赤ちゃんがノロウイルスに感染して、嘔吐や下痢を繰り返して辛そうにしている姿を見ていると、お母さんは心配でたまらないでしょう。

この辛い嘔吐や下痢はいつまで続くのでしょう。
また授乳や離乳食、お風呂はどうしたら良いのでしょう。

そこで、ノロウイルスの潜伏期間や完治期間、感染期間、母乳やミルク、離乳食の与え方、お風呂について紹介します。

参考に慣れれば幸いです。

では本題に入りましょう。

赤ちゃんがノロウイルスに感染 嘔吐や下痢はいつまで?

ノロウイルスは感染力がとても高く、嘔吐や下痢を繰り返します。
突然やってくるように思えるノロウイルスですが、そんなことはありません。

ノロウイルスの潜伏期間

ノロウイルスの潜伏期間を紹介します。

ノロウイルスの潜伏期間は12~72時間です。
感染して早ければ当日中に症状が現れることもあることから、ノロウイルスは突然やってくると思う方は少なくないようです。

ノロウイルスの完治期間

それでは、気になる完治するまでの期間を紹介します。

ノロウイルスの主な症状、嘔吐や下痢、発熱は2~3日で症状が緩和され、1週間ほどで症状が落ち着くと言われています。

 

ですが、まれに長引いてしまうこともあるのです。

症状が緩和されるまでの間に、脱水症状や免疫力低下のため別の病気にかかってしまったり、近くにいた人がノロウイルスに感染してしまい、まさかの2度目の感染になってしまうこともあります。

 

このように症状が長引いてしまわないよう、1週間以上たっても下痢がおさまらない場合は、ノロウイルス以外の原因で下痢を起こしているかもしれないので、迷わず小児科を受診しましょう。

ノロウイルスの感染期間

ノロウイルスでとてもやっかいなのは感染期間の長さです。

嘔吐や下痢、発熱などの症状が落ち着いて「ホッとしたぁ~。」なんて油断しないようにしましょう。
なんとびっくり、症状が落ち着いても3週間程度は、赤ちゃんのうんちにノロウイルスが排出されているというのです。

ということは症状が落ち着いても、回復後3週間程度は他の方々に感染するということです。

また、このやっかいなノロウイルスは、枕や衣類の表面でも数週間は生存するそうです。

恐るべしノロウイルスです。
お母さんはおむつ交換時には十分に気をつけてください。

おむつ交換に注意

おむつ交換はとてもクセ者です。

「おむつ交換にはとても気を付けていたのに、お友達にも家族にも調子が悪かった人はいなかったのになぜ?」というお母さんは少なくありません。

いったいどこでノロウイルスに感染したのでしょうね。
こんな場合、なんか納得できませんよね。

でも、記憶をさかのぼると原因はおむつ交換あることが多いのです。

症状の出る、1~2日前にショッピングモールなどに行って、おむつ交換した心当たりはありませんか?
この外出時のおむつ交換で感染するケースも非常に多いと言われています。。

赤ちゃんってなんでも触って、なんの迷いもなくその手を口に入れて指しゃぶりしてしまいますからね。

赤ちゃんがノロウイルスに感染 母乳やミルクや離乳食は?

ノロウイルスに赤ちゃんが感染してしまったら一番心配なのは脱水症状、次に栄養面ですね。

赤ちゃんがノロウイルスに感染してしまった場合の、母乳やミルク、離乳食について紹介します。
赤ちゃんの月齢(授乳期や離乳食期)によって対応は変わってきますよ。

授乳期の場合

ノロウイルスに感染したからといって、母乳やミルクを控える必要はありません。
母乳やミルクは与えても大丈夫です。

むしろ、下痢から脱水症になる可能性ががあるので、水分補給のためにも母乳やミルクは安心してしっかりと飲ませてあげましょう。

ただ、母乳はお腹にも優しいので欲しがるだけあげて大丈夫なのですが、ミルクの与えすぎは良くないので、白湯与えたりいつもより少し薄めに作るようにしましょう。

母乳やミルクを与えるコツ

少量頻回」が基本です。

・吐いた後は2時間ほど飲ませるのを控えます。
・一回に飲ませる量は少なめにします。
与える間隔は30分~1時間くらい空けます。(嘔吐する様子がなければもう一度飲ませましょう。)

 

嘔吐を繰り返して、どうしても母乳やミルクが飲めない場合は、点滴などで脱水症を予防する必要があります。
赤ちゃんの状態をみてかかりつけの小児科を受診しましょう。

離乳食期の場合

離乳食を開始しているタイミングで、ノロウイルスに感染してしまった場合は、離乳食の与え方には少し気をつけましょう。

基本は母乳やミルクを飲んでも、嘔吐しないようになってから食事を与えるようにしましょう。

 

赤ちゃんが食べたがらなければ無理に食べさせる必要はありません。

 

離乳食を欲しがるようであれば、おかゆやじゃがいもをゆでて潰したものなど、でんぷん質を多く含む離乳食を少しずつ様子を見ながら与えてみます。
これで嘔吐しなければ、徐々に離乳食の量や種類を増やしていきます。

あまり食事制限を長引かせると栄養が偏ってしまうので、このさじ加減が難しいのですがなるべく早く通常の離乳食に戻せるようにしましょう。

離乳食期の下痢時のポイント

水分補給をしっかりと与えます。
湯冷まし、麦茶、番茶、野菜スープ、赤ちゃん用イオン飲料などでこまめに水分補給を行います。

・デンプン質中心の食事を心がけます。
おかゆやジャガイモなどの便が固まりやすくて消化吸収がよいデンプン質中心の食事がおすすめです。

ペクチンが下痢に効果的です。
リンゴ、ニンジンに多く含まれているペクチンは、デンプン質の食事と組み合わせると下痢に効果的です。
また、リンゴやニンジンは、すりおろして利用するとペクチンの効果が高くなります。

・なるべく早く元の離乳食に戻しましょう。
慎重になりすぎに注意です。
食事制限が長引くと、栄養不足で体力が低下してしまいます。
食欲が出てきたら、エネルギーとなる糖質の食事のほかに、白身魚や豆腐など良質のタンパク質を与えて、早めに元の食事に戻すようにしましょう。

 

二次感染は絶対に避けたいですよね。
離乳食を作ったり家族の食事を作ったりとキッチンで作業するお母さんは、手についてしまったノロウイルスが調理器具などについてしまわないように、十分注意しましょう。
調理器具や食器などはキッチンハイターなどを使って消毒するようにしましょう。

赤ちゃんがノロウイルス感染 お風呂はどうする?

新陳代謝が活発な赤ちゃんは、毎日お風呂に入れているご家庭がほとんどでしょう。

ノロウイルスに感染してしまった場合、嘔吐や下痢で汚れてしまった赤ちゃんの体をお風呂でキレイにしてあげたいとお母さんは思いますよね。

しかし、ノロウィルスに感染している赤ちゃんは、かなり体力が落ちています。
入浴することで体が温まると嘔吐が激しくなる可能性もあります。

まずは無理な入浴は控えましょう。

 

ただ、下痢の症状でお尻がかぶれる赤ちゃんのいるので、嘔吐や下痢が落ち着くまでは座浴などでお尻の清潔を保ったり、汗をかいている体は拭いてあげたりして清潔を保つようにしましょう。

下痢や嘔吐などの症状が治まれば入浴は可能です。

入浴時の注意ポイント

しかし、ここで気をつけなくてはいけません。

回復後も赤ちゃんの便からはノロウィルスの排泄が続くので、3週間程度は感染する可能性があると言われています。

 

このようにノロウイルスは感染力の強いウイルス性の病気なので、お父さんやお母さんが赤ちゃんと一緒に湯船につかるのは危険です。
感染のリスクがあります。

お風呂に入れる場合には、赤ちゃんはしばらく最後に入浴する、またはシャワーのみが良いでしょう。

湯船に入る前には、赤ちゃんのお尻はしっかり洗うことを忘れないでください。
体を洗うタオルや体を拭くタオルも赤ちゃんと同じ物を使わないようにします。

 

そしてお風呂はしばらくの間、消毒することをおすすめします。
念には念をです!

お風呂の水は毎日かえて、浴槽は消毒液で消毒後に洗剤できれいにしましょう。

また浴槽だけでなく、洗い場の床や洗面器なども消毒後に洗剤できれいに洗いましょう。

 

※浴槽、洗い場の床、洗面器に使用する消毒液
消毒液は、5Lの水に市販の漂白液(濃度5%)をキャップ1杯(約20ml)を混ぜ合わせます。

こちらの記事も参考にしてください。
赤ちゃんノロウイルスに感染 症状や感染経路と対処方法は?

まとめ

ノロウィルスに感染すると辛い症状が続きます。
ワクチンも特効薬もないので、インフルエンザ以上に感染は避けたウイルスですが、主な症状(嘔吐、下痢、発熱)は2~3日で緩和されて1週間ほどで症状が落ち着きます。

赤ちゃんの脱水症状に気をつけ、母乳やミルク、離乳食を少しずつ様子を見ながら与えてましょう。

下痢の症状でお尻がかぶれるとかわいそうですが、家族間の感染を防ぐためにも無理な入浴はおすすめできません。

お風呂もしばらくの間は消毒して、家族そしてお母さん自身の健康も守りましょう。