盆飾りの飾り方 いつからいつまで飾り片付け方や処分方法は?

お盆を迎えるための盆飾りの飾り方と飾り始める時期と期間はいつからいつまでなのか、また片付け方や処分方法についてお伝えします。

今年初めて自分がお盆を迎えなくてはならない人方にとっては、盆飾りの飾り方がわからないと悩む人もいるでしょう。
しかし、難しく考える必要はありませんよ。
時間に余裕を持って準備しましょう。

お盆を迎えるための盆飾りの意味と飾り方

お盆は年に一度、ご先祖様や故人の霊が家族の元に帰ってくる期間とされています。
お盆には迎え火を焚いて、ご先祖様や故人が迷わずに家に来られるようにお迎えし帰ってきた先祖様や霊の供養をしましょう。

先ずはお盆と提灯、盆棚との関係について紹介しますね。

●お盆と提灯との関係
お盆は年に一度、ご先祖様や故人の霊が「提灯の灯り」を目印に帰ってくると言われています。

このように目印とされる提灯には、ご先祖様や故人をお迎えするための「迎え火」としての意味があるんです。

●盆飾りを飾る盆棚とは
お盆の時期にご先祖様や故人の霊をおもてなしするための供物を供える棚を盆棚(または精霊棚)と言います。

お盆の期間中は、盆飾りを飾った盆棚のお供え物は切らさないようにしましょう。

盆棚(精霊棚)に飾るもの意味

盆棚(精霊棚)を飾るものは、その地域や各家庭の習慣などでそれぞれ異なるようですが、大切なご先祖様や故人の霊をお迎えするために用意されるものです。

一般的に盆棚に盆飾りとして飾るものは下記の通りです。
仏具店はもちろんですが、花屋さんでもホームセンター、スーパーでも購入することが出来ますよ。

【ござ】
お釈迦様が真菰(まこも)で編んだ寝床に病人を寝かせて治療されたとされるいわれがあることから、真菰を使ったござを盆棚に敷きます。

【青竹】
今では盆棚も略式化されているので見る機会は少なくなりましたが、正式な盆棚は青竹を四隅に縦て、縄を張ってほおずきをつるします。
青竹を立てて縄を張ることで結界を張るという意味があるんです。

※結界とは
結界を簡単に言うと、聖なる場所と俗なる場所とを分ける境目のことです。

【ほおずき】
今では盆棚も略式化されているので見る機会は少なくなりましたが、正式な盆棚は青竹を四隅に縦て、縄を張ってほおずきをつるします。
ほおずきは霊に場所を示す「盆提灯」に見立てているという意味があります。

【なす】
なすを使って精霊馬と言われる牛を作ります。

【きゅうり】
きゅりを使って精霊馬と言われる馬を作ります。

精霊馬には次のような説があります。
■先祖の霊が馬にまたがり荷物を背負わせた牛を引き連れて孫の元に帰ってくるという説
■先祖の霊は馬に乗って早く帰ってくる。また帰る時は牛にまたがりゆっくり帰っていくためという説

盆飾りの飾り方(お迎え準備の仕方)

盆棚(精霊棚)を飾るものの意味がわかったところで、盆飾りの飾り方を紹介しますね。

盆飾りは正式には青竹を四隅に縦て縄を張ってと大掛かりに祭壇を作りますが、地域によって慣習などにに違いがあり一概には言えません。
最近は住宅事情が以前とは変化し簡単な略式の盆棚を作る人が多いようです。

マンション住まいなどの場合は正式な大掛かりな祭壇を作ることが難しいですもんね。

【私の場合】
実は昨年から母に代わり私がお盆を迎える準備をすることになりました。
自宅はマンションなので、簡単な略式の盆棚を作りました。
これから毎年やって行くことになりますから、精神的な負担を少しでも軽くしたいと思ったからです。
後、準備をしていきながら金銭的な負担も結構あるなと気づきました。
無理をしたら続きません。

その時の仏壇やさんで教えて頂いた飾り方を紹介しますね。

【用意するもの】
■経机 または 小机
■真菰(まこも)または 敷物
■仏花

 ⇒ 切り花を長持ちさせる方法と花の種類 熱湯の湯あげや10円玉に効果ある?

■ほおずき
■花瓶
■お線香

 ⇒ 仏壇にあげるお線香の本数と鐘を鳴らす回数 お墓参りには何本?

■香炉
■お鈴(リン)
■ローソク
■ローソク立て
■提灯
■お供え物(季節の野菜や果物、故人の好物)
■なすで作った牛
■きゅうりで作った馬

※野菜と仏花以外は全て仏壇やさんで購入できましたよ。

【盆飾りの飾り方(お迎え準備)】
1. 前日12日にお迎えの準備をします。
忘れ物がないか、用意するものを再度確認しましょう。

2. 仏壇の前などに経机や小机などを置き「まこも」や敷物を敷き盆棚とします。

3. 柔らかい乾いた布でお位牌をキレイに拭かせていただき、位牌は仏壇から盆棚の後方中央に移動して頂きます。

4. 盆棚に仏具、ご霊膳、お供え物、仏花、お線香、なすときゅうりの牛馬を供えます。

5. 盆棚の脇には親戚や知人から届いた盆提灯を組立てて飾りつけをします。

【お墓参り(お迎え)】
13日当日はお墓にご先祖様や故人をお迎えに行きましょう。
お墓参りには盆提灯、果物、お菓子、仏花、線香などを持参します。

 ⇒ お墓参りに必要な持ち物とやり方 適した時期や時間帯は?

お墓参りの仕方はこちらの生地を参考にしてください。

【ご馳走をお供えします】
お迎えしたら、朝・昼・晩、ご霊膳などのご馳走を作りお供えしましょう。
故人が好きだったものをお供え出来たら、さらに喜んでもらえることでしょう。

盆棚の作り方や盆飾りの飾り方は各宗派で決まっていたり、それぞれの家庭で決まっている場合もあるかもしれませんが、ご先祖様や故人をお迎えるするという素直な気持ちが一番大切なのではないかと思います。

盆飾りはいつからいつまで飾っておくの?

盆飾りはいつからいつまで飾っておくものなのかも気になりますよね。

●盆飾りはいつから
お盆に入っているのに盆飾りが飾っていないのでは、あの世から帰って来るご先祖様や故人をお迎えすることができませんよね。
だから盆棚(精霊棚)の飾り付けは気づいたものから少しづつ準備を始め、12日の夕方か13日の朝にまでには済ませておくようにしましょう。

早めに用意することをおすすめします。
できるなら盆飾りの準備と一緒にお墓の掃除をしておくと、当日13日のお迎えがスムーズに行えますよ。

※地域によって、7月にお盆を行うところと8月にお盆を行うところがありますが手順は同じです。

●盆飾りはいつまで
ご先祖様や故人は16日(地域によって15日のところも)午前中まで家にとどまられていると言われているので、お昼に最後のご馳走をお供えしお墓に送っていくのが一般的です。

せっかく飾った盆飾りですが、これはいつまでも飾り続けるというわけにはいきません。
16日(地域によっては15日)にお送りした後に盆飾りの後片付けをしましょう。

お供えしていた果物やお菓子は痛まないうちに早めにお下げして、お下がり物として家族みんなで美味しくいただきましょう。

一般的には、お盆が済んだら速やかに片付けるということが主流です。
いつまでも盆飾りをそのままにしていたら、来客があった時にだらしない家と思われてしまう可能性があるので気をつけたいですよね。

ただ、盆飾りを片付ける時期について特に絶対的な決まりはないと言われています。
盆飾り飾る時期に関しては、宗派、地域、それぞれの家庭でも考え方に違いがあるかもしれません。
両親や親せき、地域の親しい人などにに聞いて確認してみましょう。

盆飾りの処分方法は?

昔の盆飾りの処分方法は、精霊馬、青竹、ほおずきはなどは一緒にお焚き上げしたり川に流して供養をしていました。
しかし近年では環境問題や廃棄物処理の規制等により、自宅でものを燃やしたり川に流したりはできないので、一般ごみとして処分することになります。

ただ、役目が終わった盆棚や盆飾りを粗雑の扱うわけにはいきませんよね。
最後にしっかり手を合わせた後に塩をふって供養をし家庭用のゴミとして処分しましょう。

しかし、どうしても家庭用のゴミとして処分する気になれないという人もいるかもしれませんね。
そんな時は菩提寺に相談してお焚き上げをしていただくのが一番良いのかもしれません。

供養の意味も込めて、納得できる方法を選ぶようにしましょう。

●盆提灯
盆提灯に関しては、これから毎年使用するものなのでしっかりほこりを払い部品をキレイに拭いて防虫剤を入れて箱で保管しましょう。

ただし、新盆の時のみに使用する白提灯は他の盆飾りと一緒に処分します。

まとめ

日々忙しくしていると、なかなかご先祖様や故人とゆっくりと向き合うことはできません。
お盆の期間はご先祖様や故人があの世からお客さんに来てくれるのですから、ゆっくりと向き合ういい機会です。

お迎える準備を心を込めてさせて頂くことで、たとえ間違いがあったとしてもご先祖様や故人から許してもらえるではないかと私は思います。
大好きだった食事やスイーツ、お花を用意して心を込めてお迎えしましょう。

 ⇒ お盆お供え物の砂糖菓子を下げた後食べ切る方法 名前や由来は?

また、お盆にお供えした砂糖菓子をお下がり物として美味しくいただきましょう。
参考にしてください。