七五三3歳女の子の着付けは自分で出来る!必要な物と着付け方法

七五三を迎える3歳女の子の着物の着付けは親が自分で出来ちゃいます。
必要な物と着付け方法を紹介します。

「3歳の女の子の着物の着付けはとっても簡単。」と聞きますが、本当に着物の着付けが自分でできるのか不安に思っているお母さんは多いようですが、ここで要領を掴んで何回か事前に練習すれは大丈夫ですよ。

七五三3歳女の子 着付けは自分で出来る

「3歳の女の子の着物の着付けはとっても簡単だから大丈夫よ。」と言われても、七五三を迎える3歳の女の子の着物の着付けもやはりプロに任せた方がいいんじゃないの?
と迷っているお母さんは多いようですね。

しかし、
3歳の女の子の着物は甚平さんタイプなので、着付けの経験がないお母さんでも大丈夫です。
ぜひこの機会にお子さんの着付けに挑戦してみましょう。

ここで着付けを覚えられたら、次のようないい事づくめですよ。

●いい事づくめ その1(七五三当日 雨)
もしも七五三当日が雨だったとしても、自宅で着付けができたらこんなラッキーなことってありませんよね。
足元の悪い中、美容院に行くだけでも大変ですからね。

●いい事づくめ その2(七五三当日 子どもの体調が悪くてご機嫌斜め)
季節の変わり目ということもあって、子どもの体調が悪くてご機嫌斜めなんてことがあるかもしれません。
でも、自宅でお母さんが着付けするのなら周りに気を使う必要がないので、子供だけでなくお母さんも気持ちに余裕を持つ事ができますよ。
いつもと変わりない家の中でお母さんに着付けてもらえれば、子供も安心できて泣いたりぐずっちゃうこともないでしょう。

●いい事づくめ その3(七五三当日 着崩れしてもお直しができる)
着崩れしてもお直しができるというメリットは大きいですよね。
子供は活発に動き回ります。
トイレにも行きます。
その度にひやひやしながら、大人しくしなさいと口うるさくならなくていいんです。
お母さんはにこやかに余裕を持っていられます。

●いい事づくめ その4(いつでも着せてあげられる)
七五三だけでなく、お正月の初もうでやひな祭りなどでも着せてあげられますよ。
小さなころから子供が着物に興味を持ってくれたら最高じゃないですか。

七五三3歳女の子 着付けに必要な物

一般的に3歳の女の子は三つ身(みつみ)と呼ばれる着物被布(ひふ)というベストのようなものを着せます。
三つ身の着物は2歳~5歳くらいまでの子供にちょうど良いサイズの着物です。

被布を着せる着付けは超簡単で、何しろ子どもが一番楽なのでおすすめです。

●被布の着付けに必要な物
・着物(子のサイズの合わせ肩上げ、腰上げをしたもの)
肩上げ、腰上げがわからなくても心配しないでね。
下記の動画で確認すれば大丈夫ですよ。
・長じゅばん(半襟を付け、子供のサイズの合わせた肩上げ、腰上げをしたもの)
・肌じゅばん(普段着ているノースリーブの肌着でもOK)
・足袋(ソックスタイプ)
・腰ひも(2~3本)
・被布
・草履
・巾着バッグ(なくてもよい)
・兵児帯(なくてもよい)
・伊達締め(なくてもよい)

【肩上げの仕方】
肩上げが必要な場合は、こちらの動画をチェックして準備をしましょう。

【腰上げの仕方】
腰上げが必要な場合は、こちらの動画をチェックして準備をしましょう。

七五三3歳女の子 着物の着付け方法

三つ身の着物の着付けで気をつけるポイントはただ一つです。
「えり合わせを逆にしないこと。」この点のみを注意すればOKです。

ただ、3歳くらいの子供はじっとしていません。
「おとなしくここに立って頂戴。」とお母さんが言っても無理ですよね。

女の子なので可愛い着物を着れることが嬉しく、興奮してしまい言うことを聞いてくれない可能性が大きいのです。

だからお母さんは、手早く着付けることが出来るように事前のイメージトレーニングをして本番前に子どもをモデルにして何回か練習しておきましょう。

練習をすることで、お母さんだけでなく子供本人が着物に慣れることができて、七五三の当日に興奮するということもなくなるかもしれませんからね。

 ⇒ 七五三の写真はいつ撮る?前撮りのメリットと3歳には後撮りがいい理由

着付けと同様悩むのが写真撮影の時期ですよね。
参考にしてください。

着物(被布)の着付け手順

(1)足袋を履かせます。
この場合の「足袋」はソックスタイプにしましょう。

(2)肌じゅばんを着せます。
肌じゅばんがない場合は、普段着ているノースリーブの肌着でもOKです。
寸胴な体型の幼児には補正は不要です。
しかし、痩せすぎているようならタオルを縦半分に折って腰に巻着付けると着物が着せやすくなります。

(3)長じゅばんを着せます。
着物と同じような長いそで(振り)がついているものが長じゅばんです。
事前に刺しゅう入りの半えりを付けておきましょう。

着物を着た時に見える範囲がしわにならないように気を付けて縫い付けてください。
縫い付けるのが得意でない場合は、両面テープで貼ってしまうという方法もありですよ。

肌じゅばんの上に長じゅばんを着せたら、背中の中心に長じゅばんの縫い代を合わせ、子どもの右手側(向かって左)を左脇下に、左手側を上前にして右脇下に来るよう着付けます。
「右手が懐に入るように着付ける」と覚えると間違えありません。

襟元はのどの中心で約90度くらいになるように合わせ、首の後ろはぴったりと首に沿わせます。

付け紐がある場合は、右手側の紐を左わきの穴の開いた部分、身八つ口から出し背中を通して右前で結びます。
付け紐がない場合は、腰ひもで胸元で押さえます。

(4)着物を着せます。
着物は長じゅばんに合わせて着せるだけです。
長じゅばんがしっかり着せられていればあとは簡単です。

着物を肩に羽織らせ、そでを片方ずつ通し、長じゅばんのそでを着物のそでに合わせて振りを整えます。
背中の縫い目が中心に来るように整え、長じゅばんの襟合わせと同様に右手側を下に、左手側を上前にして着付けます。

首の後ろでは半えりが見えないように襟元は半えりが少し見えるように着物を合わせましょう。

長じゅばんと同じように付け紐があれば付け紐を前(中心を避け左右どちらか)で結びます。
付け紐がなければコーリンベルト(両端にクリップの付いたゴムベルト)や腰ひもで結びます。

被布を着る場合はこれでOKです。

さらに、伊達締めがあればそれで押さえてあげると着崩れしにくくなりますよ。
そしてその上に兵児帯(へこおび)を結んであげられたら完璧です。

もしも被布を脱着たいと言った場合も、兵児帯(へこおび)を結んであることで可愛く過ごすことができます。
たとえ脱がなかったとしても、被布の背中の部分がぽっこりボリュームが出てそれはそれはても可愛いです。

(5)被布を着せます。
さいごに被布を着せ、スナップボタンを留めて完成です。

こちらの動画でイメージトレーニングをしてから、本番までに練習を何回か行えばもう心配はいりませんよ。

まとめ

3歳の女の子の着物(被布)の着付けはとても簡単です。
着付けの経験がなくても動画もみてイメージトレーニングをすれば大丈夫です。

お母さんが着物に慣れるため、また子供が着物に慣れるためにも七五三までに何度か練習しましょう。

当日はお母さんが着付けた着物(被布)を着てキラキラ輝くお子さんと、思い出に残る七五三をお過ごしください。

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