枇杷(びわ)の美味しい食べ方やおすすめの保存方法と簡単な皮のむき方

枇杷(びわ)の美味しい食べ方とおすすめの保存方法や簡単な皮のむき方について紹介します。

近年では庭さきで見かけることがすくなくなり、スーパーで高級果実として売られているイメージの方が強いびわは頻繁に食べることが出来ない果物になっていますが、昔から栄養豊富で体に良いとされ愛されてきた果物です。

枇杷(びわ)の美味しい食べ方

特に若い世代の人にとって枇杷(びわ)は、あまり馴染みがないかもしれません。
色も形も比較的地味だから「美味しい果物なの?」と思う人もいるかもしれませんね。

見かけは地味でも、新鮮な枇杷はとってもジューシーで美味しいんですよ。
なんせ昔から、栄養豊富で体に良いとされ愛されてきた果物なんですから。

 ⇒ 枇杷(びわ)の栄養と効能や旬はいつ?庭に植えるのは良くないの?

一番のおすすめの食べ方は、
そのジューシーさを思う存分堪能するために、手で皮をむいて生でパクリと一気に食べてください。
香りがほとんどしない果物なので、まずは常温の生で食べて舌で甘みを感じましょう。

常温の枇杷を生で食べるこの食べ方こそが本来の味を味わえるんです。

「冷えた枇杷が食べたいわ!」という人がいるかもしれません。
しかし、枇杷は冷やすと風味が落ちてしまう果物です。

どうしても冷たい枇杷を食べたいときは食べる2時間くらい前を目安前に冷蔵庫にいれて食べましょう。

≪新鮮な枇杷の見分け方≫
枇杷の表面の産毛が濃いものは新鮮な証拠です。
産毛が濃いと全体が白っぽく見えるので、時間が経った果物のように勘違いしそうですがそうではありませんよ!

【注意】
シラカバ花粉症を持っている人は、食物アレルギーを起こす事があるかもしれません。
枇杷は同じたんぱく質を持つバラ科の植物なので、食べる時に少量のびわを舌にのせて違和感がないか確認し、ピリピリとした感じや痒みがある時は、食べるのを止めておきましょう。

枇杷(びわ)のおすすめの保存方法

常温保存

基本的に枇杷の賞味期限は2~3日です。
傷みやすいデリケートな果物なので、購入後なるべく3日以内に食べきるようにしましょう。

枇杷の果肉の質は桃に似ています。
桃と同様、足が早いと思っていて間違いありませんよ。

だからといって、保存の為に冷蔵庫で冷やすと風味が落ちてしまいますからね。

直射日光を避けて風通しの良い場所で常温保存しましょう。

冷凍保存

一般的に枇杷は冷凍に向いていない果物と言われています。

しかし、たくさん頂いて少人数の家族で最初から3日では食べきることが出来ないと分かっているような場合は、
冷凍すると枇杷の食感や風味も損なうことになると言うことを踏まえたうえで次のように冷凍庫で冷凍保存しましょう。

冷凍保存したものは、シャーベットとして食べることをおすすめします。

枇杷の冷凍保存方法

枇杷は皮付きで丸ごと冷凍保存しましょう。
そのままでいいなんて便利過ぎます!

冷凍保存期間は1~2ヶ月程です。

【手順】
1. 産毛はしっかり洗い、水気をしっかりふき取ります。
2. フリーザーバックなどに入れ、冷凍庫に入れます
3. 食べる時は数分間自然解凍してから、皮をむいてそのままシャーベットとして食べます。

加工して保存

枇杷を半分に切り、コンポートにしておけば4~5日は日持ちします。

甘く煮詰めてジャムにしてヨーグルトに入れて食べるのおすすめです。

どちらとも、作り方は大変簡単で短時間でできます。

コンポートの作り方

とても簡単、所要時間は約10分です。

【材料】
■枇杷(20個)
■サイダー(200㏄)
■砂糖(大さじ2)

【手順】
1. 枇杷の産毛を良く洗い流し、皮をむき、種と種の周りの白い皮を取り除きます。

2. お鍋にサイダーを入れ、すぐに1.で白い皮を取り除いた枇杷を入れます。(キレイなオレンジのまま仕上る)
皮をむいた枇杷をいつまでも空気に触れさせていると、すぐに黒くなってしまうので注意しましょう。(ポリフェノールが含まれている証拠)

3. お鍋に砂糖を入れて、3分~5分ボイルします。

4. シロップごと冷まして冷蔵庫で保存します。

※ゼラチンで固めてゼリーにしてみるのもおすすめです。

ジャムの作り方

材料はコンポートとほぼ同じです。

【材料】
■枇杷(20個)
■サイダー(200㏄)
■グラニュー糖 (大さじ1~2)

【手順】
1. 枇杷の産毛を良く洗い流し、皮をむき、種と種の周りの白い皮を取り除きます。

2. お鍋にサイダーを入れ、すぐに1.で白い皮を取り除いた枇杷を入れます。(キレイなオレンジのまま仕上る)
皮をむいた枇杷をいつまでも空気に触れさせていると、すぐに黒くなってしまうので注意しましょう。(ポリフェノールが含まれている証拠)

3. アクを取りながら、5~10分ぐらい加熱します。

4. 加熱した後、弱火でサイダーが無くなるくらいまで煮詰めましょう。

5. お鍋の枇杷が冷めたら包丁で食べやすい大きさに切り完成です。
サイダーを使っているので、ほんのり爽やかなジャムになります。

手順の1.で取り出した種を試しに植えてみましょう。
しっかり芽がでてきますよ。
わが家の1年目の枇杷です。

 ⇒ 枇杷(びわ)を食べた後に種を植えると芽が出る?時期と育て方は?

参考にしてください。

枇杷の皮のむき方

枇杷の皮むきに、包丁やナイフなどは使用しませんよ。
手でやさしくむきましょう。
気持ちいいほど簡単にスルっとむけちゃうんです。

【手順】
1. 枇杷は産毛の生えている皮を優しく水で洗い流した後に、へた(軸)をもぎ取ります。

2. 次にヘタの反対側のへそ(下)の方から優しく手で皮をむいて行きます。
面白いぐらい簡単ににスルっするっとむけます。

3. 全部キレイにむけたら、果物ナイフなどで縦半分に切り、種を取り除きましょう。

枇杷は皮をむいてしまうと変色してしまう(ポリフェノールが含まれている証拠)ので、皮をむいたまま置いておく場合は水につけておき、 食べる時に水気をよく切りましょう。

まとめ

枇杷はメロンやバナナのように追熟しません。

鮮度が命です。
置いておいたら甘くなるということはないので、なるべく早くに食べきることがポイントです。
保存する場合は直射日光を避け、風通しのよい涼しいところで保存しましょう。

冷たいびわが食べたい時は、食べる 2~3時間くらい前に冷蔵庫へ入れて美味しくいただきましょう。

びわの常温保存期間は3日程度、冷凍保存期間は1~2ヶ月です。
ジャムやコンポートに加工することで、少し保存期間が長くなります。

冷凍保存のしたびわはシャーベットで美味しく頂きましょう。

 ⇒ 枇杷(びわ)の栄養と効能 旬はいつ?庭に植えるのは良くない?

参考にしてください。