
春の味覚として人気が高いふきのとうの代表的な食べ方の一つに、ふきのとう味噌(ふき味噌)がありますが、長期保存したい場合におすすめです。
そこで、ふきのとう味噌(ふき味噌)のレシピ、食べ方、保存方法や、ふきのとうの保存期間や旬の時期、美味しいふきのとうの選び方、効果について紹介します。
参考になれれば幸いです。
では本題に入りましょう。
ふきのとう味噌(ふき味噌)のレシピと食べ方
ふきのとうは「春を告げる山菜」として日本料理には欠かせない食材と言われています。
独特な香りと苦味が人気で、香辛料として使用したり、てんぷら、和え物などに利用されているのですが、長期保存したい場合にふきのとう味噌(ふき味噌)はおすすめです。
ふきのとう味噌(ふき味噌)とは、ふきのとうを味噌や砂糖、みりん、酒、ごま油と混ぜ合わせた調味料です。
ふきのとう味噌(ふき味噌)の保存方法
煮沸した瓶に入れれば、冷蔵での保存で1週間~10日くらいはOKです。
ふきのとう味噌(ふき味噌)は、冷凍庫でもカチカチにならないので、たっぷり作って冷凍庫で保存するのがおすすめです。
長期保存(1年間くらい)しながら、おかずに困ったときにもサッと取り出して自然解凍でOKなので重宝します。
だから、小分けに冷凍保存するのが使いやすいでしょう。
ふきのとう味噌(ふき味噌)のレシピ
それでは、ふきのとう味噌(ふき味噌)のレシピと食べ方について紹介します。
材料
・ふきのとう 8~10個(約100g)
・味噌 大さじ4
・みりん 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・酒 大さじ2
・ごま油 大さじ1
※下準備として、味噌(大さじ4)、みりん(大さじ2)、砂糖(大さじ1)を混ぜ合わせておきます。
作り方
1.ふきのとうを洗って、水気をしっかりとキッチンペーパーなどでふき取ってから、切ってからみじん切りにします。
ふきのとう独特の苦味を抑えたい場合、ふきのとうを約3分ゆでてから、15分ほど水にさらしてアク抜きをしてから、みじん切りにしましょう。
またふきのとうは、切ってるそばから黒く変色してくるので、みじん切りの作業は素早く行いましょう。
2.フライパンにごま油を熱し、中火でみじん切りにしたふきのとうを1分ほど炒め、酒を加えてさらに炒めます。
3.2のフライパンの中に混ぜ合わせておいた調味料の味噌(大さじ4)、みりん(大さじ2)、砂糖(大さじ1)を加え、弱火にして混ぜながら煮詰めます。
4.ふきのとうと調味料が良く混ざり、水分が飛んだら完成です。
ふきのとう味噌(ふき味噌)の食べ方
ふきのとう味噌(ふき味噌)のおすすめの食べ方いろいろあります。をいろいろ紹介します。
・熱々のご飯の上にそのまま乗せて食べたり、おにぎりの具にする。
・魚(サバなど)を焼く時、上部分にまんべんなく塗ってグリルで焼く。
・炒めた具材にふきのとう味噌を入れ、ゆでたパスタに和える
・ふろふき大根に添える
・マヨネーズとあえて生野菜につける
・冷奴にのせる
・お湯を注いで味噌汁として飲む(一番のおすすめ)
小さく切った豆腐やネギを入れると美味しいインスタント味噌汁になります。
ふきのとうを単品で食べるだけでなく、色々な料理にアレンジして旬の味を楽しみましょう。
ふきのとうの保存方法は?
調理する前のふきのとうの保存法について紹介します。
ふきのとうは収穫後、新鮮なうちに料理するのがベストです。
収穫した次の日には、ヘナッとしおれたような感じになる場合があります。
常温保存
常温保存するなら、乾燥しないようにポリ袋などに入れても2日~数日が限度です。
冷蔵庫保存
冷蔵庫保存の場合は、野菜室での保存で1週間程度です。
しかし、ふきのとうの独特な香りを楽しむには早めに食べましょう。
乾燥を防ぐために、新聞紙を軽く水で湿らせてからふきのとうを包んで、さらにポリ袋に入れてから野菜室で保存します。
冷凍保存
冷凍保存の場合は下茹でし、保存期間は1か月程度です。
ふきのとうの下茹で方法
1.ふきのとうは流水で洗い、枯れた葉や黒くなっているところをきれいに取り除きます。
2.沸騰したたっぷりのお湯で2~3分程度(固めに)ゆでます。
あくを出来るだけ取りたい場合は、重層をお湯の分量の1%程度加えましょう。
3.ゆで上がったら、すぐに冷水につけてあくを抜きをします。
水を何回か変えながら、淡い黄緑の透明の水になるまで行いましょう。
4.水気をよく絞って小分けにしラップに包んで、しっかりと空気を抜いてフリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存します。
ふきのとうの解凍方法
冷凍したふきのとうを食べる時は、自然解凍してから調理しましょう。
急いでいるときは電子レンジでも大丈夫です。
ふきのとうの旬の時期はいつ?
ふきのとうは、春一番早く芽を出すキク科フキ属の多年草の山菜で、全国の山野に自生しています。
ふきのとうとして食べるのは、つぼみの部分です。
花が咲いたあとにふきが育つのです。
今では天然の山野に自生しているものだけでなく、ハウスものもあるようですよ。
なので、天然ものとハウスものでは美味しい旬の時期がずれています。
・天然もの (2月~4月下旬)
・ハウスもの(12月~2月中旬)
ハウスものは常に温度管理されているので、毎年旬時期が変わりません。
しかし天然ものは、その年の気温に大きく左右されます。
雪解けの時期にふきのとうの芽が出てくるので、地域によっても旬時期は違ってくるのです。
雪が降らない、または雪が少ない地方では、2月末から3月にかけて、雪が多い北海道や東北地方は、4月が旬の時期と言えるでしょう。
ふきのとうの選び方
ふきのとうは、若いほど苦味やアクが少なく生食も可能です。
大き過ぎないものを選びましょう。
大きくなり過ぎたふきのとうは、苦味も強く美味しくありません。
コロコロと太っていて、つやのあるものが新鮮です。
つぼみがまだ硬く閉じていて、周りの葉で花芽が見え始めるころのふきのとうが美味しいです。
ふきのとうの効果
ふきのとうの新芽を食べると若返ると言ういわれがあるそうです。
それは、ふきのとうの持つ苦味成分が胃腸を整え、食欲を増進させ、新陳代謝をうながし、さらには煎じて飲むとせき止めや痰切りの薬にもなるということからでしょう。
まとめ
春の味覚として人気が高いふきのとうは、春を告げる若返りの妙薬でもあるようです。
ふきのとうが手に入ったら、新鮮なうちに長期保存のできるふきのとう味噌(ふき味噌)を作ってみましょう。