ぎんなん殻つきの賞味期限と簡単なむき方や冷凍方法と保存期間

ぎんなんが殻つきの場合の賞味期限と殻の簡単なむき方や長期保存が可能な冷凍保存方法と保存期間についてお伝えします。

銀杏(いちょう)の葉っぱが黄色く色づく季節になると、ぎんなん拾いに行ったり、たくさんのぎんなんお友達から頂いたり一気に手に入ったりすることがありますよね。
美味しい旬のぎんなんを無駄にしないよう、しっかりと使い切りましょう。

ぎんなんが殻つきの場合の賞味期限はどれくらい?

ぎんなんは硬い殻に覆われているから、殻に守られて中の実は日持ちするのではないかと思っている人は多いのではないでしょうか。

そのまましばらく放っておいても、長く食べられそうに見えますよね。
しかし、実際はそれほど日持ちをしないのです。

そのまま常温で放っておいて大丈夫な期間は約1ヶ月間なんです。
でもね、約1ヶ月間大丈夫と言っても良い状態を保っているとは言えません。

【1ヶ月以上放っておいた場合】
殻付きのぎんなんを1ヶ月以上そのまま放っておく次のようにガッカリな状態になってしまうんです。

・乾燥して中の実は縮んで硬くなる
・通常は緑色をしている実が黄色く変色して苦みが出てくる
・フライパンなどで炒った後のぎんなんの薄皮がめくれない
・傷んで中から汁が出てくる

これでは美味しくない食べられないですよね。
ぎんなんの賞味期限を長く伸ばすためには適切な保存方法が必要なのです。

 ⇒ ぎんなんの栄養や効能と食べ過ぎ注意の目安の個数 あの臭いの成分は?

ぎんなんの気になる疑問を紹介しています。

ぎんなんの殻の簡単なむき方

ぎんなんを適切に保存するには、銀杏の殻のをむいて保存する必要があります。

殻は特別な道具を揃える必要はありません。
家にあるもので本当に簡単にむけちゃうんです。
また方法も一つではありませんよ。

ぎんなんの殻むきは身の回りにある固いもので

●準備するもの
【ぎんなんを置くところ】
・玄関先のコンクリート部分
・ブロック
・硬いテーブル など

【ぎんなんをたたくもの】
・おおきめの石
・かなづち
・ドライバーの持ち手 など

●手順
(1)玄関先のコンクリート部分やブロック・硬いテーブルなどの上にぎんなんのとがってる方を上にして手で押さえましょう。

(2)石やかなづち・ドライバーの持ち手で、ぎんなんのとがってるところを軽くたたきましょう。

ほとんど力を入れなくても面白いように割れてくれますよ。
ただ、あまりにも簡単に割れるので調子に乗っていると、押さえている自分の手を叩いてしまう可能性があるので気をつけてくださいね。

ぎんなんの殻むきは電子レンジと茶封筒で

自分の手や指をたたいてしまうことが心配されない電子レンジはおすすめです。
電子レンジって今更だけど、とても優れものなんですよね。

●準備するもの
・電子レンジ
・茶封筒

●手順
(1)殻つきぎんなんを茶封筒に10個ほど入れて、口を三つ折りにしてふたをしましょう。
この時の、茶封筒は使用済みのものでかまいませんよ。
※注意
セロハンの窓がついたような封筒は、セロハンの部分が溶け出すのでNGです。

(2)茶封筒からぎんなんが飛び出さないように、必ず三つ折りにした折り目を下にして電子レンジ500Wで40~50秒加熱しましょう。
※ポイント
レンジのワット数の違いや銀杏の量などで加熱時間が異なってくるので、様子をみながら行いましょう。

(3)茶封筒の中でポンポンと音を出しながらぎんなんの殻がはじけてくるので、はじける音が1~2回するのを目安にして茶封筒の中の様子を見てみましょう。
※ポイント
ぎんなんがはじける時に出るポンポン音が怖い人は、銀杏を茶封筒に入れる前にペンチやキッチンバサミで殻に少しひびを入れておくのがおすすめです。

※注意
加熱しすぎると、固くコチコチになってしまいます。
電子レンジがとまっても、時間差で殻がはじけてくることもあるので、すぐに茶封筒のふたを開けないで様子をみましょう。

ぎんなんの保存でおすすめの冷凍保存方法と保存期間

ぎんなんを美味しく食べるには、基本的には常温保存が一番適しています。
しかし美味しいとはいえ、ぎんなんが毎日食卓にのっていたら「またぁ~」という声が家族から聞こえてきそうですよね。

1ヶ月なんてあっという間に過ぎちゃいますからね。
そこで、ぎんなんのおすすめ長期保存方法を紹介しますね。

ぎんなんの冷凍保存は、殻つきでも調理した後のものでも両方OKなんですよ。

ぎんなんを殻つきのまま冷凍保存する方法

殻つきのぎんなんは超簡単。

●手順
そのままフリーザーパックなどに入れて冷凍室へ入れるだけです。

【保存期間】
保存期間は約6ヶ月間です。
ただし、時間が経つと中の実が固くなってくる可能性があるので、なるべく早く食べきりましょう。

■解凍方法
冷凍のまま電子レンジで加熱して、通常の方法で調理しましょう。
※注意
冷凍のままフライパンで殻付きのぎんなんを炒ってしまうと、フライパンがダメになってしまう可能性があるので気を付けましょう。

ぎんなんを調理してから冷凍保存する方法

ぎんなんの殻をむいてゆでてから冷凍保存するこの方法が一番のおすすめです。
※ポイント
ゆでるのではなく、炒って殻と薄皮をむいたものも同じ方法で冷凍保存できます。

●手順
(1)ぎんなんの殻をむきましょう。

(2)お鍋に殻をむいたぎんなんと小量の塩と水を入れてゆでましょう。
この時、ぎなんを転がしながら薄皮を取ってください。

(3)ぎんなんを水に上げ冷ましましょう。

(4)ぎんなんは小量をラップで小分けに包んで、フリーザーパックに平らになるように入れ、空気をしっかりと抜いて冷凍保存します。

【保存期間】
保存期間は約1年間です。

■解凍方法
解凍しないでそのまま煮物や茶碗蒸しなどに入れ調理しましょう。

まとめ

ぎんなんの殻つきの常温での賞味期限は1約ヶ月間です。
賞味期限を先に伸ばすためには冷凍保存がおすすめです。
殻つきのままの場合は約6ヶ月、殻をむきゆでてから冷凍保存する場合は約1年間長期保存ができます。

殻をむくには電子レンジを利用するのが手間も時間もかからず一番簡単です。
これで今年は、ぎんなんが大量に手元にあっても困ることはありませんね。

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