受験生が食事からとるべき栄養と食べる時間帯 前日,当日の朝と弁当は?

受験生が食事からとるべき栄養と食べる時間帯、また試験の前日と当日の朝に食べさせるものや試験会場に持参させるお弁当についてお伝えします。

食事から摂る栄養は、受験生が試験に合格するためにとても重要です。
最大限のパフォーマンスを発揮してもらうためには、お母さんは食事の面からしっかりサポートしてあげてくださいね。

受験生が食事からとるべき栄養とその時間帯は?

受験生本人はもちろんですが、受験生の親として、子供に食事からどんな栄養をどの時間帯に摂らせたらいいのかとても気になりますよね。
でもね、受験生だからとあまり神経質になる必要はなく、普段からバランスのいい和食をしっかりと食べていれば問題はないと言われています。

ファーストフードレトルト食品スナック菓子甘すぎるお菓子の食べ過ぎは、体に良くないのは明らかですが、これらは脳にも良くないので注意が必要です。

受験生に特に好んで摂って欲しい栄養素

神経質になる必要はないと言われても、子を想う親ごころは「はいそうですか。」なんて言ってられませんよね。
受験生に特に好んで摂って欲しい栄養素を紹介するので、しっかりチェックしちゃってください。

好んで摂って欲しい栄養素は次の3大栄養素にビタミンとミネラルを加えた5大栄養素と言われるものです。
●ブドウ糖
この中のブドウ糖は特に脳にとって唯一の栄養源で活動の元になります。
だから大切な受験勉強中の時期にいないとは思いますが、間違ってもダイエットをやるなんでことはやめてくださいね。

ブドウ糖の制限は脳にとってよくありません。
脳細胞の死滅を急加速する危険を伴ってしまうと言われていますよ。

甘いものは脳の疲れをとるので、受験中はむしろ甘いものを積極的に摂るべきなのです。
ただ、甘いものだけを必要以上に食べ過ぎると言うのは間違っていますからそこは気をつけてください。

●タンパク質

●不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸とは、青魚などに含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)です。

しかしここでも大事なことはバランスです。
肉類の摂取も忘れてはいけません。
魚と肉の両方を取って脳力アップにつなげましょう。

●ビタミン
ビタミンB群を摂らないとせっかく摂取したブドウ糖をエネルギー源として利用できなってしまうので、次のような食品や食材をバランス良く摂るということが重要です。
・うなぎ
・牛乳
・カキ
・さんま
・あさり
・バナナ
・納豆 など

●ミネラル
次の食材には体に取り入れたいミネラルがたっぷり含まれていますよ。
・海藻類
・キノコ類
・ほうれん草
・納豆
・魚介類 など
ミネラルは、和食を食べていればあまり気にしなくても大丈夫なんですよ。

受験生の食事の時間帯

早い段階から受験生の生活形態は、試験日当日の時間帯に合わせた生活リズムにしておくようにしましょう。

そのためには、早起きして普段からしっかり朝食をとることが重要です。
朝食にブドウ糖が多い食事を心がけることで、ブドウ糖が脳に供給され午前中の勉強は集中できます。

そして昼と夜に食事をすることで1日3食、量は腹八分目を心がけ夜食は控えるようにしましょう。

「なぜ夜食はいけないの?」と不思議におもうお母さんは多いかもしれませんね。
受験生に夜食は付き物というイメージがあるし、頑張っている子供に美味しいものを食べさせたいと思うのが親心ですもんね。

夜食はいけなくはありませんが、夜食を食べると就寝時間が遅くなり翌日スッキリと起きられないでしょう。
そのために朝食の時間帯がずれ込んじゃう場合が多いのです。

受験生は試験日近くになったら十分に睡眠をとり、翌朝は早めに起床ししっかり朝食で栄養をとって体調管理して欲しいのです。
試験当日にベストコンディションで臨めるような生活リズムにするためには夜食は控えた方か良いのです。

受験生に受験日前日に食べさせる食事は?

受験日の前日にゲン担ぎで「試験に打ちカツ。」だから、カツを作って食べさせようと思っているお母さんは多いようです。
子供は肉が好きだしカツはボリューム満点ですが、それは避けた方がいいでしょう。

受験日前日の夜の緊張している時に、油が多く含まれる「カツ」などを食べると、消化吸収の能力が下がっているので体調に良くありません。
食べたものが消化しないまま眠りについた場合、睡眠中に胃を働かせている状態になっているので、眠りが浅くなってしまうのです。

受験日前日は揚げものや生ものは避けて、消化吸収の良い食事を心がけましょう。
ちなみに腹八分目は重要ポイントです。

【消化のいい食べ物】
受験日前日におすすめの消化のいい食べ物は下記の通りです。

・白米
・パスタ
・豆腐類
・温野菜
・焼き魚 など

【おすすめできない食べ物】
受験日前日におすすめできない食べ物は下記の通りです。

・油の多いもの(揚げ物、スナック菓子 など)
・生もの など

受験日前日は、消化のいい食べ物を腹八分目摂りしっかり睡眠をとって当日の試験に備えましょう。

受験生におすすめの当日の朝の食事とお昼のお弁当は?

親が受験生の子供にしてあげられることは、三度の食事の栄養を考えながら体調万全で当日を迎えさせて、リラックスした状態で試験場に送り出すことですよね。

受験当日の朝におすすめの食事は和食

試験当日の朝におすすめの食品はごはんです。
脳のエネルギー源になるのは、ごはんやパンなどの炭水化物を分解した「糖質」だけです。

ごはんと一緒に食べるとより効果的な食べ物

ごはんと一緒に食べるとより効果的なのが、ビタミン \(\mathrm{B}_1\)が豊富な納豆です。
糖質をエネルギーに変えて、脳の働きをよくするにはビタミン \(\mathrm{B}_1\)がとっても重要なので、試験当日におすすめな食材です。

納豆の他に、ビタミン \(\mathrm{B}_1\)を豊富に含み朝食に向いている食材は、ハム焼き魚です。

このようなことから受験日当日の朝におすすめの食事は、日本の昔ながらの朝ごはん(温泉などで出てくるような)をイメージすると分かりやすいかもしれませんね。
ごはんにお味噌汁・納豆・焼き魚・ハムで完璧ですね。

また、カレーも香辛料が脳内の血流をアップさせる効果があるので、集中力が高まると言われています。
野球のイチロー選手が実践しているということなので、朝からカレーがOKな子供には良いかもしれませんね。

朝食を食べる時間

朝食を食べる時間も気にしましょう。
消化にかかる時間を逆算して、試験時間の2~3時間前に食べるのがポイントです。
だから起床時間もそれから逆算しなくてはいけませんよ。

試験会場に持っていくお弁当は?

試験会場に持っていくお弁当は、食欲がない状態も考えて準備しましょう。
少しでも食べやすくするために、お弁当箱にたくさん詰め込むのではなく、一口サイズにするのがおすすめです。
お腹いっぱいにする必要はありませんからね。

具体的には次のようなものです。
・小さく握ったおむすび
・いなりずし
・サンドイッチ
・ロールサンド など

またデザートとして、
バナナやチョコレートなど、ほっとする甘いものを持たせてあげましょう。

まとめ

受験日が近づいてくると、頑張って欲しいと思う親心から親も緊張してしまいます。
でも、一番緊張しているのは子供何ですよね。

親が緊張していると子供が不安になってしまいますよ。
親の笑顔は子供に安心感を与えることが出来るのです。
親ははゆったりとした気持ちでお子さんと接して「大丈夫よ。」と笑顔で応えてあげましょう。

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受験で確実ということはありませんが体調管理をしっかりして、
受験当日は実力を十分に発揮して勝ちを掴みにいきましょう。

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