指先ぱっくり割れの原因と治し方,予防方法や絆創膏の効果は?

指先がぱっくり割れる原因と治し方や予防方法、絆創膏の効果についてお伝えします。

主婦なら一度は経験したことがある指先の「ズキン!」
常に動かす指は治りにくく日常生活がとっても不便、何より人前で手を出すのが恥ずかしい。
今年はしっとりした手で過ごしましょう。

指先のぱっくり割れの原因

寒さがきびしくなってくると、主婦だけでなく男性でも指先のぱっくり割れで悩んでいる人は意外に多いんですよね。

つらい指先のぱっくり割れの原因は、次のような事が重なり起こるのです。

血行不良 → 皮脂の不足 → 乾燥による角質の硬化

【血行不良】
気温が下がってくると、指先や足のつま先などが血行不良になりやすくなります。
血行不良になると末端の細胞に栄養がまわりにくくなるので、乾燥によるひびやあかぎれになるのです。

【皮脂の不足】
皮脂の不足の状態は、水仕事や指先を摩擦するような作業をすることで起こります。

普通なら洗顔や手洗いの後は4時間ほどかけて皮脂が補充されるんですが、
キッチンなどでお湯を頻繁に使うことで皮脂の補充が間に合わなくなってしまい、慢性的な皮脂不足になってしまいます。

【乾燥による角質の硬化】
慢性的に皮脂不足が起こると肌の乾燥が進んで角質層が硬く裂けやすくなるので、あの辛い指のぱっくり割れになっちゃうんです。

●ぱっくり割れが悪化すると
ぱっくり割れが悪化すると、治りきらないうちにさらに同じ場所がくり返し割れてしまうという悪循環におちいり、指先に心臓があるような「ズキン、ズキン!」したつらい状態になるのです。

●更に手荒れがひどくなると
更に手荒れがひどくなると、皮膚の表面だけでは収まらず真皮層にまで及び、指先に血がにじむ・痛みで手がピリピリする・かゆみなどの症状も出てきます。

指先のぱっくり割れの治し方と予防方法

すでにぱっくり割れてしまった指先、こうなると主婦はとっては一大事です。
食事の用意・後かたずけや食器洗い・洗濯・育児など、指先を使わないわけにはいきませんよね。

指先のぱっくり割れの治し方

できるだけ指先に刺激を与えないように工夫しましょう。
指先をガード、保護してあげることが重要です。

軟膏ワセリンなどを薄くしっかりと塗り込んで手指に馴染ませ、傷口をガーゼで保護しテーピングで巻きましょう。
この手当で、ぱっくり割れた部分が治らないうちにさらにひどいぱっくり割れにならないように固定して傷の治りを助けてあげるのです。

軟膏やワセリンは傷口にしっかりと塗り込んでくださいね。
痛いからといってぱっくり割れた傷口にそっとのせるようにしたのでは、かえってムレの原因になってしまい皮膚を刺激しさらに悪化させて傷口がふさがるのを遅らせることになってしまいます。

水分はNGです。
傷口をガーゼで保護しテーピングで巻いた部分が、濡れたりムレたりした時はそのままにして置かないでこまめに交換しましょう。

日々のお手入れと予防方法

ぱっくり割れの手当てをして、傷口がふさがったら日々のお手入れが重要です。

油断は禁物ですからね。
傷口がふさがったからと言っても、皮膚はまだまだ乾燥しやすく割れやすい状態です。

二度とぱっくり割れが起きないように、ゴム手袋を使用し手の保湿を心がけて再びぱっくり割れにならないように十分注意しましょうね。

手の保湿を効果的にするためには、顔と同じように保湿化粧水をしっかりと馴染ませた後にハンドクリームを塗るという方法がベストです。

仕事でハンドクリームのベトベト感が気になるという人も多いでしょう。
このような時は、顔に使っている保湿化粧水をまめに手に使ってあげましょう。
仕事からちょっと離れる昼休みにハンドクリームを塗るなど、大丈夫な時に補修や保護をしっかりするようにしましょう。

私はこの方法でこの数年間、指先のぱっくり割れを起こしていません。

日々のお手入れのポイント

(1)こまめにハンドクリームをしっかり塗りましょう。(クリームを塗れない場合は保湿化粧水でもOK)
カサカサを感じてから塗るのでは遅いですからね。
常にしっとりしている状態を心がけましょう。

(2)お風呂に入ると血行がよくなるので、湯舟で指先のマッサージしましょう。

(3)お風呂上がりはお顔のお手入れと同様に、化粧水をしっかりと馴染ませた後にハンドクリームを忘れずに塗りましょう。

(4)寝る前にもたっぷりとハンドクリームを塗って保湿し、木綿か絹の手袋をして寝るようにしましょう。

ぱっくり割れの予防方法

「手指を守ること」もうこれしかありません。
寒いときはどうしても、台所仕事はお湯を使うことが多くなりますよね。

一番効果的なのはゴム手袋を使うことです。
このとき、すでに手荒れをしている場合やゴムにかぶれる人は、薄手の綿の手袋をしてからゴム手袋を使用しましょう。

しかし、どうしてもゴム手袋は苦手という人もいますよね。
その場合は、
お湯の温度は熱くなり過ぎないように、ぬるま湯程度にしておきましょう。

また、食器を洗う洗剤は洗浄力が強いものより肌にやさしいものを選びましょう。
台所用の固形石鹸がお肌にやさしいと言われています。
台所用の固形石鹸を使う場合は、古布のハギレなどでまず食器の汚れを拭き取ってから洗うと、汚れ落としも楽で水道代も節約できます。

ただ、何度もぱっくり割れを繰り返したり、赤みやかゆみをともなったり、出血するような場合は、単なる手荒れとあなどらないでくださいね。
悪化する前に皮膚科を受診することをおすすめします。

指先のぱっくり割れに絆創膏の効果は?

絆創膏はぱっくり割れの部分を保護するのに効果的です。

どんなに指先が痛くても、洗い物は待っていてくれませんもんね。
そんなときはとりあえず絆創膏で指先を保護するのです。

絆創膏の種類

絆創膏にもいろいろな種類があるので確認しましょう。

●救急絆創膏
一般的なもので、プラスチック製と高密度ウレタン不織布製のものがあります。

プラスチック製はお値段が安いです。
ウレタン不織布製は、プラスチック製に比べるとお値段はちょっと高いですが、伸縮性があってムレにくいのでこちらがおすすめです。

●液体絆創膏(水絆創膏)
透明なジェル状の液体を傷口に塗って使用します。
洗い物のとき、傷口をしっかりガードしてくれます。

透明なので目立ちませんが、傷口が大きくなったり化膿しているときは使用しないようにしましょう。

●湿潤療法用絆創膏
肌の自然治癒力によって傷を治す目的で作られた絆創膏で、キズパワーパッドやクィックパッドなどですね。

傷の治りが早くはがれにくい、傷にしみない、耐水性があるなど良いことずくめですが、欠点はお値段が高いことです。

●テープ型絆創膏
ちょっと見過ごしがちなのがこのテープ型絆創膏です。
・テープに「赤ちん」を塗ったマーキュロバン。
・粘着面にプラチナ微粒子が配合され抗菌になっているプラチナバン。

ドラッグストアなどにあるので常備しておくと便利です。

これならテープのどの場所が傷口にふれても大丈夫ですね。
また、テープを自由にカットできるので使い勝手も良くお値段もお手頃です。

まとめ

洗い物をした後は手の水分をしっかり拭きとり、ハンドクリームをこまめに塗りお手入れをしましょう。
できれば、ハンドクリームを塗る前に保湿用の化粧水を馴染ませておくと尚良いですよ。

血行を良くするためにこまめにマッサージし、日頃から手や指先を乾燥をさせないように保湿することが一番大切です。

何度もぱっくり割れを繰り返したり、赤みやかゆみをともなったり、出血するような場合は、皮膚科を受診し悪化する前に治すようにしましょう。

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乾燥と保湿、特に女性には気になりますよね。