しじみには旬の時期が年に2回あると言われています。
その時期はいつなのでしょう。

また昔からしじみは肝臓に良いと言われていますが、どのような栄養素が含まれているのでしょう。

そして、子供の頃、「味噌汁は汁だけ飲めばいい、具は食べなくていい。」と言われたと言う人も多く、味噌汁の具となったしじみには栄養がないのか疑問に思っている人は多いようです。

そこで、しじみの旬の時期や種類、栄養、味噌汁の具となったしじみを食べるほうがいい理由について紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

しじみの旬の時期や種類は?

しじみは年間を通して採れます。

ただ食物は旬の時期に食べるのが、栄養価も高く体に良く働きかけてくれるので一番効果的です。

それでは、しじみの旬の時期を紹介しますね。

しじみの旬はなんと、夏と冬の年2回です。

夏の旬の時期

夏の旬の時期は7月~8月です。

年2回の旬の中でも、夏の時期はしじみにとって産卵期に当たるため、身が最も大きくなっているので、プリっとした身を味わうことができます。
しじみの身を一番美味しく食べたい人には一番いい時期です。

冬の旬の時期

しじみのもう一つの旬は、冬の時期の1月~2月です。

この時期は水温がぐっと下がります。

この時、水の中にいるしじみは生き延びるために栄養を自分で分泌します。
自分で分泌した栄養が甘味成分となるので、冬のしじみはとてもに栄養価が高いのです。

また、冷たい水の中で育つことで夏の時期より少々身は小ぶりですが、とても身がしまったしじみです。

 

夏の猛暑の時期(7月~8月)に採れたのものは「土用しじみ」とも呼ばれています。

冬の厳寒の時期(1月~2月)に採れたのものは「寒しじみ」とも呼ばれています。

しじみの種類

日本に生息しているしじみの種類について紹介します。

大きく分けて下記の通り3種類です。

一般的に下記の3種類がしじみと呼ばれ多く流通し、スーパーなどの店頭で売られています。

やまとしじみ

日本で最も一般的なしじみです。

北海道から九州に至るまで、全国の河川の河口など淡水と海水が入り混じる汽水(きすい)域の砂と小石の底に生息しています。
なんと、国内に流通しているしじみの99%がこのやまとしじみです。

やまとしじみは日本全域に分布していますが、主な産地は島根県宍道湖と利根川河口です。

やまとしじみは「土用しじみ」とも呼ばれ、旬は夏になります。

ましじみ

ましじみは、北海道を除く本州、四国、九州に分布し、淡水のきれいな河川にすんでいます。

本来しじみは、「寒しじみ」とも呼ばれ旬は冬です。
しかし今では、ましじみが激減してしまい代役を「やまとしじみ」が務めている状態です。

せたしじみ

せたしじみは、琵琶湖が原産の淡水性のしじみです。

瀬田川でよく獲れたことから「せたしじみ」と呼ばれています。

現在せたしじみは秋田県八郎潟や諏訪湖や河口湖などにも移殖されています。

しじみの栄養素

昔から良く言われているのは、「しじみは肝臓にいい。」ということですが、これは皆さん大変良くご存知ですね。

でも、肝臓だけに良い効果が表れるというわけではありません。

それでは、小さなしじみに含まれている栄養について紹介しますね。

しじみは貝の中でも豊富な栄養が含まれていることで昔も現在も大変注目されています。

それでは、しじみに含まれる主な栄養を紹介しますね。

オルニチン

しじみは特に、オルニチンという成分が一番含まれている食品です。

オルニチンには、肝臓の解毒作用効果が期待できます。
だから昔から、「しじみは肝臓にいい。」と言われてきたのですね。

ということは、常日頃からお酒を飲んでいる人や、健康診断で気になる肝臓の数値などが出てしまっている方にはとても重要な成分といえます。

オルニチンは肝臓の負担を減らしてくれるので、体の回復がとても速くなるのです。

グリコーゲン

しじみには、グリコーゲンという成分も豊富で、肝臓の働きを助ける働きを持っています。

疲労回復に即効性があるので、夏バテ防止にぴったりですね。

その他の栄養素

タウリン
タウリンは、肝臓の解毒作用を高めてくれる期待が持てます。

 

メチオニン
メチオニンも豊富に含まれ、肝臓の働きを助ける働きを持っています。

 

このように、しじみの栄養素は肝機能の向上にとても役立っているのです。

この効果はすでに江戸時代には気づかれていて、二日酔いの翌日の朝には、しじみ汁を飲むのが習慣化されていた地域があったほどと言われています。

 


鉄分が含まれているので、貧血にも有効です。

 

ビタミンB12
ビタミンB12は、肝臓だけでなく貧血にも有効です。

 

昔は、出産時の出血で貧血になってしまう人や、産後の母体が細菌などに感染してしまい病気でなくなってしまう人も多かったのです。
そして出産後に、母乳を与えていると体の栄養素が赤ちゃんに吸収されて、体重が一気に減少したり体の回復に時間がかかってしました。

しかし、体の回復に時間がかかっていた産後に、必要な栄養素の鉄分やミネラルがしじみには豊富に含まれているので、貧血予防や免疫力をあげて感染予防につながっていたのです。

このように、庶民が生きていく上でしじみの栄養素はとても重要だと、かなり昔から気付かれていたのです。

 

この他にも、ビタミンB2カルシウムも豊富で、たんぱく質も含有量は少なめですが良質です。

しじみの今

かつてしじみは、獲っても獲っても減らないとまで言われてきた時代がありました。

しかし今ではその数が激減し、地域によっては絶滅してしまったところさえあると言われているのです。

 

スーパーなどの店頭に並んでいるしじみの価格は、とても高いと感じている人は多いのではないでしょうか。

しじみの価格が高いのは、「含まれている栄養成分が高い食品だからなのかなぁ〜。」と思っていたのですが、しじみ数が激減している状況がしじみが高くなっている理由だったようです。

 

ちなみに、
私はしじみが大好きなので、値引きされている時を狙って買うようにし、毎回しじみに感謝しながらお味噌汁を飲んでいます。

しじみは冷凍もできちゃうのですよ。

味噌汁の具になるしじみの身は食べる方がいいの?

子供の頃、母によく言われていたのは「しじみの味噌汁は栄養が全てお汁に出ているから身は食べなくていいからお汁を飲みなさい。」でした。

私は大人になった今も「味噌汁の具になるしじみの身には栄養がないんだ。」と信じていて、わが家の息子たちにも「しじみの身は食べなくてもいいから、お汁だけ飲みなさい。」と言ってきました。

しかし、どうやらそれは間違っていたようなのです。

 

しじみの旨味は確かにお汁に溶け出します。
しかし味噌汁の具になるしじみの身にも、ビタミンやミネラルなど普段身体に摂りにくいとされている栄養がたくさん詰まっているということです。。

 

だから、捨ててしまうなんてもったいないことは、今日からしないようにしましょう。

しじみの身は小さくて取りにくいですが、しっかりとってお口に入れましょうね。

味噌汁の具になるしじみの貝から身が離れやすくするには?

しじみも食べやすいように、貝から身が離れてくれればうれしいですよね。

貝から身が離れて食べやすいお味噌汁を作るには、鍋に水を入れて火にかける時に一緒にしじみを入れるのではなく、鍋の水が沸騰したところにしじみを入れると、しじみの身が貝から離れが良くなるので、ぜひ試してみましょう。

 

こちらの記事も参考にしてください。
しじみの栄養は冷凍保存でどうなるの?砂抜きや解凍方法と保存期間は?

まとめ

しじみは年に2回、1月~2月(寒しじみ)と 7月~8月(土用しじみ)に旬があります。

肝臓の機能向上や貧血予防、感染予防に効果があるしじみをぜひ美味しく味わいましょう。

今日からスーパーの店頭にしじみが並んでいたら、産地を確認してしじみの種類を想像してみるのも楽しみですね。