厄年に厄払いは必要?喪中の場合は?関東でおすすめの神社や寺院

厄年に厄払いは必要なものなのかと迷う人に、厄払い(厄除け)の考え方や喪中の場合にはどうするのが良いのか、また関東でおすすめの神社や寺院についてお伝えします。

厄年ははるか昔の室町時代から続いている風習です。
厄払い(厄除け)に効果があるものなのかと考える人もいますが、単なる迷信なのかそうでないのか、一度考えてみませんか。

厄年に厄払い(厄除け)は必要?

厄年ははるか昔の室町時代から続いている風習なんです。
この長く続いている風習を単なる迷信と考える人も少なくないようですが、厄年の厄払いには納得できる意味があると思います。

厄年とされている年齢は、医学的にも体に変化が現れてくる節目の年でもあることから、ただ単に凶事が天から降りかかってくるという迷信のような物ではないようです。

「厄年の年齢になると体を壊しやすくなるので用心しましょう。」
「体に変化が起こりやすいの時期だから、健康で過ごせるように日常生活を注意して下さい。」
というような意味なのかもしれません。

ご利益は誰もが欲しいと思うことですが、ご利益というのはあくまでも私たちの努力の上に下るものだそうです。
だから、厄災を避けるには厄払いの祈願をしたからOK、後は自由気ままにではないんですよね。
日常の生活を改め正す事も必要なのかもしれません。

 ⇒ 2021年厄年の年齢(男,女)と厄払いに行く時期や金額の相場

厄年の年齢は男女で違いが合います。
こちらを参考にしてください。

厄払いをしなかった場合

厄払いをしなかった場合、
「厄年なのに厄払いをしなかったことで、悪いことが起きるんじゃないか?」と日々不安になったり心配したりするのであれば、精神的に良いことではないですよね。

万が一、病気になったり事故にあったときに「やっぱり厄年なのに厄払いをしなかったから、こんな悪いことが起きたのかも。」と自分を責めたり後悔するのも嫌ですよね。

厄払いをした場合

厄払いをした場合、
特に一年間悪いことが起きなければ、「やっぱり、厄払いをしておいて良かった。」と思うことが出来たら気持ちが穏やかになります。

もしも、病気になったり事故にあった場合でも、「厄払いをしていたからこの程度で済んだのかも。厄払いをしていなかったら、今頃もっともっと大変なことになっていたかもしれない。」と思えることで、ホッとし安心できます。

要は気持ちの問題ですね。
気になっているのに受けないで、何だか後ろめたさや不安を感じているよりは、厄払いを受けてスッキリした気持ちで安心して過ごす方が、健康的で前向きです。

だから厄年というものが少しでも気になる人は、厄払い(厄除け)受けた方が良いと私は思います。

厄年が喪中の場合 厄払いはどうしたらいいの?

喪中は近親者(家族)が亡くなってから1年間と考えている人が多いようですが、実は違うんです。

神社への参拝やお祝い事をしてはいけない期間は喪中ではなく、忌中(きちゅう)なんです。
忌中でなければ問題なく厄払いを受ける事が出来ますよ。

忌中の期間は死のケガレがあるので派手なことは控えて身を慎み、死を悼みましょうということです。
その期間は最長で50日です。

忌中の期間の目安(忌日数)

次の忌中期間が明ければ日常生活に戻る事が出来ますよ。

■父母(50日)
■義父母(30日)
■夫(50日)
■妻(20日)
■息子(20日)
■娘(10日)
■養子(10日)
■兄弟姉妹(20日)
■祖父母・父方(30日)
■祖父母・母方(30日)
■曽祖父母(20日)
■おじ、おば(20日)

喪中の期間

わりとよく耳にする喪中(もちゅう)ですが、忌中とは違い決められた期間はないのです。

喪というのは悲しみに沈んでいる状態を言います。

つまり、厄払いをして運気を良くしようという前向きな姿勢があるという事は、すでにその時点で喪ではないということになるので、厄年の厄払いには何の問題ないということになるのです。

ただそれでも周りの方々が気になるようならば、四十九日が終わってから晴れて厄払いするのがいいんじゃないでしょうか。。

一般的には、
元日の初詣の時や節分に多くの人が厄払いをしますが、厄を払うための祈願はいつまでに行かなくてはいけないという決まりなどはありません。

いつでも受け付けてくれる神社や寺院はあります。
神社や寺院のHPや電話で確認しお願いしましょう。

厄年の厄払い(厄除け)はどこでするのがいいの?

厄年の厄払いは神社や寺院にお願いするのが一般的です。

特に生まれ育った土地の神社や、お宮参りや七五三などの節目節目でお参りしてきた神社が一番良いと言われています。
また、各地方でも厄払いで有名な神社や寺院などがあるので、そういったところにお願いするのも良いですね。

厄払いをする際、前厄・本厄・後厄全ての厄払いをしようと思っているのならば、最初にここと決めた同じ神社や寺院で3年間するのが良いとされていますよ。

厄年の厄払い 関東でおすすめの神社と寺院

東京で有名な神社

【千代田区】
■神田神社(神田明神)
〒101-0021 東京都千代田区外神田2丁目16-2

■日枝神社
〒100-0014 東京都千代田区永田町2丁目10番5号

【北区】
■王子稲荷
〒114-0021 東京都北区岸町1丁目12-26

【中央区】
■波除(稲荷)神社
〒104-0045 東京都中央区築地6丁目20-37

【江東区】
■富岡八幡宮
〒135-0047 東京都江東区富岡1丁目20-3

【港区】
■豊川稲荷
〒107-0051 東京都港区元赤坂1-4-7

■金刀比羅宮
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1丁目2-7

【渋谷区】
■明治神宮
〒151-8557 東京都渋谷区代々木神園町1-1

【大田区】
■穴守稲荷神社
〒144-0043 東京都大田区羽田五丁目2番7号

【新宿区】
■皆中稲荷神社
〒169-0073 東京都新宿区百人町1丁目11-16

【府中市】
■大國魂神社
〒183-0023 東京都府中市宮町3丁目1

関東厄除け三大師

関東厄除け三大師とは、弘法大師(空海)を祀る寺院(真言宗)のうち、次の3つの寺院です。

【東京都】
■總持寺(西新井大師)
〒123-0841 東京都足立区西新井1丁目15-1

【神奈川県】
■平間寺(川崎大師)
〒210-8521 神奈川県川崎市川崎区大師町4-48

【千葉県】
■観福寺(観福寺大師堂)
〒287-0033 千葉県香取市牧野1752

関東の三大師

【栃木県】
■惣宗寺(佐野厄除け大師)
〒327-0015 栃木県佐野市金井上町2233

【群馬県】
■龍蔵寺(青柳大師)
〒371-0057 群馬県前橋市龍蔵寺町68

【埼玉県】
■喜多院(川越大師)
〒350-0036 埼玉県川越市小仙波町1丁目20-1

※また、以下の6つも入れるとする説もあります。

【東京都】
■本覚院(拝島大師)
〒196-0002 東京都昭島市拝島町1丁目6-15

■深大寺(厄除元三大師)
〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5丁目15-1

【栃木県】
■龍泉寺(足利厄除け大師)
〒326-0044 栃木県足利市助戸1丁目652

■薬師寺(寺岡山元三大師)
〒329-4213 栃木県足利市寺岡町871

【埼玉県】
■大徳寺(道合大師)
〒333-0835 埼玉県川口市道合1221

【千葉県】
■曼茶羅山金胎寺遍智院(小塚大師)
〒294-0233 千葉県館山市大神宮2161

関東三大不動

【千葉県】
■成田山新勝寺(成田不動尊)
〒286-0023 千葉県成田市成田1

【東京都】
■金剛寺(高幡不動尊)
〒191-0031 東京都日野市高幡733

【埼玉県】
■總願寺(不動ヶ岡不動尊)
〒347-0054 埼玉県加須市不動岡2丁目9-18

関東厄除三不動

【東京都】
■瀧泉寺(目黒不動尊)
〒153-0064 東京都目黒区下目黒3丁目20-26

■龍光山正宝院(飛不動尊)
〒110-0012 東京都台東区竜泉3丁目11-11

【千葉県】
■妙泉寺(千葉厄除け不動尊)
〒283-0823 千葉県東金市山田1210

まとめ

厄年がいつもこころの隅にあって気になるようなら、厄払い(厄除け)を済ませて、スッキリした気持ちで1年間安心して過ごしましょう。

厄払い(厄除け)は地元の神社や寺院、または初詣をかねて有名な神社や寺院などを選ぶのも良いでしょう。

近親者に不幸があった時は、四十九日が終わったら晴れて厄払い(厄除け)をしましょう。

 ⇒ 2021年厄年の年齢(男,女)と厄払いに行く時期や金額の相場

厄年を不安に感じ臆することなく、笑顔で前向きに日常生活を送りましょう。