コーヒー豆を挽いた後の粉の保存方法と賞味期限は?

コーヒー豆を店頭で挽いてもらった後、美味しくコーヒーを飲むにはどのような保存方法が良いのかまた賞味期限がどのくらいなのかお伝えします。
お家カフェを思う存分楽しみましょう。

コーヒー豆を挽いた後の粉の保存方法は?

近年は自宅で飲むコーヒーもインスタントコーヒーではなく、お気に入りのコーヒー豆を見つけてコーヒーメーカーやハンドドリップで香りや味を楽しんでいる人が多くなっていますよね。
家にコーヒー豆を挽くコーヒーミルがあればコーヒーをいれるときに必要な分だけ粉にすることができるので保存方法について問題はありませんね。

しかし、コーヒーミルない場合は問題が発生してしまいます。
お店でコーヒー豆を挽いてもらい粉の状態で購入するしかありません。

この時に気になるのは、挽いたコーヒーの粉の香りや美味しさを保つにはどのように保存をしたらいいのかです。

最近、家の近所に自家焙煎のコーヒー豆を販売している店舗を見つけたのでお店の方に保存方法をお聞きしたんです。
また、同時期に行きつけのコーヒー店のオーナーにも同じことを聞いてみました。

お二人から教えて頂いた保存方法は同じではなかったので、それぞれ紹介しますね。

●コーヒー豆(粉)専用の保管容器に入れ常温保存
コーヒー豆を挽いて粉にすると豆の状態の時に比べて空気に触れる面が圧倒的に多くなるので、粉が酸化するスピードは早くなり香りが逃げていくのはしょうがないんです。
だから、一度に大量購入することは控えるしかありません。
面倒かもしれませんが、出来れば1週間分づつ(約200g)購入しましょう。

自家焙煎のコーヒー豆を販売している店舗の方からは、豆を挽いて粉にしてしまえば冷凍保存も常温でコーヒー豆(粉)専用の保管容器での保存も大して変わりないと言っていました。
1週間~長くても2週間以内に飲み切れれば冷凍保存などの手間をかける必要はないとのことでした。

冷蔵庫内なら安全と考える人がいますが、コーヒー豆を挽いた粉は湿気が大敵なので冷蔵庫の中に入れるのはやめてくださいと言われました。
何でも冷蔵庫に入れればいいと言う訳ではないのですね。
注意注意、要注意です!

【私の場合】
私はこの簡単な保存方法を続けています。
手間をかけなくていい分、10日に一度もしくは1週間に一度の間隔で購入することになりますがとても楽ちんだし毎日美味しくコーヒーを飲んでいますよ。

●ジップロックに入れて冷凍庫で保存
行きつけのコーヒー店のオーナーから教えてもらったのはジップロックに入れて冷凍庫で保存する方法です。
コーヒー豆を挽いて粉にしてもらったら、入っていた袋のままできるだけ空気を抜いてジップロックに入れて冷凍庫で保管しましょう。
この時の注意点は、ニオイの強いものとは一緒にしないことです。

例えば、餃子の冷凍などでしょうか。
コーヒー豆(粉)は湿気やニオイを吸収してしまう特徴があります。

使用時は冷凍庫から出してそのままドリップしてOKです。
解凍する必要はありません。

この時、必要な分を素早く取り出し素早くまた冷凍庫へ入れてくださいね。
常温に置いておいて水滴がついてしまったら大変です。
湿気は大敵ですからね。

冷凍庫で保存する場合も一度に大量購入することは控えましょう。
大量に購入した場合は小分けにして冷凍しましょうね。

コーヒー豆を挽いた後の粉は、1週間くらいで飲みきる量ならばコーヒー豆(粉)専用の保管容器に入れ常温保存しそれ以上ならば冷凍保存が良いですね。

ただし、冷凍庫にいれておけば大丈夫いつまででも美味しく飲めるということではありません。
だんだんと香り成分は無くなってしまうので、なるべく早く使い切りましょう。

コーヒー豆を挽いた後の粉の賞味期限

コーヒーには明確な賞味期限がありません。
だから古くなったコーヒー豆でも飲めちゃうんです。

しかし香りや味を楽しむには、焙煎してから豆の状態で2週間以内と言われています。
やはり時間が経つと香りが弱くなって嫌な酸味や苦味が強くなっていきます。

豆の状態で2週間以内なのですから、挽いた後の粉の場合はさらに賞味期限は短くなりますね。

コーヒー豆を挽いた後の粉の場合は、
コーヒー豆(粉)専用の保管容器に入れ常温保存で1週間~2週間程度です。
冷凍保存した場合は1~2ヶ月程度です。

保存状態の悪いものや古いコーヒー豆で入れたコーヒーを飲むと、胃のむかつきや吐き気などの症状が現れることもあるので注意しましょうね。

まとめ

コーヒー豆には明確な賞味期限がありません。
しかし、コーヒー豆は挽いた時点から劣化が始まるので基本的には長期保存には向いていないので大量購入は控えましょう。

香りを楽しみ美味しいコーヒーを常に飲みたいのであれば、コーヒミルで必要量をその都度挽いて飲むのが一番ですが、その都度挽くことが出来ない場合は1週間で飲み切る分量を購入しましょう。

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同じコーヒー豆でも用具を替えて淹れると味の変化を楽しめるでしょう。