炊飯器にご飯が余ったら保温するかしないか?冷蔵と冷凍の保存方法と保存期間

炊飯器にご飯が余ったらそのまま保温するか、電源を切って保温をしないでおこうか迷うことありますよね。

余ったご飯をその後に美味しく食べるにはどちらがいいのか知りたい人は多いのではないでしょうか。

また、保存方法と保存期間も気になるでしょう。

そこで、炊飯器に余ったご飯をその後美味しく食べるには保温するか、電源を切った釜に入れておくのか、保存方法は常温、冷蔵、冷凍どれが良いのか、保存期間も合わせて紹介します。

参考になれれば幸いです。

では本題に入りましょう。

炊飯器にご飯が余ったら その後美味しく食べるには保温する? 電源を切って保温はしない?

炊飯器で炊いたご飯は、食べ切るまで保温するものと思い込んでいる人が意外に多いようです。

でも、炊飯器に余ったご飯の保温は短時間なら美味しく食べることができても、長時間になるとご飯が黄色っぽく変色したり、気になる臭いがついたり、カピカピと乾燥してきたりして美味しく食べれないんですよね。

 

また節電面からみても、炊飯器での保温が6時間以上になるのであるなら、もう一度炊飯器でご飯を炊いても電気代は変わらないと言われているんです。

だったらご飯をの分量は1回に食べ切るようにして、次のご飯を食べる時は改めて炊き直した方が断然美味しいので、主婦としてはこちらを選ぶ方が賢いですね。

以前、電気ポットは電気を相当消費すると小耳に挟んでいたので、使うのをやめていたんですが、炊飯器も電気ポットと同じ電気を食うと言うことを節電セミナーで聞いてびっくりしちゃいました。

 

このようなことから、ご飯が炊飯器の中に残って6時間以上食べる予定がない場合は、保温しないで、電源を切る方が美味しく食べることができるし、節電するにも良いということになります。

 

また、自動的にご飯が炊ける「電気炊飯器」が登場してから60年以上経ちますが、「保温機能を搭載しない」炊飯器も最近では登場しているみたいですよ。

電源を切った釜の中にご飯を入れておいて大丈夫なの?

「じゃあ、電源を切ったら余ったご飯をそのまま釜の中に入れておくの?」って思う人もいますよね。

 

冬場だったら炊飯器にそのまま入れておいてもすぐには腐らないかもしれません。
でも真夏だったりしたら、菌が繁殖し腐らない方がおかしいですよ。

炊飯器の電源を切っても、釜の中では中途半端な余熱のせいで湯気が出て水滴がたまり、それがご飯に落ちるとカビの原因にもなって、どんどん風味も落ちちゃいます。

 

だから、電源を切った状態の炊飯器で余ったご飯を保存はおすすめできません

電源を切った釜の中からご飯を出して常温保存でも大丈夫なの?

「だったら釜の中からご飯を出して、常温保存なら問題ないの?」と考える人がいるかもしれませんね。

 

しかし同じ夏場でも部屋はエアコンを使っている場と使っていない場合、冬場でも暖房している部屋としていない部屋では常温保存と言っても全く条件が違ってきます。

 

だから季節にもよりますが、基本的に残りご飯の常温保存はおすすめできません

ただあえて常温保存するなら、ご飯の粗熱を取った後タッパーに入れたり、お茶碗に入れてサランラップをして日の当たらない涼しいところで保存しましょうね。

炊飯器の余りご飯の冷蔵保存方法と保存期限

炊飯器の電源を切って余ったご飯を冷蔵庫で保存すると、ご飯はパサパサと硬くなって次第に味も落ちてしまいます。

だから炊飯器の余りご飯を冷蔵保存する場合は、パサパサと硬くなった状態を活かして美味しく食べられるメニュー(チャーハン、ピラフ、雑炊 など)に使用するようにしましょう。

冷蔵庫での保存方法の手順

1.タッパーなどの密閉容器や器にご飯を入れて、しっかり冷ましてからふたやラップで密閉しましょう。
(熱いうちから、ふたやラップををしてしまうと、水滴が付いてカビなどの原因になります)

 

2.冷蔵庫に 1.を入れ保存しましょう。

冷蔵庫での保存期間(賞味期限)

冷蔵庫での保存期限は、3日くらいです。

ただ、時間が経つにつれどんどん硬くなり味も落ちていくので、早めに食べ切りましょう。

炊飯器の余りご飯の冷凍保存方法と保存期限

炊飯器にご飯が余った時の保存で一番のおすすめがこの冷凍での保存方法です。
炊飯器の電源を切ったら迷わず冷凍しちゃいましょう。

ここで冷凍保存のコツを紹介します。

冷凍での保存方法の手順

1.炊飯器の電源を切ったらご飯茶碗1杯分を、熱い状態のままラップで包みましょう。
熱い状態のままラップで包み込むのは、解凍したときにふっくらと仕上げるためです。

このとき、ご飯は平たく均一に冷凍し解凍できるように工夫しましょう。

 

2.ご飯が冷めたら冷凍庫に入れましょう。
できるだけ早く凍らせた方が解凍したとき美味しく食べれるので、金属製のトレーに置くか、アルミホイルに包んで冷凍するのがおすすめです。

 

3.ご飯がある程度凍ったら、ラップに包んだままのご飯をフリーザーバッグに入れて再び冷凍します。
フリーザーバッグがない場合は、ラップに包んで凍らせてから、タッパーに移し替えましょう。

このとき、最初からタッパーに入れて冷凍させると、凍るまでに時間がかかってしまうので気をつけましょうね。

解凍方法

ムラなく解凍する方法を紹介します。

まず、電子レンジの解凍機能は使わないようにしましょう。

 

冷凍したご飯をムラなく解凍するには、500Wで3分、700Wで2分温めてみましょう。

一度取り出して全体をほぐしてさらに、500Wで1分30秒、700Wで1分というように2回にわけて加熱するのです。

ほぐして、まだ冷たいところが残っているようなら、さらに30秒ずつ加熱してみましょう。

 

面倒だからといって一度で長い時間加熱しすぎてしまうと美味しく食べることができなくなってしまうので気をつけましょう。

冷凍での保存期間(賞味期限)

冷凍保存の保存期限は、1か月以内としましょう。
冷凍しても、出来るだけ早めに食べることが美味しく食べるコツです。

まとめ

炊飯器で炊いた熱々の美味しいご飯が余ってしまいすぐに食べる予定がないのなら、炊飯器の電源は切って冷凍保存しましょう。

炊飯器での保温には電気を使いますが、電気ポットと同じように電気をたくさん消費するということになります。

冷凍保存では美味しくご飯を食べられて、炊飯器の電源は切っているので節電にもなるのですから一石二鳥ということになります。

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