卒業式に凛とした袴姿で出席したいと考えている女性は多いようです。

しかし多くの人が、袴に合わせる着物の種類や履物に迷ったり、悩んだりしています。

着物は無地?それとも柄物?
履物はブーツ?草履?

また寒さ対策も気になりますよね。

そこで、卒業式に袴に合わせる着物やブーツ、草履それぞれのメリットやデメリット、寒さ対策について紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

卒業式に着る袴に合う着物の種類は?

昔は女性の数え19才の厄年に、喪服の黒5ツ紋の着物を仕立てていました。
その喪服の黒5ツ紋の着物を礼装として袴に合わせ卒業式に着ていました。

黒い着物に袴、まるで宝塚のようです。
この時の袴のイメージは楚々とした可愛い女性ではなく、凛々しいカッコいい女性ですですよね。

 

その後は、喪服の黒5ツ紋の着物からはちょっと格が下がりますが、付け下や小紋が一般的となりました。

現在、幼稚園の卒園式や小学校中学校の卒業式で送り出す立場の先生が袴を着る場合は、この付け下や江戸小紋を合わせてい人がほとんどです。

 

しかし、女子大生本人の卒業式では、昔だったら格付けの違いからありえなかった、華やかな振袖を袴に合わせる人が随分と増えています。

 

卒業式という華やかな式典に相応しい、袴に合わせる着物は付け下、江戸小紋、振袖ということになるようです。

袴に合わせる振袖の選び方

最近の主流となっている袴に合わせる振袖ですが、一口に振袖と言っても袖の長さで格付けされ3種類に分かれています。

大振袖

大振袖は本振袖とも呼ばれ、袖丈が114 ~ 125cmほどです。

主に婚礼用に着用され、白無垢や色打掛に次ぐ格式高い和装の花嫁衣装となっています。

中振袖

中振袖は袖丈が91 ~ 106cmほどです。

成人式や結納、ちょっとしたお呼ばれやパーティーなどで着用されています。

小振袖

小振袖は袖丈が76 ~ 87cmです。

 

3種類の振袖の中で、袴に合わせるのにバランスや相性がいいのは中振袖や小振袖です。

 

ただ当たり前のことですが、振袖は袖が長いので動作に気を配り、汚してしまわないよう注意が必要となります。

卒業式の式典で椅子に腰かける場合など、洋服を着ている普段のようにそのまま何気なく座ってしまうのはNGです。
常に袖を意識していないと長い袖は「ずるずる~」っと地面についてしまうので、両方の袖を揃えて折りたたんでひざの上に乗せてあげましょう。

また、駅の階段などの上り下りの際も、袖を引きずって階段を掃除するようなことにならない為にも、両方の袖を揃えて持ってあげましょう。

さらにトイレは要注意です。
長い袖が地面につかないように工夫が必要です。

このようなこともあってか、レンタルの場合は袴に合わせる着物は小振袖が多いようです。

 

さまざまなことを考えて袴に合わせる着物を華やかな装いの中振袖にするのか、小振袖にするのか、または、ちょっと落ち着いた雰囲気になってしまいますが、袖の長さが扱いやすい付け下げ、江戸小紋などと合わせて上品な装いにするのか、良く考え決めるようにしましょうね。

卒業式に着る袴に合わせる履物はブーツか草履どっちがいい?

卒業式の袴姿にはブーツを履くか、草履を履くか迷う人は多いですよね。

どちらを履くかによって、袴を着付ける際の裾丈が変わってきます。
ブーツを履く場合には裾丈が短く草履を履く場合は裾丈が長くなります。

その人の身長で着付けも変わるので、まずは実際に袴を着付けてもらって裾丈が調整できるか確認してもらい、その上でブーツにするか、草履にするかを決めた方はいいかもしれません。

またブーツも草履も、メリット、デメリットがそれぞれあるので、しっかりその点を確認して決めることをおすすめします。

草履

草履は清楚で上品、正装派というイメージが強いです。

 

小柄の方は、袴の着付けで裾丈を短く着ると全体のバランスが崩れてしまうので、草履の方がおすすめです。

また、履物を頻繁に脱いだり履いたりすることが多い場合は、草履の方が便利です。

ブーツ

ブーツは大正ロマンの「ハイカラさん」の可愛いイメージがあります。

特に編上げのタイトなブーツがおすすめです。
袴姿をキリリと引き立ててくれます。

長身の方は、袴の丈がどうしても短くなってしまうので、ブーツにして裾丈の短さをカバーするのも良いでしょう。

また、雨や雪の多い地域の方や、式当日に雨や雪の予報が出ている場合は、ブーツならヒールがあるので袴の裾の汚れも防ぐことが出来ます。

 

このような様々なことを踏まえ考えて、後はあなたのお好みで選んでみましょう。

卒業式に袴を着たときの寒さ対策は?

卒業シーズンはまだまだ寒いですよね。
着物(袴)の場合、寒さ対策はどのようにしたらいいのか悩んでしまいますよね。

着物を着た時に寒いと感じるところは、足元、衣紋(えもん)、腕です。
先ずはこの3ヶ所を防寒しましょう。

※衣紋(えもん)とは着物の襟を胸で合わせたところです。

上半身の寒さ対策

着物の中

襦袢の中に着る肌着は温かいヒートテックのインナーシャツにしちゃいましょう。

 

ただ、いつも通り着たのでは襟元からヒートテックのインナーシャツが見えてしまうので、前後を逆に着てくださいね。

また腕を伸ばしたりあげたとき、着物の袖から肌着が出ないように気を付けましょう。

着物の上

わざわざ和装用を購入する必要はありません。
洋服用のポンチョショールストールなどを羽織り、衣紋(えもん)部分が寒くないようにしましょう。

アームウォーマーや手袋などもおすすめです。
アームウオーマーがない場合は、長めの手袋を用意できると良いですね。

下半身の寒さ対策

レギンス毛糸のパンツなどでしっかり防寒しましょう。
ブーツを履くのであれば温かいタイツでもOKです。

 

しかし、レギンスや毛糸のパンツ、タイツもおなかの方(ウエスト)までしっかり履きこまないようにしましょう。
腰ひもを締める位置より上まで履きこんでしまうと、トイレの時に大変なことになちゃいます。

足元の寒さ対策

ブーツを履く場合は、足元の寒さ対策は気にしなくて大丈夫ですね。

しかし草履の場合はしっかり寒さ対策をする必要があります。

足袋は、2枚履きにしましょう。
1枚目は足にぴったり合った足袋を履き、その上にストレッチの利いた足袋を履きましょう。

この2枚履きは歩いている最中、万が一足袋が汚れてしまってもたときにも、1枚脱いでキレイな足袋でお部屋に上がれるのでとても便利です。

まとめ

卒業式はあなたにとって大切な思い出となる大イベントです。

袴姿で出席する場合は、早めに袴に合うあなたのお好みの着物や履物を選び、後悔のないよう晴れの日を思う存分楽しみましょう。