帯状疱疹の痛みには個人差があると言われていますが、痛みがいつまで続くのか不安を抱えている人は少なくありません。

治ったはずなのに、日常生活に支障が出るようなヒリヒリした痛みや、ズキーンと針を刺されたような痛みが襲ってくる帯状疱疹後神経痛とはどんな病気なのか気になるでしょう。

辛い痛みを和らげるにはどうしたら良いのか知りたいですよね。

そこで、帯状疱疹の痛みの期間や、治った後の帯状疱疹後神経痛とはどんなものなのか、また辛い痛みを和らげる方法を紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

帯状疱疹の痛みはいつまで続くの?

帯状疱疹は皮膚に症状が出る数日前頃から、皮膚の中からチクチク、ピクピクした痛みを感じ始めます。
皮膚の症状よりもまず痛みで気がつくことが多いのですが、この痛みは体の中で眠っていた水ぼうそうのウイルス(水痘ウイルス)が目を覚まして暴れだすサインです。

ウイルスが神経にそって体の表面に出てくるとき、神経を傷つけながら移動するこれが痛みの原因なのです。

この痛みのピークは皮膚に症状が出始めてから大体1週間~2週間程度と言われています。

そして個人差はありますが、皮膚の発疹は3週間~1か月ほどで治り、痛みは皮膚の症状がよくなるにつれて消えていきます。

このように皮膚の症状がよくなり、痛みも同時に消えてしまえば問題はありません。
しかし、稀に痛みだけが残ってしまうことがあるので厄介です。

ひどい痛みは我慢しすぎると,帯状疱疹の皮膚の症状が消え治った後も痛みだけが長期間にわたって残るという原因となるので、出来るだけ早く皮膚科を受診し痛みの治療を始めてもらいましょう。

治った後に痛みが残るのは帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹は治ったはずなのに、一向に痛みが消えずに残っているのは帯状疱疹後神経痛です。
この帯状疱疹後神経痛とはどんな病気なのか紹介しますね。

帯状疱疹は早期発見、早期治療が重要なのですが、帯状疱疹になったことに気づくのが遅かったために症状が長引いたり、高齢者の場合など、帯状疱疹の皮膚症状が治った後に帯状疱疹後神経痛として辛い痛みが数年から一生続くことがあります

一言で言ったら「帯状疱疹の後遺症」です。

帯状疱疹の発疹が完全に治ったにもかかわらずなぜ痛みだけが残るのか不思議ですよね。
それは、ウイルスによって傷つけられた神経の回復が遅れることが原因です。

状疱疹後神経痛の痛みはとても強いものです。
激痛(焼けるような痛みや電気が走るような痛み)で、夜眠れなくなるほどひどい場合もあります。
身体の免疫力と深くかかわっているので、免疫力が低下している人や高齢者に発症しやすいと言われます。

外傷は見られないし、帯状疱疹後神経痛になった人でなければわからない強い痛みは目にみえないため、周囲がなかなか理解してあげることができないのが歯痒いですよね。

帯状疱疹後神経痛の症状は主に痛みですが、感覚鈍麻(触感や温度の感覚が鈍くなること)もあります。

また、次のように痛みの感じ方は人によってさまざまです。

刺すような痛み
締め付けられるような痛み
焼けるような痛み
ビリビリと電気が走ったような痛み

そして違う痛みが交互に現れ、時間が経つと痛みかたも変わって種類の違う痛みが混在することも特徴です。

このように帯状疱疹後神経痛は、症状が患者さん一人一人違うので、決まった治療法というものがありません。
その患者さんにあった治療を選んでいきますが、一度や二度の治療で治ることはまれなので根気よく治療を続ける必要があります。

私の義母は1年前帯状疱疹にかかり、治った後も痛みが消えぬまま帯状疱疹後神経痛になってしまいました。
早期発見できず、さらに外科で治療を受けていたというのが悔やまれます。
一時は気力も失せてしまうほどの痛みに食欲もなくなり、歩くことできなくなってしまうほどでしたが、病院を変えて入院をすることで体力は回復してきました。
痛みと上手く付き合えるよう、前向きに生活できるようなって欲しいと家族は願っています。

私の義母のように、初期の対応が遅れたり適切な治療を受けないで時間が経ってしまうと、いつまでたっても痛みが取れずに後遺症として残ってしまう事もあります。
帯状疱疹の発疹を確認して3日以内に抗ウイルス薬を用いた治療を始めると、帯状疱疹後神経痛にかかりにくいと言われているので、帯状疱疹の初期症状は見逃さないようにし必ず皮膚科を受診しましょう。

また、帯状疱疹にならない為に50歳を過ぎたら水ぼうそうの予防接種を受けるのも良いですね。
かかりつけの内科で帯状疱疹の予防接種の張り紙を最近見ました。
義母の様子を見ていると私自身不安になるので、一度医師に相談してみようと思っています。

帯状疱疹後神経痛の痛みを和らげる方法は?

帯状疱疹の場合は、身体の抵抗力や免疫力によって重症度が決まってしまうので、初期に軽症だからと無理をしてしまうと重症化する可能性があります。
病院で治療をしながら、日常生活でもセルフケアを行って痛みを和らげるましょう。

帯状疱疹後神経痛になってしまった場合は、上手く痛みをコントロールしながら日常生活を送りましょうね。

それでは、帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛の痛みがどのようにしたら和らぐのか紹介します。

身体を温める

ポイントは「温める」です。

「冷やして痛みを麻痺させる」というのは? と考える人もいるかもしれませんね。
しかし帯状疱疹の痛みの場合は、冷やすことで血行が悪くなると逆効果になってしまうので注意しましょう。

痛みが強い場合は身体を温めて血行を良くすることが大切です。

カイロ
湯たんぽ
入浴

カイロや湯たんぽで患部を温めることで痛みが和らぎます。
入浴は全身の血流がよくなるので、リラックス効果も生まれます。

清潔にする

患部を清潔に保ちましょう。

炎症が起きているときは、湯船に入るのはやめてシャワーで身体を洗い流す程度でもOKです。
石けんが肌の刺激にならないようにし、優しく洗いましょう。
キレイにしようとゴシゴシこするのはNG、跡が残ってしまいますよ。

新陳代謝が高まるので、痛みが和らぐだけでなく患部の乾きも早くなる効果があります。

気分転換をする

痛みを気にかけない」というのも痛みを和らげるポイントです。
また、精神的なストレスや過労が症状をひどくすることもあるので、無理をせず身体を休ませましょう。
無理をしないことが、治療期間を短くします。

自分が心から楽しめる時間を作ることで気分転換をしましょう。
好きな運動をする、家族や友人と食事を楽しむ、カラオケで歌うなど、こうした時間が痛みを感じる時間を少なくするのです。

アルコール類は控える

少量のアルコールはストレス解消に役立つので良いのですが、適量を超えるとアルコールが血管を拡げて帯状疱疹の炎症を悪化させる恐れがあります。

美味しいお酒もアルコールを肝臓で分解されるときに、体力を使っていまい身体の疲労につながってしまうので、痛みが和らぐのを遅らせることになってしまうでしょう。

まとめ

帯状疱疹は早期発見、早期治療が重要です。

痛みのピークは1週間~2週間です。
個人差はありますが、皮膚の発疹は3週間~1か月ほどで治り、痛みは皮膚の症状がよくなるにつれて消えていきます。

帯状疱疹の初期症状は見逃さないようにし必ず皮膚科で適切な治療を受け、身体を温め患部を清潔にし、気分転換をはかりながらお酒は控えめにして、帯状疱疹後神経痛にならないようにしましょう。

⇒ 帯状疱疹とは 初期症状は痛み?かゆみ? 原因は免疫力低下

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