
お宮参りの赤ちゃんの服装を着物にするべきかドレスでもいいのか悩んでいるお父さんとお母さんは多いようです。
「絶対にコレでなければいけない。」という服装の決まりはないことも迷ってしまう要因ですよね。
着物にした場合、掛け着の着せ方はどうしたらいいのかも心配でしょう。
また掛け着はレンタルでもいいのかも気になります。
そこで、お宮参りの時の赤ちゃんの服装は着物とベビードレスどっちがいいのか、掛け着の着せ方、レンタルでもいいのか紹介します。
参考になれれば幸いです。
では本題に入りましょう。
お宮参りの赤ちゃんの服装は着物とベビードレスどっちを選ぶ?
赤ちゃんが誕生して1ヶ月検診を済ませるといよいよ人生初のセレモニーのお宮参りですね。
そこで多くのお父さんやお母さんが迷うのが赤ちゃんの服装です。
一般的にお宮参りの赤ちゃんの服装は、着物(掛け着)か、ベビードレスになります。
着物(掛け着)とベビードレスのどちらをえらんだらいいのか、それぞれのメリットやデメリットを紹介します。
着物(掛け着)の場合
お宮参りに赤ちゃんにかける着物(掛け着)は、背中の部分に絵柄が描かれた華やかな着物になります。
赤ちゃんに肌着を着せた上に白羽二重の内着を着せ、帽子とよだれかけをつけ、その上に着物(掛け着)を羽織らせ、着物に付いている紐を、抱っこしている大人の首の後ろで結ぶのが正式です。
※白羽二重とは
真っ白な絹で作られた産着です。
しかし、近年は赤ちゃんに白羽二重の内着を着せることは少ないようです。
着物(掛け着)の中にベビードレスを着せる人や、普段にも着れるようにと白を主体としたロンパースなどを着せる人などさまざまです。
★男の子
五つ紋つきが主流です。
絵柄は、鷹、兜、鶴、松、武者など勇ましい力強い柄が定番です。
色は黒、紺が好まれていましたが、近年は華やかな白、青、紫、緑、シルバーなどを選ぶ人も増えているようです。
★女の子
綸子(りんず)、縮緬(ちりめん)、絞り(しぼり)など、さまざまな織り方や染め方の生地が使われています。
絵柄は、花、蝶、手まり、御所車など可愛らしい柄が定番です。
色は赤、ピンクが好まれていましたが近年は白、黄色、水色などを選ぶ人も増えているようです。
メリット
・日本ならではの伝統が感じることが出来る
・たくさんの色や柄中から選ぶことが出来る
・高級感がある
デメリット
・費用がかかる
・季節が夏だと暑い
・着用に手間がかかる
ベビードレスの場合
お宮参りの赤ちゃんのベビードレスは、おしゃれな白いレース製が主流です。
種類としては2つ、セレモニードレスと、おしゃれなロンパースやカバーオールなどです。
着物(掛け着)のように羽織ることのできるレースのケープもあるので、ケープをかけると着物(掛け着)に負けないくらいのフォーマル感がでます。
着物(掛け着)とは違い、男の子と女の子に違いはありません。
一般的には白いドレスですが、薄いベージュや淡いブルー、淡いピンクなどの色物にも人気があります。
メリット
・着用が簡単
・退院の時にも着せられる
・お食い初めの時にも着せられる
・着物に比べると費用が抑えられる
デメリット
・お宮参りという特別感が薄い
・似たようなデザイン多い
着物(掛け着)とベビードレスのどちらを選ぶか、じっくりお父さんとお母さんで検討してくださいね。
ただ、見かけを重視しするあまり、夏の暑い時に風通しの悪い服や、冬の寒い時の薄着はNGです。
まだ体温調節がしにくい赤ちゃんですから、季節によってはおくるみなどで調節できるような服装を選んであげましょう。
個人的には、日本伝統の着物(掛け着)がおすすめです。
着物(掛け着)なら、中に着る服装が季節のよって調節しやすいですよ。
夏場は神社についてから直前に羽織らせればOKですからね。
お宮参りの赤ちゃんのを掛け着の着せ方
お宮参りの赤ちゃんの服装を着物(掛け着)と決めた場合の気になる着せ方を紹介しますね。
何だか難しいのではないかと思ってしまいますが、ポイントを押さえれば大丈夫です。
私も孫のお宮参りを3回経験しましたが、心配することなくスムーズに掛け着を着ることが出来ました。
1.赤ちゃんによだれかけをつけます。
2.着物(掛け着)と襦袢(じゅばん)を重ね、襦袢のひもと着物(掛け着)のひも2本を袖に通します。
3.赤ちゃんを抱っこし、抱っこしている人の背中に紐をかけ、もう片方の紐は脇を通して抱っこしている人の背中で結びます。
4.赤ちゃんの帽子をかぶせます。
5.よだれかけを着物の外に出して出来上がりです。
動画を参考にしてください。
動画にはよだれかけと帽子をつける部分が省略されているので忘れないように気をつけましょう。
お宮参り赤ちゃんの掛け着はレンタルでもいいの?
お宮参りにはベビードレスではなく、日本ならではの伝統を感じることが出来る掛け着を赤ちゃんに着せたいと思うお父さんやお母さんも少なくありません。
選択肢はたくさんありますよ。
赤ちゃんの祖父母から贈られる
以前は母方の祖父母から贈られることが多かったようです。
先ずは祖父母を交えて相談してみてはいかがでしょう。
赤ちゃんの親が購入する。
ただお宮参りの掛け着は、ポリエステル製や正絹など素材によっても違いはありますが、どちらにしてもお安いものではありません。
この点で頭を抱えてしまいますよね。
レンタルする
祖父母に甘えたくないという思いが強い場合は、無理をしない形で掛け着選びが出来るレンタルを利用しましょう。
最近は写真館で写真を撮り、そのまま神社までレンタルできるシステムの店舗も多いようです。
写真館で撮影をした赤ちゃんに、無料で着物の貸し出しをする店舗もあるようです。
ただこの場合、選ぶ種類が限られていたり貸出時間が短かったなどの条件が付く場合もあるのでしっかり確認しましょう。
好きな着物を選び、時間を気にしないでゆったりお宮お参りをしたいのであれば、有料のレンタルを考えた方が良い場合もあるでしょう。
どちらにしても早めに店舗に問い合わせることから始めましょう。
親の掛け着を着せる
私の孫は3人ともこのパターンでした。
私の子供のお宮参りの時、母方の祖父母(私の親)から掛け着を贈ってもらい、使用したものを大切にしまっておいたのです。
赤ちゃんに親が着た掛け着と同じものを着せてあげたのです。
私の親はひ孫にも掛け着を使ってもらえたことにとても喜んでいました。
親の着たものと同じものを着せてあげられてとても良い思い出になりました。
一度、祖父母(親)に確認してみてください。
もしかしたら、親が使用した掛け着がタンスに眠っているかもしれませんよ。
まとめ
お宮参りの赤ちゃんの服装に決まりはありません。
お宮参りは赤ちゃんの誕生を報告し健やかな成長を願う行事です。
掛け着やベビードレスでなければ神社で祝詞をあげていただく事が出来ないわけでもありませんので、お父さんやお母さんの思いや好み、家庭の事情に合わせて選びましょう。
しかし、生まれて初めての、一生に一度のお宮参りです。
記念に残る、記憶に残るお宮参りになるよう計画を練って当日をお迎えください。