赤ちゃん発熱時の対応 効果的に冷やす場所やお風呂は?

赤ちゃんが発熱をした時の対応は迷いますよね。
そこで、温める冷やすはどこで判断するのか、効果的に冷やす場所や気になるお風呂についてお伝えします。

赤ちゃんが発熱した時の対応 温める?冷やす?

赤ちゃんが発熱した時、温めてあげた方がいいのか冷やしてあげた方がいいのか、お母さんは悩みますよね。

大人なら体がゾクゾクしたら温めて、カッカッと熱い時は冷やしてと判断できるけど、赤ちゃんはお母さんに言葉で状況を伝えることは出来ませんもんね。

温める・冷やすの判断

温めるか冷やすのかの判断は、赤ちゃんの状態と熱の上がり方みて判断しましょう。

●温める場合
手足が冷たくなって体が小刻みに震え顔色が悪くなったりしている時は熱がまだまだ上がる途中(上昇期)です。

このようは時には体が冷えないように温かくする必要があります。
布団や毛布を多めに掛けてあげたり、少し厚着をさせたりしましょう。

赤ちゃんがぐずるときには、毛布にくるんで抱っこするのが良いでしょう。

ただ、このような状態はそう長くは続きません。
熱が上がりきってしまえば震えはおさまります。

●冷やす場合
震えがおさまったその後、今度は体が熱くなり顔色も赤みをおびてきます。
このような状態になった時には冷やしましょう。

この時、布団や毛布のかけすぎや衣服の着せすぎ、部屋の温めすぎは良くありません。
体に熱がこもらないようにしましょう。

赤ちゃんの背中に手を入れて様子をみてください。
汗ばんでいたら熱すぎる証拠なので、衣服や布団などで調節しましょう。
汗をかいた時は下着やパジャマをこまめに着替えさせることも忘れないでくださいね。

水分補給も重要です。
赤ちゃんにとって脱水状態はとても危険です。
熱があると発汗が多くなり体の水分が失われますからね。

母乳を飲ませたり、刺激の少ない麦茶や湯冷まし、イオン飲料などで水分をこまめに何回にも分けて与えましょう。

飲ませ方の参考にしてください。

 ⇒ 赤ちゃんに冷たいままの麦茶を飲ませて大丈夫?飲ませ方や量は?

赤ちゃんの発熱時に効果的に冷やす場所は?

赤ちゃんの発熱時に熱冷まし効果が期待できる、冷やすと効果的な場所はどこなのか確認しましょう。

時々おでこにヒヤピタなどを貼っている子供を見かけますが、おでこを冷やしてもあまり効果はありません。

次の3ヶ所を冷やしましょう。
■首
■わきの下
■足の付け根

むやみやたらに全身を冷やしても、熱が下がるわけではありません。
発熱で熱くなっている血液を冷やすために太い血管を冷やすことが効果的なのです。

首のリンパを冷やすには

発熱時には、首のリンパ部分を触ると熱さが伝わってきます。

発熱でリンパ腺が腫れていると、中耳炎など耳の病気が関わっている可能性があったり、喉が痛くなったり、赤ちゃんも母乳やミルクを上手に飲むことができなくなります。
熱中症を予防する時と同じように首の両サイドを冷やしてあげるましょう。

首のリンパを冷やす時には、ケーキを買うと付いてくる小さな保冷剤を利用して冷やすのがおすすめですよ。

首を冷やす時は、保冷剤が直接肌に当たらないよう、ガーゼやハンカチで包んでからそっと当ててあげましょう。
強く押すと苦しくなってしまうので、軽く手を添えるだけで大丈夫です。

あまり冷たくする必要はありません。
急に冷たいもので冷やすと赤ちゃんは驚き嫌がってしまいますからね。

脇の下を冷やすには

脇の下は熱を測る時にも使いますよね。
太い血管が通っているので、発熱で血液が熱くなっている状態を確認しやすいのです。

赤ちゃんは脇の下を冷やすと気持ち良いと感じ不思議と嫌がりません。
もしも嫌がるようであれば冷たすぎるのかもしれませんよ。

脇の下を冷やす時も、ケーキを買うと付いてくる小さな保冷剤を利用して冷やすのがおすすめですよ。
皮膚が薄いので、保冷剤が直接肌に当たらないよう、ガーゼやハンカチで包んでからそっと当ててあげましょう。

肌着や洋服が濡れないように気をつけましょう。
そのままにしておくと肌が冷えてしまいますからね。

足の付け根を冷やすには

赤ちゃんの足をおむつ交換の時のように軽く開かせて、足の太ももの付け根を冷やしましょう。

足の付け根も、ケーキを買うと付いてくる小さな保冷剤を利用して冷やすのがおすすめですよ。
保冷剤が直接肌に当たらないよう、ガーゼやハンカチで包んでからそっと当ててあげましょう。

【注意ポイント】
寒い季節や寒い環境の中でこの冷やす行為を行う時は、短時間で赤ちゃんの気分転換に行う程度にしましょう。
長い時間やり過ぎてしまう逆に体が冷えすぎてしまう可能性があるからです。

赤ちゃんの様子をみながら、気持ちよさそうにいていれば大丈夫です。

おでこを冷やす効果は?

高熱を出した場合、おでこに冷たいタオルや氷嚢(ひょうのう)を当てているイメージがありますよね。

私が幼い頃、発熱した時にはお母さんが氷水で絞った手ぬぐいを何回も何回も替えて看病してくれていた記憶があります。
冷たくて気持ち良かったなぁー

しかし現実は、赤ちゃんのおでこを冷やすことで高熱を下げることはあまり期待できないのです。
だから赤ちゃんが嫌がる時は、無理におでこを冷やす必要はありませんよ。

赤ちゃんの場合、
タオルがちょっとずれて鼻にかかっただけで呼吸困難になってしまいます。
おでこを冷やす時は、必ずママが付き添ってくださいね。

赤ちゃんの発熱時 風呂はどうする?

赤ちゃんの発熱時、お風呂に入れるかどうか判断に迷ったときは無理する必要はありません。
入浴は控えましょう。
赤ちゃんが元気になるのが先決ですからね。

とは言っても、発熱時はたくさん汗をかくのでオムツの中も蒸れやすくなっています。
無理のない範囲できれいにしてあげましょう。

お風呂に入らなくてもキレイにしてあげられます。

お湯でしぼったガーゼや柔らかいタオルで、全身をきれいに拭いてあげましょう。
汗をかきやすいわきの下おむつの中などを拭いてあげるだけでもさっぱりして、赤ちゃんはご機嫌になりますよ。

おむつだけ外してシャワーでサッと洗ってあげるのもいいですね。

まとめ

赤ちゃんの発熱時は、お母さんの笑顔が、一番の特効薬になるようです。

発熱時は家事を放り出して、1日中赤ちゃんに付き合ってみましょう。
そんな赤ちゃんを思うお母さんの気持ちを感じて、赤ちゃんは安心して早く快方に向かうことでしょう。

赤ちゃんが鼻水を出す理由と病院へ行くタイミングや受診科は?

発熱前の鼻水のチェックも重要です。
参考にしてくださいね。