節分には豆まきが付き物ですが、なぜ節分に豆をまくのかわからないと言う人や、節分って何?という人も多いようです。

また、どうして節分に豆を食べるのか、年齢の数食べると耳にするけどどうしてなのか?と疑問に感じている人もいますよね。

そこで、節分とはいつでどんなものか、豆まきをする意味や由来、豆を食べる理由やその数について紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

節分とはいつでどんなもの?

節分はいつ

まず、節分は何月何日なのか紹介しますね。

「2月3日に決まってるんじゃないの?」と不思議そうに言う人が多いです。
以前は私もその一人だったのですが、実はこのとうり下記の通り、2月3日に決まっているというわけではないのです。

・1901年 ~ 1984年  2月4日
・1985年 ~ 2021年  2月3日
・2022年 ~ 2100年  2月2日

節分とはどんなもの?

なんと、もともと節分は1年に4度、春夏秋冬にあり、立春、立夏、立秋、立冬という季節の変わり目の前日をさすものです。
「季節を分ける」ことを意味しているのです。

 

その中でも、立春は冬から春への変わり目で草木が育つ大切な時期です。
旧暦では立春が新たな年の始まりにあたることから特別な意味を持つようになり、いつのころからか「立春前日」を特別に節分と言うようになりました。

立春を新年と考えれば節分は大晦日にあたることから、節分の日に邪気を祓い、新年を幸多き年として迎えられるようにという意味を込めて「追儺(ついな)」の行事が行われました。

追儺(ついな)とは?

追儺とは悪鬼・疫癘(えきれい)を追い払う儀式のことで、新年を迎える行事として中国で行われていたものが、文武天皇の頃に日本に伝わり宮中行事として行われるようになります。

それが次第に庶民にも伝わり、節分行事として行われるようになったのです。

節分に豆まきをする意味や由来

豆まきをする意味

節分になると、「鬼は外、福は内!」と豆まきをする意味は次のような説が言われています。

中国の習俗として、豆は「魔滅(まめ)= 魔を滅する」に例えられ、邪気を払うものとして日本に伝えられました。

 

また日本では昔、京都の鞍馬山から鬼が降りてきて、都を荒らし人々が困っていたところ、毘沙門天のお告げがあったと伝えられています。
毘沙門天のお告げは「故事伝説」として残っています。

魔の目(まめ)= 鬼の目に豆を投げつけて退治せよ」というお告げです。

魔の目に豆を投げつけて魔を滅する。
「魔の目に魔滅(まめ)」という語呂合わせですね。

 

このように、鬼を追い払うために炒った豆をまくようになったようです。

この豆まきに使われる大豆は、昔から五穀(米や麦など)のひとつです。
精霊が宿るとされる穀物で神事にも使われています。

豆まきの由来

豆まきは、中国から伝わった追儺(ついな)という宮中で行われていた厄払いの儀式が由来と言われています。

追儺が初めて行われたのは文武天皇の慶雲3年(706年)です。

昔は、災害や病気、飢饉などの恐ろしい出来事は鬼の仕業と考えられていました。
その鬼を追い払うために陰陽師などによって追儺の儀式が行われていたのです。

鬼について

鬼とは、 邪気や厄の象徴です。

「鬼」という字は、奈良時代から使われていますが、「おに」と読まれるようになったのは平安時代以降になります。

平安時代中期に作られた辞典「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」によると、目に見えないものを意味する「陰(おん)」が転じて、「おに」と読まれるようになったと言われています。

これらの姿形の見えないものをあえて「鬼」というものに具体化して、豆を投げつけて追い払い邪気を払おうとしたのです。

 

鬼の姿というと、角(つの)があって虎の皮のふんどしを着けているイメージですよね。
この誰もが持っている鬼のイメージにはなんと、ちゃんとした理由があるのです。

十二支の中の丑(うし)は陰陽で陰となっています。
更に鬼の住む鬼門に当たるのは、丑寅の方角と言われています。

このことから、鬼の角は丑(うし)から、虎柄のふんどしは寅(虎)からきているのです。

 

このように、節分の豆まきははるか昔から続く日本の伝統文化で、私たちが何気なく普通に見聞きしているものにも、一つ一ついろいろな理由があるのです。

そして現代では、節分に豆まきをして、今年1年の健康を祈願するということが定着しています。

節分に豆を食べる理由と食べる豆の数は?

節分に豆を食べる理由

節分に豆を食べる理由は福を取り込むためです。

また、豆を投げて鬼である邪気を封じ込め、 その豆を食べてしまうということで鬼を退治したということになるのです。

そして、邪気を払った豆は「福豆」とも呼ばれ縁起が良いものとされ、身体の中に取り入れることで無病息災を願うことにもつながるのです。

節分に食べる豆はどのような豆がいい?

節分の豆まきには、必ず炒った豆を使うようにしましょう。
現在、店頭で売られている節分豆は、炒ったものが売られているので心配はありません。

生の豆をまいて、その拾い忘れた豆から芽が出てしまうと縁起が悪いとされています。
炒る = 射るという意味もあるからです。

 

本来は節分に使う豆は、神社やお寺でお祓いをしてもらい、邪気を払った豆を食べていたといいます。

現代の家庭では、神社やお寺でお祓いしてもらう習慣はありませんね。

そこで、豆まきに使う豆は、神棚や仏壇に節分の夜まで置いておくのが良いとのことです。
神棚や仏壇がない場合は、清潔で高いところに置いておくようにしましょう。

節分に食べる豆の数は?

節分に食べる豆の数について紹介しますね。

豆はいくつ食べるのが良いのか迷っちゃうという人が多いようですが、自分の年の数を食べましょう。

ただ、この自分の年の数でなのか問題になってくるのが、次のような2つの説、満年齢の数なのか、数え年の数なのかです。

満年齢で年の数だけ食べる。
満年齢の年の数より1つ多く食べる。(数え年の数)

 

数え年で食べるというのは、豆まきの風習が始まったころの日本が、数え年で年齢を表していたからでしょう。

昔は節分が大晦日と考えられ、立春を1年の始まりとしていました。
今で言うお正月ですね。
大晦日の日に新しい1年の無病息災を願うということで、次の年の年齢である数え年の数の豆を食べていたのですね。

※数え年とは
数え年とは、生まれた日を1歳と数え、お正月を迎えるとさらに1つ歳をとる考え方です。

 

しかし、現在では数え年という言葉さえほとんど耳にする機会はありませんね。
だから満年齢の数、数え年の数どちらでもOKのようです。

七五三のお祝いでも、それぞれの家庭の都合で、満年齢で祝ったり、数え年で祝ったりしています。

節分豆を食べるという本来の意味は、福を取り込み無病息災を願うことですから、満年齢の数の豆を食べるも良し、満年齢に1個プラスして食べて良しですね。

まとめ

節分や豆まきの意味、豆を食べる理由を知ると、こんなにも縁起のいい風習だったんだとあらためて思います。

今年は今まで以上に心を込めて「鬼は~外!福は~内!」と声をだしてみましょう。

家族一人一人が、それぞれの思いや願いを込めて豆を年の数だけ食べる、なんだか暖かくほっこりしてきますね。