どんど焼きは、毎年1月15日の小正月の頃に全国で行われます。

しかし、どんど焼きの意味や由来を知らない、存在すら知らないという人も多いようです。

何を焼くのでしょう?

また、団子を焼いて食べることにどんな意味があるのでしょう。
作り方や食べ方も気になりますよね。

そこで、どんど焼の意味や由来 何を焼くのか、団子を食べる意味と作り方や食べ方を紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

どんど焼きの意味や由来

「どんど焼き」最近ではあまり聞きなれない言葉ですよね。
この、どんど焼きにはどんな意味や由来があるのか紹介します。

「どんど焼き」と呼ぶのはなぜ?

「どんど焼き」という呼び方については次のように諸説あります。

・「尊(とうと)や尊(とうと)」とはやしなが火を燃やすことから、そのはやし言葉が後になまって「どんど」に変わったという説。

どんどんと火が燃える様子から「どんど」名付けられた説。

・門松の中の竹が燃えて割れる音が「どんど」と聞こえることから命名されたとされる説。

 

一方で、爆竹(とんど、ばくちく)と言われた「爆竹焼(とんどやき)」が、「どんど焼」になったという説もあるようです。

 

火は穢れを浄め、新しい命を生み出し、竹の爆ぜる音は災いを退けるのです。
後に、この行事が庶民の間に広まって今の「どんど焼き」となったといわれています。

 

また、どんど焼きは「左義長」、「三毬杖」、「爆竹」、「鷺鳥」と書いて全て「さぎちょう」このようにも呼ばれます。

現在のどんど焼きとは

現在のどんど焼きとは、どのようなものか紹介しますね。

現在のどんど焼きは、歳神様が天に帰っていくための火祭り行事です。

小正月の行事のため1月15日に行うところがほとんどですが、中には14日や16日に行うという地域もあるようです。

 

新しい年に歳神様をお迎えするために用意した門松やしめ縄などを、神社の境内などにやぐらを組み高く上に積み上げて火を燃やします。
その際もくもくと立ち上る煙に乗って、歳神様は天に戻っていくのです。

 

この時、「どんど焼き」の火にあたり、1年間の無病息災、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛、大漁を祈願し、「どんど焼き」で焼いたお団子やお餅を食べるのです。

 

近年ではこの「どんど焼き」を町内会や子供会の主催で、広い田んぼや畑、浜辺などにやぐらを組み、神社以外の場所で行う地方もあるようです。

どんど焼では何を焼くの?

「どんと焼き」の由来からすると、焼かれる物は歳神様にまつわる年末年始の行事に関係したものになりますよね。
基本的には、お正月に飾った門松や注連縄(しめなわ)などのお正月飾りや書き初めです。

 

しかし、歳神様にまつわる年末年始の行事以外の古いお守りやお札、だるまなどを、どんど焼きに持ち込んでいいのか気になっている人も多いのではないでしょうか。

どんど焼きは元々は神社で行っていましたが、今では町内会や子供会などで行う地域もあります。

地域によって対応が異なるようなので、事前に主催者に問い合わせて確認しましょう。

神社で行う場合、お守りやお札は持ち込める場合もありますが、古いお守りやお札は初詣の時にお返しするのがいいのではないでしょうか。
迷う時は必ず地域の主催者や神社に確認しましょう。

 

また、水子供養や厄除けなどの特別なお札は、お札をいただいた神社仏閣へ納めましょう。

「どんど焼き」は歳神様をお送りする行事なので目的が異なってしまわないように気をつけましょうね。

持ち込む材質に注意

どんど焼きで焼いてもらう材質をしっか確認してから持ち込むようにしっかしましょう。

燃やせる材質は「紙、木、わら」などです。

ダイオキシン等の有害物質が発生するおそれがある次のような材質は取り外してから持ち込みましょう。

プラスチック
ビニール
ガラス
金属
化学繊維

ダイオキシンの問題で伝統行事の「どんど焼き」が禁止になっては大変ですよね。

近年実際に、ダイオキシンが原因で禁止になっている地域もあるようです。

どんど焼きで焼く団子の意味や作り方、食べ方は?

どんど焼きで焼く団子は、小正月の飾りとして作り、神様へのお供えとしで家に飾ったものをどんど焼きに持ち寄って、お正月に飾った門松や注連縄(しめなわ)などのお正月飾りや、書き初めを燃やした残り火で焼いて食べます。

どんど焼きの火で焼く団子を食べることで、一年間風邪をひかない、健康に過ごせる、虫歯にならないなどと言われています。

 

団子の呼び名も次のように地域によって異っています。

繭玉
舞玉
生業木(なりわいぎ)
木団子
餅てまり

団子はいつ作るの?

団子はどんど焼きの前日に作って飾る地域や、一夜飾りは縁起が良くないということで2日前に作り飾る地域もあります。

このようにその地域で作る日は異なるようです。
地域の年配者の方にお聞きするのが良いでしょう。

団子を飾る木は?

団子を飾るために使用する木の枝は、柳の木、ナラ、山桑、ヌルデ、ミズキです。

その中でもミズキの枝が特におすすめとのことです。
その理由は次の通りです。

・小枝が細く揃っていて団子が刺しやすい
・枝の先が上向きになっている
・枝の色が赤みを帯びて美しい

どんど焼き団子の作り方

材料

・上新粉 200g
・砂糖  大さじ2
・熱湯  200g
・食紅 (赤、緑)

手順

1.上新粉と砂糖をボウルに入れてまぜます。

 

2.ボウルに熱湯を注いで木べらなどでよくまぜ合わせます。
最初はパサパサしていますが、だんだん水分が粉に馴染んでくるので心配いりません。

 

3.生地がまとまってくるので手を使ってよくこね、耳たぶの柔らかさにします。

 

4.団子の生地は6等分に分けて丸め、約25分間蒸し器で蒸します。
火の通りを早くするために、団子の中央をへこませて蒸すのがポイントです。

 

5.少量の食紅を水で溶いて用意しておきます。

 

6.蒸し器から団子をボウルに移して粘りが出るまでこねます。
熱いので、麺棒でついてもOKです。

この時に食紅液を混ぜて色(赤、緑)をつけ、丸めて3色(白、赤、緑)団子を作ります。

※食紅がない場合は白のみでもOKです。

 

7.団子が冷めてから木の枝(ない場合は竹串)に刺します。

どんど焼き団子の食べ方

普通の団子と同じに、お汁粉やお雑煮に入れて食べましょう。

きな粉やあんこをつけたり、砂糖と醤油でみたらし団子にするのも美味しいです。

※お団子を作り過ぎた時は熱いうちにラップをして、冷凍保存しましょう。
食べたい時に、冷凍したままお湯に入れて茹でれば、柔らかく美味しいお団子を食べることができます。

まとめ

どんど焼きは歳神様を送る風習、伝統行事です。

「これはどんど焼きで焼いていいのかな?」迷ったときは、神社や地域の主催者に事前に問い合わせて確認してから持ち込みましょう。
本来のどんど焼きの意味を忘れないようにしたいものです。

こちらの記事も参考にしてください。
書き初めの由来や意味と小学生におすすめな言葉 うまく書くコツと練習方法

そして、子供達と一緒にお団子を手作りして、どんどやきの火で焼いて健康を祈願しながら食べてみましょう。
昔からの風習、伝統行事を楽しみながら伝えて行けたら良いですね。