アメリカでは2018年6月18日、トランス脂肪酸の食品への使用規制が始まりました。

私たちの体に、どのような影響があるのかとても心配になりますよね。
小さい子供を持つ親は気が気ではないでしょう。

どのような食品に多く含まれているのか知っておく必要があり、避けた方が良い食品がわかれば安心できるのではないでしょうか。

そこで、トランス脂肪酸の体への影響、食品別の含有量や避ける食品の食べ方を紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

トランス脂肪酸の体への影響は?

アメリカの2018年6月18日から始まったトランス脂肪酸の食品への使用規制は、とても気になるニュースですよね。
実際、トランス脂肪酸は私たちの体にどんな影響を及ぼすのか紹介しますね。

中性脂肪が増えて肥満になる可能性が高くなる

トランス脂肪酸が体に入ると、血液中の中性脂肪が増えきます。
体に脂肪がたまりやすくなるということは、知らず知らずのうちに肥満になっていたなんてことになりかねないですよね。

具体的には次のようなことです。

血液中に中性脂肪が多くなると、中性脂肪自体が皮下脂肪となって体に蓄えれらてしまいます。
さらに中性脂肪のせいで血液はドロドロした状態になるので血流は悪くなり、体の機能が衰えるので代謝も落ちてしまいます。

だから、せっせと食事に気をつけてダイエットしていたつもりでも、知らないところでトランス脂肪酸を知らず知らずのうちに口にしていたら、「ガーン!!」逆に太ってしまう恐れがあるのです。

悪玉コレステロールを増やす働きをする

残念なことに、トランス脂肪酸は血液中の善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やす働きをします。

具体的には次のようなことです。

血管の壁に悪玉コレステロールがこびりついて動脈硬化を起こす可能性があります。
このような動脈硬化は生活習慣病を引き起こしてしまいます。

さらには血液中にコレステロールが増えて、血液がドロドロになって流れが悪くなり代謝が落ちてしまいます。

■主な生活習慣病
・脳卒中
・脳梗塞
・心筋梗塞 など

アレルギーの病気になる可能性もある

トランス脂肪酸は肥満や動脈硬化だけではなく、アレルギーの病気になる可能性もあります。

最近の子供にアレルギー関連の病気が多いのはこのことに関係しているのでしょうか。
アレルギーって一度なってしまうととっても大変だから心配ですよね。

■アレルギー関連の病気
・アトピー性皮膚炎
・アレルギー性鼻炎
・気管支喘息 など

記憶力にも影響がでる可能性がある

トランス脂肪酸をたくさん過ぎた人ほど記憶力が低下している傾向にあることが、カリフォルニア大学で研究をした結果分かったようです。
まだ詳しくは原因が分かっていないようですが、トランス脂肪酸を摂ることで体が酸化されて体内に活性酸素が増えたからと考えられているようです。

これって、認知症になりやすいということになるのでしょうか?
なんだか怖いですね。

トランス脂肪酸 主な食品別含有量は?

私たちの身近ある食品で、どのようなものにトランス脂肪酸は多く含まれているのか、どのくらいの量が含まれているのか紹介します。

≪食品別平均含有量 (g/100g)≫
・ショートニング(1.2~31)
・マーガリン(0.94~13)
・バター(1.7~2.2)
・ビスケット類(0.036~3.8)
・食用油類(0~1.7)
・ラード(0.64~1.1)
・牛脂(0.64~2.7)
・マヨネーズ(1.0~1.7)
・チーズ(0.50~1.5)
・ケーキ、ペストリー類(0.4~1.3)
・スナック菓子、米菓子(0.026~1.5)
・アイスクリーム類(0.28~0.6)
・菓子パン(0.15~0.34)
・食パン(0.046~0.27)
・チョコレート(0~0.71)
・即席めん(0.024~0.38)
・牛乳(0.13)

トランス脂肪酸というとマーガリンというイメージが強いのではないでしょうか。
しかしショートニングがマーガリンの倍近いトランス脂肪酸を含みダントツの1位です。

でも、「ショートニングって何?」という人は少なくないですよね。

ショートニング(shortening)は、マーガリンから水分と添加物を除いて純度の高い油脂にした食品のことです。
無味無臭で製菓に使用するとさっくりと焼き上がるので、パンや焼き菓子の製造などにバターの代用として利用されています。
揚げ油に使用すると、衣がパリッと仕上がります。

この「さっくり」や「パリッ」という食感を表す意味の英語「short」がショートニングの語源です。

またショートニングは安価でサクサクとした食感を出せるので、外食産業の揚げ物に入っている可能性が非常に高いと言われています。
同じように、安価で売られているようなお菓子にもほとんどショートニングが含まれているようです。

トランス脂肪酸を避ける食品の食べ方は?

トランス脂肪酸を避けた方が良いことはわかっていても、次のような「やめておきたい例」こんな一日あるあるじゃないでしょうか。
私だけかな?

★やめておきたい例
朝食    コーヒーフレッシュを入れたコーヒーと、マーガリンを塗った食パン
昼食    手軽にマヨネーズを使ったハムサンド
おやつ   コーヒーフレッシュを入れたコーヒーと、ドーナツ2個
晩御飯   冷凍食品の唐揚げをつまみに晩酌

ただあれもダメ、これもダメと考えてしまうと、かえってストレスが溜まってしまいますよね。
無理せずに出来るところから始めてみましょう。

まず最初に避けた方がいいのは、ファストフードなどのジャンクフードやスナック菓子です。
ジャンクフードを食べる代わりに、おむすびにしてみましょう。
スナック菓子を食べる代わりに、おせんべいや和菓子系の甘いものを選んでみましょう。

また、成分表示を見る習慣を心がけましょう。
コンビニやスーパーでお菓子や菓子パン、ケーキなどを買う時には、必ず成分表示を見てみましょう。
「マーガリン」「ショートニング」と書いてある商品は、出来るだけ避けるのがいいですね。

※安いお菓子には必ずと言っていいほど含まれてます。

マーガリンではなくて、バターの方が一般的に含有量は少ないのですが、最近では「トランス脂肪酸の含有量」を表示したマーガリンが販売されています。
2%以下であれば、健康に対する害は少ないと言われています。

調理油は出来るだけ「トランス脂肪酸」の少ないものを選びましょう。
出来れば全く含まない「オリーブオイル」がおすすめです。

できるだけオメガ3脂肪酸を摂るように心がけましょう。
えごま油の効能と効果的な取り方や保存方法

しそ油、えごま油、あまに油、菜種油などもおすすめですが、これらは熱に弱く調理向きではないということは頭に入れておきましょうね。

まとめ

トランス脂肪酸は極力避けた方がいいですが、あまり神経質になってもかえってストレスで体調を崩しては元も子もありません。
できるところから少しづつ食生活に取り入れてみましょう。

トランス脂肪酸とは?多く含む食品とマーガリンやバターの含有量はどれくらい?

より健康的で明るく楽しい食生活を送るために、時には柔軟に考えるもの必要です。