくるまで待つ
・キャンセルをして他の航空会社を探す
・別の交通手段の利用をするか検討
または、キャンセルして旅行や帰省の計画を考え直しましょう。
帰り(復路)の飛行機が欠航の場合
「帰りの便が欠航して帰れない。」こんな時はどうなるのか・・・
もしかしたらこの場合が一番不安ではないですか?
行き(往路)の欠航とは違い、旅先から家に帰らなくてはいけませんもんね。
一番きついパターンと言えるでしょう。
帰りの復路便が欠航した際は、予定の日に帰れないことがほとんどなので延泊が必要になります。
なんと・・・
その宿泊料金は自己負担となってしまいます。
自然災害は誰の責任でもありませんからね。
あなただけが被害者ではなく航空会社や旅行会社も被害者ということを頭に入れて、どう対応すべきか冷静に考えましょう。
払い戻しをして他の交通手段を使った場合、余分にかかった費用も自己負担となります。
ツアーの場合
【現地係員や添乗員がいる場合】
現地係員や添乗員の指示に従いましょう。
【現地係員や添乗員がいない場合】
旅行会社の連絡先に問い合わせをし航空会社のカウンターの指示に従いましょう。
個人手配の場合
個人手配の場合は払い戻しもすることも可能です。
【出来るだけ早く帰りたい場合】
空港へ行き振り替えを待つのが確実です。
【時間に余裕がある場合】
インターネットや電話等で振り替えの手続きをしましょう。
翌日以降の便になりそうな場合は、ホテルの手配も早めにしましょう。
まとめ
台風が日本へ接近するのは夏から秋にかけてです。
ちょうど、夏休みに期間中にも重なるので、旅行や帰省の計画を立てている方にはちょっとドキドキですね。
ちょっとした移動の際も気をつけてください。
万が一台風が接近してきても慌てないで落ち着いて対処しましょう。