女性には加齢臭はないと思っている人が多いようですが、年を重ねると加齢臭は誰でも起こりえる現象です。
以外ですが、男性より女性の加齢臭の方が深刻と言われているのです。
どんな臭いなのか不安になりますよね。
これは女性ホルモンの分泌が減少してくることが関係しています。
皮脂腺が多い頭皮はどんな対策をしたらいいのか、女性ホルモンを増やす食べ物はどんなものなのか知りたいでしょう。
そこで、女性の加齢臭はどんな臭いか、頭皮対策、ホルモンを増やす食べ物を紹介します。
女性の加齢臭はどんな臭い?
「加齢臭」は中高年男性から漂う独特の臭いと思っている方が多いようです。
また女性には、加齢臭はないと思っている人も少なくありません。
みなさんが思っているように、男性の方が加齢臭が強いのは皮脂量が女性よりも多いからです。
しかし、女性にとって人ごとでありませんよ。
女性の加齢臭のほうが男性よりキツく、期間も長いとも言われているのです。
一般的に加齢臭は、古いタンスの臭い、押入れの中の臭い、油臭くて青臭い臭いなどに例えられています。
「えぇー、このような臭いがわたしの体から出てくるなんて信じられない。」と全ての女性が思いますよね。
それでは、女性の加齢臭のほうが男性よりキツく、期間も長いと言われる理由を紹介します。
更年期以降の加齢臭と女性ホルモンの関係
女性ホルモンは皮脂の分泌を抑える働きを持っているのです。
ホルモンバランスが正常な場合は皮脂が過剰に出ることがありません。
だから、皮脂量の多い男性の方が加齢臭が強いのですよね。
しかし、女性は加齢により女性ホルモンの分泌が減少してくると、男性ホルモンの働きが強くなってくるので皮脂が増えくるのです。
つまり、女性ホルモンの分泌がが減少し始める40代から段々と「加齢臭」が気になる女性が増加するというわけです。
女性の場合、更年期以降には女性ホルモンが減る一方です。
それに伴い加齢臭がより出やすくなり、臭いも年々右肩上がりで強くなってしまいます。
女性ホルモンってすごいですよね。
加齢臭まで抑えてくれているんですね。
60代以降の男性の場合
女性とは逆に男性の場合は、60代以降には男性ホルモンが減少していくので、それに伴い皮脂量も減ってくるので加齢臭が弱まります。
女性の加齢臭 皮脂腺が多い頭皮対策は?
皮脂腺が多い身体の部分はどこだと思いますか?
女性は「顔面」と考える人が多いようですが、正解は「頭皮」です。
よく枕カバーから加齢臭がするといわれる理由がここにあります。
男性も女性も、皮脂腺が多い頭皮から加齢臭が出やすいのです。
それでは、皮脂腺が多い頭皮の加齢臭対策のポイントを紹介します。
頭皮の加齢臭対策ポイント
頭皮の加齢臭対策は頭皮をキレイに清潔に保つことが一番です。
女性の場合、朝シャンプーをして夜もシャンプーするという人が多いですよね。
2回シャンプーすれば完璧と思いたいですが、シャンプー剤を使いすぎると必要な皮脂までが除去されてしまうので、シャンプー剤を使うのは1日1回がベストです。
もしも、1日に何度も髪を洗いたい場合は、シャンプー剤を使うのは1回にし、後はお湯で流すだけで十分です。
頭皮をキレイにする
頭皮は皮脂の分泌がもっとも多い部分です。
しかし「毎日、頭は洗っているのに、だけど頭皮から加齢臭がする。」という人が多いようです。
もしかしたら、シャンプーの仕方が間違っているかもしれませんね。
★シャンプーは優しく丁寧に
1.まず、お湯で頭を十分にすすぎ、シャンプーを使う前にお湯だけで頭を洗います。
2.次にシャンプーを軽く泡立てて髪の毛に馴染ませ、丁寧にもみ洗いしましょう。
3.あとは頭皮を指の腹で丁寧に頭の下から上に向かって洗っていくのです。
※爪を立てて洗ったりしないように気をつけましょうね。
4.最後にシャンプーはきちんと洗い流す。
これだけで随分違ってくるはずです。
頭皮をよく乾かす
シャンプー後はそのまま放置するのは良くありません。
重要なのは、髪よりも頭皮をよく乾かすことです。
生乾きのままで放置しておくと雑菌が繁殖し、雑巾のような蒸れた臭いが発生してしまう原因となりますよ。
ブローする時は、髪の表面を乾かすのではなく、内側から乾かすように気をつけてください。
ただ、髪が傷むので、ブローのしすぎは厳禁です。
ドライヤーの冷風機能を使い髪のダメージを抑えましょう。
髪の毛の乾かし方はこちらの記事を参考にしてください。
⇒ 梅雨時に髪が広がりうねるのはなぜ?お手入れや対策とアレンジのおすすめは?
朝にお風呂(時間に余裕があるのなら)
夜、洗髪しても朝起きると頭皮からの加齢臭が気になる場合には、朝にお風呂に入るのが良いでしょう。
女性にとって朝の時間は貴重ですが、早起きして朝お風呂に入り洗髪すると、日中は加齢臭を気にせずにすみます。
通勤や通学で電車を利用する人は、特に汗をかきやすくななるし、電車内だけでなく学校や職場でも頭皮の臭いは気になってきますよね。
そんなストレスは朝のシャンプーで解消できます。
20代、30代の女性でも気になる頭皮の臭い。
さよならしましょう。(^^)/~~~
女性の加齢臭に関係あるホルモンを増やす食べ物
女性の加齢臭を抑えるには、ホルモンバランスを整えることが重要です。
ストレスや生活習慣で、ホルモンバランスを崩してしまうと皮脂の過剰分泌がおこってしまいます。
女性ホルモンの充実させるためには、大豆イソフラボンやザクロ、プエラリアが女性ホルモンを助け、からだの中に入ってから女性ホルモンと同じ働きをしてくれます。
40代を過ぎたら動物性たんぱく質は控えて、植物性たんぱく質を摂取したほうがいいのです。
動物性たんぱく質は控えることで、生活習慣病を予防する意味と、女性にとっては体臭を防ぐ効果があるからです。
豆腐や納豆をよく食べるようにすると女性は加齢臭を軽減することができると言われています。
肉食の欧米人は体臭がきついとよく言われますよね。
確かに食べ物と体臭は非常に密接な関係があって、加齢臭も例外ではないのです。
脂肪分の多い食事の後ほど、皮脂腺から皮脂が多く分泌されるのでノネナールの発生量も多くなるわけです。
このような事から、できるだけ動物性たんぱく質は魚を食べることで摂取し、植物性たんぱく質を増やしたほうが加齢臭対策になります。
植物性たんぱく質と同時に摂取量を増やしたほうがいいのは、抗酸化作用を持つポリフェノール、コエンザイムQ10、アスタキサンチン、ビタミンC、ビタミンE、そして食物繊維を多く含む食材になります。
抗酸化成分は皮脂の酸化を防ぎ、加齢臭を防いでくれます。
そして、年齢とともに老化する細胞も守ってくれるので、40代以降は加齢臭に関係なく、アンチエイジングのためにも摂取量を増やしたい成分となります。
生活リズムや食生活を見直すことも忘れずに
夜遅くまで起きていたり、運動不足や食事のバランスが悪いなど、これらの生活リズムや食生活の乱れは、活性酸素や皮脂が増加する原因となる場合があります。
活性酸素の増加は、加齢臭だけでなく、シミやシワの増加やガンの発生、糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病をまねくことにもなりかねないので、自分の今の生活リズムや食生活を見直してみましょうね。
まとめ
加齢臭は男性だけに関係すると思われていた「加齢臭」ですが、年を重ねると誰でも起こりえる現象です。
また女性ホルモンの関係で女性の加齢臭のほうが男性よりキツく、期間も長いなんてビックリですね。
頭皮を清潔に保ち、女性ホルモンが増えるとされている食べ物を意識的に摂るようここをがけましょう。
加齢臭の発生場所と枕カバーの洗濯方法 朝シャワーのポイントは?
こちらの記事も参考にしてください。