カーネーションの鉢植えの手入れ方法と育て方 植え替え時期や冬越しは?

カーネーションの鉢植えの手入れ方法と育て方や切り戻しと植え替え時期や冬越しについてお伝えします。

母の日に子供からカーネーションの鉢植えプレゼントされるお母さんは多いです。
長い期間お花を楽しみ来年も咲かせてみましょう。

カーネーションの鉢植えの育て方

母の日に子供からプレゼントされる鉢植えのカーネーションには、可愛らしい花とたくさんのつぼみがついています。
このつぼみも全部花を咲かせることが出来たら、長い期間楽しむ事が出来ますよね。

しかし、つぼみが花開く前に残念な状態になっちゃったというお母さんが多いのです。
今年はつぼみも花開かせるために、何がいけないのか
正しいお手入れ方法と育て方をもう一度確認してみましょう。

カーネーションをもらったら(手元に届いたら)

まず最初に、カーネーションをもらったら(手元に届いたら)、すぐにラッピングを取り外しましょう

母の日のプレゼントに限らず、ギフト用の鉢植えのお花にはキレイなラッピングがしてありますよね。
見た目も素敵だから「そのまま飾っておきたい。」と思ってしまいますが、ビニールなどを使ったラッピングは、鉢植えにとって風通しが悪くなるので良くありません。

またお店では、購入時に鉢から水が垂れたりするとお客様が持ち運びに不便だし、配送の場合は扱いにくくなるので鉢植えの水やりを最小限にしているので、ラッピングを外してたっぷり水を与えましょう

カーネーションの日常のお手入れ方法

カーネーションの置き場所
カーネーションにとって心地良い所は日光が当たる場所です。
日当たりの良い窓際に置きましょう。

しっかい日に当てると、花つきが良く長く咲いてくれます
日光が不足すると花が色があせたり、付いていたつぼみが開ききらないで咲かない場合があります。

室温は25℃以下がベスト
室温は25℃以下の場所がベストです。
高温になる場所はカーネーションにとって好ましくありません。

カーネーションの生育時に必要な気温は最低0℃以上で、開花時に必要な気温は最低10℃以上です。
意外にも、気温が低くても大丈夫なんです。

室温はなるべく一定の温度を保てると尚良いとのことです。
人間と同じで寒暖の差が大きいとカーネーションにもダメージがあるのですね。

風通し良い場所に置く
風通し良い場所に置くことも重要です。
風通しが悪いと蒸れて根がダメになってしまう可能性が大きいからです。

室内で育てる場合は窓を開けて風を通し、週に何度か戸外に置いてカーネーションの株の風通しを良くしてあげましょう。

水やりの仕方とタイミング
【水やりの仕方】
カーネーションの水やりの目安は、土の表面が乾いたなと思った時です。
水をやりすぎると、湿気を帯び根腐れしやすいので気をつけましょう。

土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出すくらい、根元からたっぷりと水を与えましょう。

この時くれぐれも、花やつぼみに水がかからないように注意してくださいね。

【水やりのタイミング】
■夏場
早朝か夕方です。
カーネーションに限らず、植物に温度が高くなっている日中に水をあげるのはNGです。

花がたくさん咲く時期や夏は特に土が乾きます。
「朝、水やりをしたのに夕方には土がカラカラに乾いていた!」ということがあります。

水やりをするときは鉢の底から水が出てくるくらい、たっぷり与えてくださいね。

■冬場
凍結防止の為に暖かい日の午前中を選びましょう

咲かないつぼみは摘み取る
なんだかかわいそうな気持ちになりますが、咲かないつぼみは摘み取るようにしましょう。

つぼみが全て花開くかと言うと残念ながら開かないつぼみもあるのです。
つぼみを軽く押してみて中が空洞だったり、米粒大の小さなつぼみは開花しません。

今咲いている花や大きな他のつぼみのため、優しく「ごめんね。」と言って摘み取ってください。

花びらが色あせてきたら咲き終わりのサイン
まだ枯れていないからと、花びらが色あせているカーネーションをそのままにしておくと、病気の原因や新しいつぼみが開花しない原因になるので早めに摘み取りましょう。

特に梅雨時はカビが生えやすいし虫もつきやすい時期なので、色あせてきた花びらを摘み取り株の風通しを良くしましょう。

もしもカビが発生してしまったら、全体に広がらないうちにカビが生えた部分は広めにすぐに取り除きましょう。

肥料や害虫対策
カーネーションはとても肥料を好む花です。

真夏は避けて、春または秋にかけて市販の固形肥料(月に1回程度)または液体肥料(週1回程度)を与えましょう。

花つきが悪くなったり、葉の色が薄くなる場合は肥料不足と考えましょう。

梅雨の季節にはアブラムシダニがつきやすくなります。
目についたらすぐに市販の殺虫スプレーで駆除してください。

カーネーションの鉢植えの切り戻しと植え替え時期

カーネーションには春に咲く「一季咲き」の品種と、生育条件が整えばいつでも咲く「四季咲き」の品種があります。

【開花時期】
一季咲きの品種(3月~5月頃
四季咲きの品種(2月~7月・9月~11月頃

母の日にプレゼントされたカーネーションが四季咲きの品種かもしれません。
秋にまた花を咲かせるために切り戻しと植え替えをしてみましょう。

切り戻しの時期
切り戻しの時期は、花が一通り咲き終わる6月中旬前後がベストです。

根元から全体の半分ほどの高さで思い切って茎を切り戻しましょう。
切り戻して、新たな茎が伸びる秋に再び開花するのを待ちましょう。

植え替え時期
植え替え時期は、切り戻し作業と同時期の6月中旬頃がベストです。

根が伸びて鉢内に回ってしまい新しい茎が伸びなくなった時や、鉢土に水がしみこみにくくなったりした時が植え替えの目安になります。
一回り大きな鉢を用意し、植え替え後は風通しの良い戸外に置きましょう。

カーネーション鉢植えは冬越えできる?

鉢植えカーネーションが冬を越して、来年も咲いてくれたら嬉しいですよね。

カーネーションはとてもデリケートで、虫が付きやすく病気にかかりやすいので、一般的に鉢植えはちょっと難しいと言われています。
だから何年も楽しむというのはなかなか難しく、「一年草扱い」されていることが多いようです

しかし、何年もカーネーションを咲かせている人もいらっしゃるので、あきらめないで冬越しに挑戦してみましょう。

カーネーション鉢植えの冬越えの方法

カーネーションは屋外の寒さには耐えられないので、室内に入れましょう。

昼間は室内の日光があたる出窓などに置き、夜は窓際では温度が下がってしまうので、必ず室内の中央に移すようにしましょう。
なるべく一定の気温を保てるように工夫してくださいね。

どれだけカーネーションに必要な、温度と日当たりを確保できるかによって、生育具合が変わってきます。

少し弱ったり元気がないときには、水やりを少し控えめにして肥料を与えてはいけません。

花が咲いたり、新芽を出したりしているときは、通常通りの管理をします。

まとめ

子供からプレゼントされたカーネーションは意味のある特別なものです。
愛情込めて正しいお手入れや育て方をして、切り戻しや植え替え時期植を守り冬越しを成功させましょう。

 ⇒ 紫陽花の鉢植え室内での育て方 植え替え時期や地植えへの方法と剪定は?

紫陽花の鉢植えの育て方も紹介しています。
参考にしてください。