静電気体質が体に与える影響は?改善対策とおすすめの食事

乾燥が厳しくなる季節に悩まされるのが静電気ですよね。
そしてあの「バチッ!」の痛みに人一倍悩まされるのが静電気体質の方です。

「バチッ!」とくる静電気は、痛みだけで済んでいるのか?体にとって大丈夫なのか?と不安に感じている方も少なくないようです。

そこで、静電気体質が体に与える影響やその改善対策、静電気体質におすすめの食事について紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

静電気体質が体に与える影響は?

通常の健康体では、「バチッ!」と静電気が起こる前に自然に放電していることの方が多いのです。
これはつまり、意識することなく何気ない行動の中で何かに触れ、少しずつ静電気を放電しているということです。

 

しかし静電気を放電しにくい人も中にはいます。

このような体内に静電気をため込んでしまいがちな静電気体質の人は、静電気の帯電状態を続けていることになりますよね。
この場合、単に「バチッ!」と瞬間の痛みがくるだけなら良いですが、「体は大丈夫なのか?」と心配になっている方も多いようです。

 

やはり、静電気体質が体に与える影響はあるようです。

あの「バチッ!」とくる痛みの他に、体内のカルシウムやビタミンCなどが流失してしまい、健康や美容に良くないと言われています。

カルシウムやビタミンCなどが流失してしまうことで、どのような症状を引き起こしてしまうのか紹介します。

静電気が体にたまって現れる症状

・血糖値を上げ疲れやすくなる

貧血になりやすくなる

免疫力の低下がおこる

肩こりや腰痛がおこる

ストレスがたまりやすくなる(睡眠不足)

 

上記のようにさまざまな体調不良の症状を引き起こす原因になってしまうのです。

 

免疫力が落ちてしまうと静電気をため込んでいる体が、家の中の空気中のホコリやダニそしてウイルスまでも寄せ付けてしまうのです。
このようなことがおこると、以前からアレルギーを持っている人はホコリやダニに反応して症状が悪化したり、新たにアレルギー症状がでて、肌が痒くなったり皮膚病など病気の原因になってしまいます。

空気中に飛散するタイプのインフルエンザウイルスノロウイルスなどは、この時期どうしても付着することは避けたいですよね。

静電気体質を改善するための対策は?

静電気をためこんでしまう静電気体質のあの「バチッ!」を改善するための簡単にできる対策を紹介します。

加湿器の使用しましょう

空気が乾燥すると静電気が起きやすくなるので、加湿器を使って部屋の乾燥を防きましょう。

乾燥した空気は静電気だけでなく、ウイルスも繁殖しやすくなりますよね。

さらに、冬場はウイルスが増え、静電気によって体に付着しやすくなるので、これらをダブルで防ぎましょう。

最適な湿度とは

◇法令での湿度基準は40~70%と定められています。

 

40%未満
口腔粘膜が乾燥し、インフルエンザウィルスの生存率が高くなり、静電気が生じやすくなる。

70%以上
汗の蒸散が妨げられ不快感が生じ、カビやダニの生育が早くなる。

 

ちなみに、
お肌に良いとされる湿度は、60~65%と言われています。
湿度50%を下回るとお肌は乾燥し始めます。

ドライアイの予防にも、50%は下回らないようにしましょう。

レザー素材を手元に置きましょう

レザー素材は静電気を逃してくれるので、お財布やキーケース、スマホカバーなどをレザーにして手元に置いておくことをおすすめします。

レザージャケットやレザーコートのような上着でなくても良いと言うところが手軽に揃えられるので嬉しいですね。

水分を摂取しましょう

水分を定期的にしっかり摂取しましょう。

寒い季節は水分を摂るとトイレが近くなるからと控える方がいますが、これではますます静電気に悩まされることになりますよ。

マイナスイオンが入ったミネラルウォーターは帯電を和らげ、血もサラサラにしてくれるので意識して摂取するようにしましょう。

柔軟剤を使用しましょう

衣類を洗濯すると、乾燥をさせる時に静電気をためやすくなります。

柔軟剤を使用すると静電気を中和してくれるので、乾燥時に静電気を除去し、適度な水分量を保ってくれるので効果的です。

服の素材や組み合わせを考えましょう

服の素材や組み合わせを考えることで静電気は防ぐことが出来ます。

重ね着をする場合は同じ素材のものが良いのです。
それが難しくても、近い素材のものを着るようにすると良いですよ。

こちらの記事を参考にしてください。
静電気でバチッとなる原因と除去に服の素材や防止ブレスレットは効果ある?

静電気体質を改善させるための食事

同じ環境にいるのに、静電気の起こりやすい人と起こりにくい人がいますよね。

これは、血液のpH(酸性かアルカリ性かを表す指数)に関係していると言われています。

 

血液が酸性に傾くと「-」の電気を持つことができなくなって、余計に「+」の電子を帯びてしまい静電気が起こりやすくなります。
そして体が酸性化すると、体内のイオンバランスは崩れるのです。

これが「ドロドロ血」の大きな原因です。

このドロドロ血を放置すると、静電気を感じやすくなるだけでなく、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症などの生活習慣病の恐れも出てきます。

血液に悪いとされている食べ物

ドロドロ血になりやすい、血液に悪いとされている食べ物の代表はジャンクフードです。
ジャンクフードはお手軽で簡単なんですが、栄養をかたよらせて、血液を濃厚にする作用があると言われているので、頻繁に食べるのは控えた方が良さそうですね。

 

タバコも血をドロドロにしてしまう原因と言われています。
最近は20代、30代でも血管が詰まってしまう人も多いそうなので、気をつけましょう。

 

また、健康的な人の体内(血液)は「弱アルカリ性」、皮膚表面は「弱酸性」です。

血液をアルカリ性に保つ食べ物「ミネラル」を積極的に食べましょう。
ミネラルは、体内に入ると水に溶けてイオンとなって、静電気を中和します。

お肉や魚などの動物性食品にも含まれていますが、植物性食品に含まれるミネラルがおすすめと言われています。

ミネラルを含む食べ物

海藻

海藻はミネラルの宝庫です。
乾燥した海藻を買っておけば、水に戻すだけでいつでも食べられて便利です。

雑穀

精製されていない雑穀には、ミネラルが豊富に含まれています。
雑穀だけを食べるのが一番良いのですが、食べにくくて苦手な方は白米に混ぜて食べましょう。

ミネラルウォーター

水は、ミネラルの含有量によって硬水・軟水に分けられています。
特に硬水はミネラルの含有量が多いのです。
ドロドロ血をサラサラ血にしてくれる効果が期待でるので、日ごろから静電気を除去するためだけではなく、積極的に水分補給しましょう。

 

ただ、アルカリ性食品は体に良いからと、アルカリ性食品ばかりを食べるような偏った食生活は他の病気を招いてしまいます。
アルカリ性食品が体に良くて、酸性食品が体に悪いとは一概には言えません。

人はそれぞれ生活環境も違えば、体質も違うのです。
何事もほどほどがいいんです。

バランスを考えて食事を摂ることを心がけてください。

まとめ

静電気は、単に「パチっ!」と痛いだけでなくて、ホコリやダニ、ウイルスも吸い寄せてしまい、アレルギーや肌荒れ、病気の原因にもなってしまう可能性があります。

簡単にできる改善策を実行して、さらに土や植物にふれて身体にたまった「+」の電子を逃す習慣もつけられたら最高ですね。

こちらの記事も参考にしてください。

 ⇒ インフルエンザの予防と対策に有効な加湿器の効果的な使い方と種類

加湿器を上手に使い、今年の冬は「バチッ!」からさよならしましょう。