帯状疱疹(たいじょうほうしん)とはどんな病気なのか知らない人も多いですよね。
初期症状は、何だかかゆくて痛い、虫刺されに似ていて気づきにくいと言われています。

だから虫刺されの塗り薬つけ、一向に良くならないまま時間が経過してしまい治療が遅れてしまったという人が少なくないようです。

帯状疱疹になった原因は何だろうと考える時、思い当たるのは免疫力が低下です。

そこで、何より初期治療が大切な帯状疱疹の初期症状、原因について紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

帯状疱疹(たいじょうほうしん)とはどんな病気なの?

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水ぼうそうを起こす原因ウイルスと同じ水痘(すいとう)ウイルスが活動することで起こる病気です。

水ぼうそうだったら子供の頃にかかったことがある、と言う人は多いですよね。
子供の頃、水ぼうそうにかかると幼稚園や保育園、学校などはお休みしなくてはいけなかったし、兄弟どちらかが水ぼうそうになると必ずうつるほどの感染力の強いウイルスです。

でも、水ぼうそうは一度かかったら免疫ができて、もうかからないという認識の人が多いですよね。

なのになぜ帯状疱疹(たいじょうほうしん)になるのかこの疑問をスッキリさせましょう。

初めて水痘ウイルスに感染すると大人でも水ぼうそうにかかります。
この時、水痘ウイルスに対する免疫が出来るので、それ以降は発症せずに過ごすことができます。
ここまでは、ほとんどの人が理解しています。

問題はここからです。

水痘ウイルスは免疫により完全に消滅するわけではありません。
「えぇー、そんなこと初めて聞いたわ。」と言う人は多いのではないでしょうか。

だったら、水ぼうそうを発症している友達の家に子供を連れて行き、わざわざうつしてもらう必要はなかったと後悔しているお母さんもいるかもしれませんね。

私が育児をしていた頃は、水ぼうそうは一度かかったら免疫が出てその後は二度とかからないということから、小学校に入学する前にわざわざ水ぼうそうになっている子供と遊ばせて水ぼうそうをもらっていたんです。

しかし実際は、体の神経節(しんけいせつ = 神経の細胞が集まった部分)に水痘ウイルスが隠れて、なんと復活の機会を狙っているのです。
長い場合は何十年も潜伏し続けるんですって、びっくりですね。

そして私たちの免疫力が低下したときに水痘ウイルスは、ここぞとばかりに復活します。

水痘ウイルスが復活すると、神経節の神経に添って帯状に症状が現れることから帯状疱疹と呼ばれています。

帯状疱疹は皮膚だけではなく神経にも攻撃をするので、初期の対処が遅くなると重症化してしまう病気です。
だから帯状疱疹を治すためには、早期の初期治療がとても大切なのです。

帯状疱疹の初期症状はかゆみ? 痛み?

早期の初期治療がとても大切な帯状疱疹の初期症状を紹介しますね。

帯状疱疹の初期症状は、皮膚症状が出る前に神経に沿って体の奥に痛みを感じることから始まるようですよ。

次のような症状が数日間~1週間程度現れます。

ピリピリ、ビリビリ、チクチク、モゾモゾする痛みを感じる
痛みと共にかゆみも伴う
痛がゆい感覚を感じる
・体に響くような重い違和感がある

このような症状を感じる段階のことを前駆痛(ぜんくつう)と言いますが、この段階で帯状疱疹と分かる人は少ないです。

その後、再活動を始めた水痘ウイルスは神経に添って皮膚や神経を攻撃しながら増殖します。

※帯状疱疹の初期症状は、個人差があるので必ずこの症状が出るとは限りません。
これらの症状が全く出ないと言う人もいます。

確かに義母が1年前に帯状疱疹にかかってしまった時も初期症状の痛みは感じなかったようです。

皮膚に現れる症状は?

再活動を始めた水痘ウイルスは神経に添って皮膚や神経を攻撃しながら増殖し、皮膚には次のような症状が現れます。

赤く小さい発疹の集まりが見られる
・発疹の先に水泡が出来てくる

皮膚症状の初期段階では赤い発疹の集まりが出てきて、その発疹の先がみるみるうちに水ぶくれになってきます。
この初期段階で薬を服用すると、症状が軽く早く治る場合が多いのです。

だから、皮膚にピリピリ、チクチクなどの痛みや違和感のあるかみを感じたり、赤い発疹や小さな水泡が出てきたら何だろうこれはなどと考える前に早急に皮膚科を受診しましょう。

この段階で虫刺されなどのクリームを塗って様子をみるようなことをしていると、症状を長引かせ重症化してしまう可能性が大きくなります。

帯状疱疹の初期症状と似た疾患

帯状疱疹の初期症状と似た疾患は次のようなものがあります。

・かぶれ
・虫刺され
・単純ヘルペス
・低温やけど など

しかし、これらの症状と帯状疱疹との違いは神経に沿って出ていないと言う点なので、区別するには痛みの出方もよく注意してみましょう。

帯状疱疹ならば、水ぶくれより先に痛みがあります。
また、痛みやかゆみは皮膚の表面ではなく奥の方で感じるはずです。

実は義母が帯状疱疹にかかった時も、最初は毒虫の刺されて皮膚がかぶれたんだろうと思い込み、自宅に買い置きしてあった虫刺されの軟膏をつけていました。
しかし、一向に治らなかったので近所の外科で診てもらったところ帯状疱疹と診断されました。
なぜ外科に行ったのか不思議でなりません。
そこですぐに皮膚科に行けば良かったのに、そのまま外科で薬を出してもらい治療を受けていましたが症状はどんどん悪くなり、食事もままならない状態から歩くことも困難で入院するという大変な目にあってしましました。

帯状疱疹はすでに治って退院しましたが、以前のはつらつとした様子は消えてしまいました。
1年経った今も痛みと戦っています。
思わず声が出てしまうほどの痛みが襲ってくると言っています。

早い時期の適切な治療が大切だということを義母本人はもちろんですが、家族も身をもって感じています。

帯状疱疹の症状が出る原因は?

帯状疱疹は前述した通り、水ぼうそうにかかったことのある人なら誰もが発症する可能性のある病気です。
しかし、全員が帯状疱疹になるというわけではありません。

では、どのような原因が帯状疱疹の症状を引き起こすのか紹介します。

帯状疱疹を起こす主な原因

次のようなさまざまな原因によって、私たちの身体の免疫力が低下した時に帯状疱疹になります。

・過剰なストレス
・疲労
・加齢
・紫外線による影響
・悪性腫瘍
・免疫抑制剤、抗がん剤、放射線治療による影響 など

特に、中高年以降の高齢者は体力が落ちやすいので注意が必要です。

以前、帯状疱疹は高齢者(50歳以上)に多い病気と言われていましたが、最近は若い年代(20~30歳代)にも増加していると言われます。
日頃から免疫力が落ちぬよう、規則正しい生活やバランスのいい食生活を心がけたいですね。

帯状疱疹は神経に沿って、主に体幹に出やすいのですが全身のどこにでも出ます。
ほとんどの場合、体の片側のみに出来ることが多いです。

特に注意したいのが、顔に出た場合です。
三叉神経が通っている額、目、鼻、耳の下などの神経に出た場合、顔面まひなどの障害を起こす可能性があるのです。

この場合は、皮膚科だけでなく眼科や耳鼻科なども受診する必要があるので、前述した初期症状が出たら迷わず早期に皮膚科に受診することが重要です。
皮膚科の医師の指示をしっかり守りましょう。

まとめ

私たちの身体の免疫力低下した時に帯状疱疹になるのです。
特に高齢者の方は体力が落ちやすいので十分に注意しましょう。

体の調子が悪い時に、皮膚の痛がゆい感じやピリピリした痛さや違和感を感じたら、帯状疱疹かもしれないと考えて皮膚科を受診するようにしましょう。

何度も言いますが、帯状疱疹は初期の対処が重要です。

⇒ 帯状疱疹の痛みはいつまで?治った後の帯状疱疹後神経痛を和らげる方法は?

こちらも読んで参考にしてください。