離乳食にとうもろこしの缶詰はどのように利用したらいいか、残りの冷凍方法と保存汁を使った簡単レシピをお伝えします。
残念なことにとうもろこしは旬を過ぎるとお店に並びません。
そんな時に買い置きが出来る缶詰が便利です。
離乳食の始まった赤ちゃんに年中食べさせてあげられますよ。
とうもろこしの缶詰は赤ちゃんの離乳食に使える?
とうもろこしの旬を過ぎても食べることができる「とうもろこしの缶詰」は、赤ちゃんの離乳食に使えます。
加熱済みの缶詰は、衛生面でも安心して使うことができるので、離乳食作りのお助け素材なのです。
お母さんは上手に利用しましょうね。
※とうもろこしの缶詰の種類
とうもろこしの缶詰にはいろいろな種類があります。
ホール缶でもクリーム缶でも大丈夫ですが、
食塩や砂糖が使われている事があるので、表示を確認してなるべく無添加の物を選んであげて下さい。
離乳食に使う場合は、味つけのされていない水煮タイプのものを選びましょう。
【5ヶ月~6ヶ月頃】
離乳食の初期は、まだ消化がうまくできません。
初期の頃から使えますが、とうもろこしの粒を包んでいる薄皮は消化が悪いので、
ホール缶を使う場合は、薄皮をむいて煮汁を切ってゆでてから裏ごして調理しましょう。
一度ゆでることで、缶詰に塩分が含まれている場合は薄まってくれるので一石二鳥です。
【7ヶ月~8ヶ月頃】
離乳食の中期も、まだ消化がうまくできません。
薄皮をむいて刻み調理しましょう。
この頃になると、裏ごしはしなくても大丈夫です。
【9ヶ月~11ヶ月頃】
この頃から、そのまま調理して大丈夫です。
おかゆに混ぜたりスープの具にしたりレパートリーが広がりますよ。
※とうもろこしはアレルギーの出にくい食材と言われています。
しかし、穀物アレルギーを持っている赤ちゃんは、とうもろこしの摂取でアレルギー症状を示すことがあるので、初めて食べる時にはしっかり経過を見守りましょう。
残ったとうもろこしの缶詰は冷凍保存できる?
離乳食で少量使った後の残ったとうもろこしの缶詰は、冷凍保存できますよ。
離乳食用でなくても、「今までとうもろこしの缶詰を一度に使い切れたことがない。」という主婦も少なくありませんよね。
残りを冷蔵庫に入れておいても結局捨てることになるし、衛生面でどのくらい安心なのかわからないという理由で、
割高でも少量タイプのものを買っているという主婦は案外の多いようですね。
実は私も以前は、とうもろこしの缶詰は割高の少量タイプを利用していました。
そして衛生面のことを考えて、残った分はもったいないけど必ずと言っていいほど捨てていたんですよ。
しかし、冷凍保存できることがわかった今では、経済的な割安のビッグサイズを買っています。
残ったとうもろこしの缶詰の冷凍保存方法
【用意するもの】
・残ったとうもろこしの缶詰
・フリージングバック(ジップロックなど)
【手順】
1. 残ったとうもろこしは、ザルにあげてしばらく放置して水気をしっかり切ります。
(水分が残っていると、その水分が固まり使うとき不便です。)
2. フリージングバック(ジップロックなど)に、なるべくとうもろこしが重ならないように薄く平らに入れ空気をしっかり抜いて冷凍庫へ入れます。
3.数時間後~翌日、フリージングバック(ジップロックなど)を手でもんでパラパラにほぐして完成。
※解凍したとうもろこしは加熱向きです。
サラダなどに入れて食べられないことはありませんが、やはり食感は落ちてしまいます。
■私のおすすめの使い方
とうもろこし缶詰の残りを冷凍したものは、
ピザトーストに使ったり、卵に混ぜてスクランブルエッグにしたり、バターで炒めてお弁当用にしています。
少量ずつ使えるのでとても便利ですよ。
もろこしの缶詰の保存汁を使った簡単レシピ
とうもろこしの缶詰には、とうもろこしの粒と大量の保存汁がたっぷり入っていますよね。
ほとんどの人はとうもろこしの粒だけ使って、保存汁は捨てているのではないでしょうか。
捨ててしまってはもったいないですよ!
とうもろこしの缶詰の保存汁は立派な食材です。
ほどよい甘さと、とうもろこしの風味がしっかり出てい保存汁は料理のダシとして使えます。
超簡単でとても美味しい料理が保存汁を使って出来ちゃいますよ。
私が良く作っている4つを紹介しますね。
とうもろこしご飯
【材料(2合分)】
・米(2合)
・缶詰の保存汁(1缶分)
・だし昆布(10cmくらい)
・塩(小さじ1弱)
・酒(大さじ1と1/2)
【作り方】
(1)とうもろこしの缶詰を開けて、とうもろこしと保存汁とに分けます。
(2)お米を研いで、2合のメモリまで(1)で分けた保存汁と水を入れます。
(3)だし昆布と塩と酒を入れてひと混ぜします。
(4)炊飯器で普通に炊きます。
(5)炊けたらコーンを混ぜて、10分くらい蒸らして完成です。
もやしのコーン汁煮
【材料(4人分)】
・もやし(1袋)
・缶詰の保存汁(1缶分)
・塩、こしょう(少々)
【作り方】
(1)お鍋に保存汁を入れます。
(2)もやしを入れて煮詰めます。
(3)煮汁が少なくなったら塩、こしょうをふり火を止め完成です。
にんじんグラッセ
【材料】
・人参(適量)
・缶詰の保存汁(1缶分)
【作り方】
(1)鍋に缶詰の保存汁と、適当な厚さに切った人参を入れて煮ます。
(2)柔らかく煮詰まったら完成です。
トマトのコンソメスープ
【材料(4~5人分)】
・缶詰の保存汁(150cc)
・水(500cc)
・コンソメ(大さじ1)
・溶き卵(1個分)
・トマト(1/2個)
・ごま油(少々)
【作り方】
(1)缶詰の保存汁と水を鍋に入れ、ひと煮立ちさせコンソメを入れます。
(2)トマトは一口大に切って鍋に入れます。
(3)溶き卵を流し入れて、ごま油を少々たらして完成です。
とうもろこしの缶詰の保存汁には旨味が凝縮されているので、調理の際に調味料を使う必要がないので、とっても簡単で料理時間も短縮できます。
もうすぐ夏休みもやってくるので、お子さんと一緒にとうもろこしの缶詰を使って簡単料理を実践して楽しんでみましょう。
これは夏休みの自由研究におすすめです。
⇒ 小学生の夏休み自由研究が1日で簡単にできる内容とまとめ方
小学生の夏休み自由研究の参考にしてください。
まとめ
とうもろこしの旬が過ぎてしまっても残念に思う必要はありません。
買い置きのできるとうもろこしの缶詰を使って、赤ちゃんの離乳食に活用してください。
冷凍することもできるので、毎日のご飯作りの強い味方になってくれるでしょう。
⇒ とうもろこしの栄養は夏バテに効果あり 甘いゆで方とひげ茶の作り方
とうもろこしは赤ちゃんだけでなく、大人も好んで食べたい食材でもあります。
家族みんなが喜んでくれる、簡単で美味しいメニューで食卓を飾ってみましょう。