赤ちゃんチョコレートはいつから?アレルギー症状と誤って食べた時の対応

赤ちゃんにチョコレートを与えていいのはいつからなのか?チョコレートアレルギーの症状と誤って食べてしまった時の対応についてお伝えします。

体の小さい赤ちゃんにチョコレートは刺激が強そうですよね。
上にお兄ちゃんやお姉ちゃんが居る場合は注意が必要です。

赤ちゃんにチョコレートを与えていいのはいつから?

赤ちゃんにチョコレートを与える時期ですが、できれば3歳になってからにしましょう。
乳幼児検診などでも、「3歳まではチョコや甘いジュースは控えましょう。」と言われます。

これは、「三つ子の魂百まで」と言われるように3歳までの食生活がその後に大きく影響するとされているからなんです。

初めての赤ちゃんを育児している時は、チョコレートはいつ頃与えていいのか?なんて思いもしませんよね。
何も好き好んで小さな赤ちゃんのうちからチョコレートを食べさせる必要なんてないのですから。

●上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる場合
問題は上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる場合ですよね。
悩んでいるのは主に2人目の育児をしているお母さんでしょう。
初めての赤ちゃんの時のようにはいかないと言うのが実際のところですね。

2人目以降の赤ちゃんは何でもお兄ちゃんやお姉ちゃんの真似したがります。
泣いてでも同じものを欲しがるようになるから大変です。

だから、できることならお兄ちゃんやお姉ちゃんにチョコレートを食べさせないのがベスト(理想)なんです。

お兄ちゃんやお姉ちゃんが美味しそうにチョコレートを食べていたら、それは当然食べたがるに決まっています。
下の赤ちゃんだけに泣かせてまで我慢をさせるということをしてまで上の子にチョコレートを食べさせる必要はないのですから。

しかし、お兄ちゃんやお姉ちゃんに今までたべさ食べていたチョコレートを今は食べちゃダメといっても聞き分けられる年齢でもない場合はどうしたらいいのか・・・お母さんの辛いところですね。
泣いて欲しがる上の子たちをなだめてわからせる心の余裕も時間の余裕もないのが本音でしょう。

だったらお兄ちゃんやお姉ちゃん食べている場面を見せないようにする? 
そんな隠れて食べさせるのも教育上よくないし変な話です。

【小児科の先生からのアドバイスを紹介】
私もはるか昔、育児中に同じように悩んだ時期がありました。
その時、かかりつけの小児科の先生からお聞きしたことを紹介しますね。

少しなめる程度なら1歳前後でも問題なし。
■お兄ちゃんやお姉ちゃんたちが食べているのを見せてしまったら、食べる量は「1かけら」と決め口に入れた後は歯磨きをきちんと行い食べた後のフォローに力を入れるように。

ただ、
「下の赤ちゃんがチョコレートの味をおぼえてしまうと、もっともっとと欲しがるので、出来るならお兄ちゃんお姉ちゃんに普段からチョコレートを与えるのは控えて、特別の時に食べさせる習慣が出来たらいいね。
とアドバイスをいただきました。

チョコレートの悪影響とは?

チョコレートは赤ちゃんにどのような悪影響を与えるのか確認しておきましょう。

●病気になってしまう可能性
砂糖の過剰摂取による病気になってしまう可能性があります。

子供向けのチョコレートはとても甘いですよね。
砂糖の摂り過ぎは低血糖虫歯肥満など良くないないことばかりです。

これは赤ちゃんだけでなく大人も全く同じですね。

●どんどん食べたくなる
チョコレートは依存性が高いため、どんどん食べたくなり依存症になりかねません。

「もっともっと食べたい!」と思わせてしまうんですって。
確かに大人でも一度食べると病みつきになってしまいますもんね。
大人も注意しなくてはいけません。

●覚醒効果が作用する
「デオブロミン」という成分により覚醒効果が作用します。

テオブロミンはチョコレートに含まれるカフェインに似た成分なので、赤ちゃんにとっては影響が大きいんです。
覚醒作用によって夜の寝付きが悪くなる子もいますよ。

カフェイン = コーヒーというイメージがありますが、チョコレートに似た成分が入ってるなんてびっくりですね。

●味覚形成にも影響
味覚は3歳までにほぼ完成されると言われています。

だから3歳までは出来るだけ甘味の強すぎるものは控えるのが理想的なんです。
素材本来の味を楽しめるような優しく繊細な味のものを味わいさせたいですね。

●アレルギーを引き起こす食品でもある
あまり耳にしない言葉ですが「チョコレートアレルギー」というものがあります。
カカオに含まれる成分に対するアレルギー反応です。

赤ちゃんがアレルギーを引き起こすチョコレートアレルギーの症状とは?

赤ちゃんがアレルギーを引き起こす食べ物はたくさんありますが、チョコレートもその一つなんです。

チョコレートアレルギーは、「カカオに含まれる成分」に対するアレルギー反応です。

【主なアレルギー症状】
■鼻血
■嘔吐
■下痢 など

まれに、けいれんを起こしてしまうこともあるので、たかがアレルギーと甘く見てはいけませんね。
重症の場合には命に関わることもあるので、赤ちゃんが初めてチョコレートを口にするときは注意深く観察しましょう。

●カカオ以外のアレルギーにも注意
チョコレートには「ニッケル」も含まれているので、「ニッケルアレルギー」を持っているとアレルギー反応が出る場合もあります。
また、チョコレートには「乳製品」が含まれているので、「乳製品にアレルギー」がある場合も注意が必要です。

アレルギーはある日突然に発症する場合が多いので、チョコレートを食べた後、鼻血、嘔吐、下痢、けいれんなどの症状が出たら必ずかかりつけの小児科医に相談しましょう。

赤ちゃんがチョコレートを食べてしまった時の対応

赤ちゃんがお母さんの見てないところ(知らないところ)で、チョコレートを食べてしまったらどうしたらいいのか、しっかり対応を確認しておきましょう。

おじいちゃんやおばあちゃんが孫可愛さに、甘いチョコレートを食べさせちゃうなんてことありますよね。
また、お母さんが外出している間にお父さんが赤ちゃんに泣かれるのは嫌だからという理由から欲しがるままに与えてしまうなんてことも割とよくあることです。

飲食したのが異物なら大問題ですが、チョコレートは食品なので赤ちゃんが食べてしまっても危険が及ぶということはほとんどないので、そのまま様子見だけで問題ないです。
大騒ぎするのはやめましょう。

多くの場合、アレルギー反応が引き起こされる確率は低いと言われています。
しかし、前述したようにチョコレートアレルギーの症状は注意しましょうね。
アレルギーの症状が強く出て重症なときには病院や救急車の手配などの処置が必要です。

日ごろから、おじいちゃんやおばあちゃん、お父さんには甘い物は虫歯だけでなく危険なアレルギーを引き起こす場合もあるので「簡単にチョコレートは与えてほしくない。」と説明しておくのが一番いいですね。

【意図的に嘔吐させるのはかえって危険】
赤ちゃんがチョコレートを食べたのを見た時、「すぐに吐き出させた方がいいのでは?」と思ってしまうかもしれませんが、赤ちゃんが口の中でチョコレートをモグモグしている時はすぐさま口の中から取り出しても構いませんが、すでにチョコレートを飲み込んでいる場合は無理に吐き出させたりしない方がいいとのことです。

意図的に嘔吐させるのはかえって危険なこともあるということを覚えておきましょう。

しかし、喉詰めや窒息状態が起こっている時は吐き出させるなどの対応は必要になります。
赤ちゃんの細い食道や気管支に詰まりやすそうな、チョコボールや粒チョコを赤ちゃんの手の届くところに置かないよう注意しましょう。

まとめ

赤ちゃんにチョコレートを食べさせるのは3歳になってからにしましょう。
上のお兄ちゃんやお姉ちゃんが食べるのを見て欲しがったときには、食べる量を「1かけら」と決め食べた後のフォローは忘れずしましょう。

初めて口にするときはチョコレートアレルギーの症状に注意をして、赤ちゃんをしっかり観察しましょう。

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