思春期ニキビの赤みの原因や早く治す方法と良い食べ物は?

思春期のニキビは赤みが気になりますよね。
赤みの原因と早く治す方法を紹介します。

そして、思春期のニキビに良い食べ物と悪影響食べ物を確認しておきましょう。

ニキビは「青春のシンボル」いや「苦痛のシンボル」です。
早くさよならしましょうね。

思春期ニキビの赤みの原因は?

思春期ニキビの赤みや、ニキビ跡が赤くなるのは全てお肌の炎症が原因です。

しかし炎症を起こす原因は、思春期ニキビとニキビ跡では違います。
それでは、それぞれの赤みの原因を紹介しましょう。

思春期ニキビの赤み(炎症)の原因

赤み(炎症)はニキビの中でアクネ菌が増殖したために起こります。

アクネ菌が増えるとお肌の免疫機能が働くことで、白血球が活発化し炎症を起こし赤く腫れてしまうのです。

ただニキビは突然に炎症を起こして赤く大きくなったりはしません。
症状の変化は次のように変化します。

白ニキビ → 黒ニキビ → 赤ニキビ(赤みのあるニキビ)→ 黄ニキビ

症状は上記のように順を追って悪化していくのです。

炎症をおこすアクネ菌は、嫌気性(けんきせい)という性質を持っています。

嫌気性(けんきせい)という性質とは、アクネ菌が増殖するのに酸素を必要としません。
だから、空気に触れずにエサがたくさんあるニキビの中で、どんどん増殖することで炎症が酷くなりやすいのです。
言葉は悪いですが、アクネ菌ってしぶとかったんですね!

アクネ菌が増殖する条件

毛穴が汚れで詰まって空気に触れない状態
詰まった毛穴にエサになる皮脂や汚れが溜まる状態

これらの条件からわかるように、思春期ニキビが炎症を起こす原因は次の通りです。
■洗顔が不十分、または間違った洗顔方法で汚れや皮脂が落ちていない
■お肌に触れるものが清潔でないため顔に汚れが付きやすい
皮脂の過剰分泌

特に普段の生活やスキンケアが重要と言うことがわかります。
皮脂の過剰分泌は、思春期のホルモンバランスの乱れによるもので仕方ありませんね。

普段の生活の中で正しいスキンケアを行い、皮脂の分泌が増えないようにすることで思春期ニキビは解決できます。

ニキビ跡の赤み(炎症)の原因

赤み(炎症)が起こるのは思春期ニキビだけではありません。
ニキビ跡にも赤みが出ることがあります。

ただ、どっちにしても炎症を起こしていることに変わりはありません。
ニキビ跡の赤みはニキビを潰した時に現れます。

ニキビを潰すと中から膿が出ますよね。
しかし、膿を絞り出しても全てが出ているのではなく、毛穴の奥に残っているので残った膿をエサにアクネ菌が増殖することで、お肌が炎症を起こして赤みが現れるのです。

ニキビ跡の赤みは毛穴の奥の炎症が原因なので、治すのには時間がかかります

シミや凸凹タイプのニキビ跡に進化させないためにも、むやみにニキビを潰すなんてことはやめましょう。

思春期ニキビを早く治す方法は?

思春期ニキビやニキビ跡の赤みを早く治すには、炎症を抑えればいいのです。

思春期ニキビやニキビ跡の赤みを早く治す4つの方法
■抗炎症成分配合の洗顔料や化粧水で、ニキビの炎症を直接ケアしましょう。
■ビタミン群の多い食事で免疫機能をアップして、ニキビの炎症を体内からケアしましょう。
紫外線対策をして炎症の悪化を防ぎましょう。
十分な睡眠で肌のターンオーバーを整えお肌の修復を促進しましょう。

ニキビの炎症を直接ケア

炎症はお肌の表面で起こっているので、抗炎症成分配合の洗顔料や化粧水で直接ケアするのが一番効果的です。

化粧水は抗炎症成分の他に、肌への浸透力や保湿力が高い商品を選びましょう。
浸透力が高いことで毛穴の奥のニキビ跡の炎症をケアし、保湿効果が高いと肌が柔らかくなるので毛穴が詰まりにくくなります。

紫外線対策で炎症の悪化を防ぐ

紫外線をお肌に浴びると活性酸素を発生させて肌のバリア機能を壊すことで、お肌を乾燥させ免疫機能が低下してどんどん症状が悪化してしまいます。
特に、5月~10月の半年間は気を抜かないように、必ず紫外線対策は行いましょう。

睡眠で肌のターンオーバーを整え肌の修復を促進

嬉しことに、思春期はお肌のターンオーバー周期(25日程度)は短いのです。
十分に睡眠をとってターンオーバー周期を整えれば、お肌はどんどん新しいものに入れ替わります。
睡眠時間は1日7時間は取るように心がけましょう。

治りの遅い赤みニキビ跡になってしまっても、1ヵ月~3か月で治すことができるかもしれませんね。

思春期ニキビに良い食べ物と悪影響を及ぼす食べ物は?

思春期ニキビの原因を作らない食生活を心がけましょう。

思春期ニキビに良い食べ物

■ビタミン
ビタミンはニキビに良いとされる一番の食べ物で、お肌の再生や修復の原料になります。
※ビタミン類は熱に弱いので、野菜はできるだけ生のまま食べるのが理想です。
・レバー
・小松菜
・ほうれんそう
・パセリ
・たこ
・玄米
・いちご
・キウイ
・柿
・レモン
・グレープフルーツ
・ブロッコリー
・かぼちゃ など

■亜鉛
亜鉛は新陳代謝を活発化させ、新しい細胞を作る効果が期待できます。
・レバー
・大豆
・ごま
・納豆
・牡蠣 など

■食物繊維
食物繊維をたくさん食べて体の毒素をスムーズに外へ排出しましょう。
・小松菜
・ほうれんそう
・にんじん
・ごぼう
・モロヘイヤ
・その他野菜全般

思春期ニキビに悪影響を及ぼす食べ物

■油っこいもの
油っこい食べ物は、肌からの脂分の分泌量が多くなってしまいます。
脂分は一番の敵です。
・脂身の多いステーキ
・ポテトチップス
・唐揚げ
・とんかつ
・揚げ物 など

■甘いもの
脂肪分が体に溜まってニキビとして出てくる場合があります。
・チョコレート
・ケーキ
・砂糖がたくさん入ったお菓子類

■炭水化物
食べて消化されると糖分になるから食べ過ぎに気をつけましょう。
・米
・パン
・うどん など

■刺激の強いもの
胃に負担がかかり、ホルモンバランスが崩れます。
・辛いもの
・唐辛子類

まとめ

思春期ニキビの赤みは正しく洗顔を行い、抗炎症成分や浸透力、保湿力が高い化粧品でケアをすることが大切です。
気になってもニキビを潰したりしないでくださいね。

食生活がかたよらないようにニキビに悪影響及ぼすものは摂り過ぎないようにし、ニキビに良いと言われている食べ物を意識的に食べるようにしましょう。

赤みを早く治す4つの方法を実践し食生活を意識的に気をつけて、1日も早く健康なお肌を取り戻しましょう。

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