
社会人になって新入社員の歓迎会を経験する時がやってきます。
新入社員の歓迎会では必ず自己紹介の挨拶が求められます。
どんなことを話したらいいのか不安な気持ちになってしまいますよね。
そして歓迎会での立ち振る舞いも気になります。
また、挨拶同様ほぼ必ず新入社員に求められる出し物や一発芸に悩む人は多いのではないでしょうか。
そこで、新入社員歓迎会で初めて経験する自己紹介の挨拶の文例やマナー、出し物や一発芸を上手に乗り切るためのポイントを紹介します。
参考になれれば幸いです。
では本題に入りましょう。
新入社員歓迎会の自己紹介の挨拶はどのようにしたらいいの?
社会人になり職場の雰囲気に少しづつ慣れてきた頃、「新入社員歓迎会」の案内が来ます。
簡単に「飲み会だぁー。」と考えていられませんね。
今までのように、飲んでワイワイ楽しむだけの学生時代の飲み会とは違います。
新入社員歓迎会では、必ず自己紹介の挨拶を求められます。
パスなんて出来ません。
まだ上司や先輩はあなたのことを十分に分かっていません。
しっかり準備をして、新入社員歓迎会で好印象を持ってもらえるような挨拶をしましょう。
でも大丈夫、難しいことはありませんよ。
自己紹介の挨拶で好印象を持ってもらうポイントを紹介します。
自己紹介の挨拶で好印象を持ってもらうポイント
好印象を持ってもらうポイントは次の2つです。
・表情や姿勢
・挨拶の内容
表情や姿勢
挨拶をする時の表情や姿勢は重要です。
職場の皆さんの前ではどうしても緊張してしまうかもしれませんが、ここは頑張りどころです。
背筋を伸ばし、笑顔で、はっきりと、大きな声で自己紹介の挨拶を始めましょう。
恥ずかしいからといって、うつむきながらの自己紹介の挨拶はNGです。
うつむいていたらにこやかな表情が見えませんよ。
声もこもってしまい、大きな声で話すことは出来ません。
見ててもあまり気持ちのいいものではありません。
上司も、先輩もみなさん新入社員のこの場を経験してきているので、あなたが緊張しているのは良く分かっています。
つっかえながらの自己紹介の挨拶でも、背筋を伸ばし、にこやかに、はっきりと、大きな声でを実践すれば好印象を持ってもらえること間以外ありません。
★緊張をほぐす方法
昔から良く使われている緊張をほぐす方法があります。
手のひらに「人」という字を書いて飲み込んでみましょう。
相手を呑み込んだ気持ちになれて人前でも上がらないと言われています。
これは一種の暗示ですが、結構な効き目があります。
ぜひ、試してみましょう、
大きく深呼吸するのも落ち着きますよ。
挨拶の内容
新入社員歓迎会での自己紹介の挨拶はあなたをアピールできるチャンスです。
・名前(フルネーム)
・年齢
・出身地
・出身大学(学部まで)
・性格や趣味
上記をおりこんで、入社した喜びや歓迎会を開催して頂いた感謝の気持ち、仕事への抱負と決意、上司や先輩への指導のお願いする言葉を長くても3分以内にまとめて話しましょう。
自己紹介の挨拶の文例
自己紹介の挨拶の文例を紹介します。
自分なりにアレンジしてくださいね。
文例1.
〇〇部に配属されました、◯◯一郎です。
今日は、このような歓迎会を開いていただいてありがとうございます。
それでは自己紹介をしたいと思います。
私は◯◯才、出身地は◯◯で、◯◯大学の◯◯学部を卒業しました。
趣味は◯◯です。
一日も早く仕事を覚えて、一生懸命頑張りたいと思います。
会社の事や、仕事の事を色々お聞きすると思いますが、ご指導よろしくお願いします。
文例2.
わたくし、◯◯一郎と申します。
年齢は〇〇才、出身地は◯◯で、◯◯大学の◯◯学部を卒業致しました。
趣味は◯◯です。
また、本日は私たち新入社員のために歓迎会を開いてくださりありがとうございます。
入社以来、諸先輩方からの励ましのお言葉をいただき、身の引き締まる思いです。
みなさまのご期待に応えられるよう、一日も早く仕事に慣れて、一生懸命頑張りたいと思います。
いろいろとお世話になることが多く出てくるかと思いますが、諸先輩方のご指導をよろしくお願いいたします。
新入社員歓迎会での気をつけるべきマナーは?
新入社員歓迎会での新入社員の立ち振る舞いや気をつけるべきマナーを紹介します。
開始時間に遅れないこと
開始時間に遅れないことは社会人として当たり前のことです。
いい加減な印象を与えてしまわないように気をつけましょう。
また、上司や先輩よりも先に会場に到着した場合は、お店の前で待ちましょう。
座席は「下座」に
会場に入ったら座席は「下座」に座りましょう。
「下座」とは、入り口から一番近い席です。
「上座」とは、入り口から一番遠い席です。
上座は、役職者が座る席なので注意しましょう。
ただし、あらかじめ座席が決められている場合は、幹事の指示に従いましょう。
新入社員歓迎会の場合、上司の隣りに座席が用意されていることもあります。
幹事から上司の隣りに案内されても躊躇しないで笑顔で座りましょう。
また、着席が自由の場合もありますが、新入社員の歓迎会は学生時代の飲み会とは違います。
同期同士あまり固まらないようにしましょう。
ドッシリ座らないこと
新入社員歓迎会は自分のための歓迎会なのだからと、ドッシリ座っていてはいけません。
乾杯の後は挨拶回りをしましょう。
瓶ビールと自分のコップを持ち、上司から順番にあいさつに回るのが基本です。
両手でお酒を注ぎながら、「〇〇部〇〇課も〇〇と申します。よろしくお願いいたします」と、短い言葉で挨拶をします。
お酒の量は控えめに
新入社員歓迎会ということで、上司や先輩からもお酒注がれますが、ひと口程度にとどめ飲み過ぎないようにしましょう。
返杯をその都度飲んたために、酔ってしまい自分が分からなくなる、記憶がないなんてことは絶対に避けましょう。
この時、グラスは両手で持ちましょう。
目上の方からお酌をしてもらう時は、必ず両手でグラスを持つのがマナーです。
お酒を飲めなくても口をつける
飲めなくても乾杯の時はビールをつぎ合い、口をつけることが大事です。
乾杯後はウーロン茶やジュースにしてもOKです。
食事に手を付けるタイミングは目上の人が食べ始めてから
食事に手を伸ばすのは、上司や先輩が食べ始めてからです。
また食事をしている時に上司や先輩が話しかけてきたら、いったん箸はおきましょう。
食べながら目上の人の話を聞くのはNGです。
言葉づかいに注意
新入社員歓迎会の時期は、上司や先輩との信頼関係がまだできていないので、言葉使いには細心の注意を払いましょう。
お酒が入ったことで気が緩んで、学生時代のくずれた言葉がつい出てしまう人も多いようですよ。
最後にお礼は必ず伝える
歓迎会が終った後、帰り際でも気を抜かないようにしましょう。
上司や先輩に、「本日は歓迎会をしていただきありがとうございました。」としっかりお礼の言葉を伝えましょう。
最後まで気を抜かないことであなたの人柄の良さを感じてもらえ、それが仕事上での信頼感に繋がります。
そして新入社員歓迎会の翌日にも、お礼の言葉は伝えることが大切で、好感度がさらにアップします。
こちらの記事も参考にしてください。
新入社員の歓迎会翌日のお礼はどう言う?メールでいい?お菓子は必要?
新入社員歓迎会に出し物や一発芸は何をする?
歓迎会も盛り上がってくると、新入社員に出し物や一発芸のリクエストが必ずと言っていいほど来ます。
得意な出し物なんてない。
一発芸なんてないし、カラオケも苦手、何しろ恥ずかしい。
このような人も少なくありませんよね。
断ったらダメということはありませんが、乗りが悪いと思われます。
やはり新入社員は勢いがあった方が絶対に良いのです。
新入社員歓迎会をごまかせたとしてもまたそのうち次の機会がやってくるでしょう。
その度にお断りするのは苦痛でしょう。
出し物や一発芸にあなたの仕事への覚悟が問われていると考えましょう。
やりたくない仕事でも真面目に取り組むことができるかどうかの覚悟を見られているのかもしれませんよ。
そこで勇気を出して、「えーいっ!」開き直って頑張っちゃいましょう。
恥ずかしがらずに全力でやること、どんな短い芸でもやり切ることが大事です。
新入社員の出し物や一発芸の求めるのは、面白さではなく、一生懸命やっているかどうかのようです。
では、どんなことをすればいいのか紹介しますね。
歌を唄う
歌は手拍子が入って一体感が生まれる曲選びをしましょう。
バラードで歌い上げる必要はないのです。
おすすめなのが、アニメソングです!
カラオケが用意されてない場所でもOK。
かえってアカペラで唄うと効果は倍になります。
「サザエさん」や「ドラえもん」など、みんなが知っていて誰もが一緒に唄える曲を選べば、あなたの声が少々震えていたって大丈夫です。
お酒の席です。深く考える必要はないのです。
AKBグループのミドルテンポで明るい曲の「恋するフォーチュンクッキー」なども良いかもしれません。
ちなみに、
私が遥か昔OLだった頃、飲み会の席で必ずアニメソング「エイトマン」をアカペラで唄いながら踊っている男性がいました。
毎回それはそれは、みんな一緒に大盛り上がりでした。
話を聞くと、その男性が新入社員歓迎会の時に最初披露した出し物だったそうです。
10年以上経っても飲み会でリクエストがくるなんですごいと思いませんか!
こんな曲で、セリフからやっていましたよ。
スポーツや遊び系が得意なら
歌うなんてとんでもないというなら得意な分野を披露してみましょう。
・サッカーのリフティング
・バスケのドリブル
・ムーンウォーク
・けん玉
・ヨーヨー など
まとめ
新入社員歓迎会は何かと緊張すると思いますが、最初が肝心です。
上司や先輩に良い印象を持ってもらうためには、ビジネスマナーをしっかり押さえた上で、積極的な行動をとりましょう。
出し物や一発芸は難しく考えず、あなたらしい笑顔で元気よく勇気を持って乗り切ってください。
思い切ってやりきることが大切なのです。