子どもの手足口病の口内炎が治る時期と痛みがある時の食事の献立やポイント、赤ちゃんの場合ついてもお伝えします。
子供が手足口病になると一番つらいのは口内炎です。
口内炎の痛みはいつ治るのか、食事はどうしたらいいのか、赤ちゃんの場合には何を食べさせたらいいのかお母さんは悩んじゃいますよね。
子供が手足口病になって一番つらいのは口内炎です。
この口内炎の痛みがいつ治るのかお母さんは気になりますよね。
治るのにかかる期間は約1週間です。
口内炎の症状が出てきて痛みを感じなくなるまでが約1週間、ピークはそのうち3日間です。
大人でも体調が崩れたときなどに口内炎ができたりしますが、たったの一つだけでもとても痛くてつらいです。
手足口病は、その大人でもつらい口内炎が子供の小さい口の中に、いくつもいくつもできるのです。
口や舌を動かすだけでも痛いのですから、たまったものではありません。
子供はきっと、初めは痛くて泣いてばかりでしょう。
痛みがピークの時には口もきかなくなる場合もあります。
子供と一緒にまずはお母さん! 3日間は踏ん張りましょうね。
痛みのピーク3日間を乗り切るのに一番大切なことは、脱水症状にならないように水分を切らさないことです。
この期間は、栄養のことは二の次と考えましょう。
「水分だけで大丈夫? 3日間食べなくて体重が減ってしまったら・・・」と心配するお母さんは少なくないでしょう。
でも大丈夫なんです。
体調が良くなれば途端に食欲旺盛に必ずなりますよ。
体重はすぐに戻ります。
【私の場合】
私の息子も口内炎で食事が摂れなくて、とても心配した経験があります。
ポカリスエットはかろうじて飲んでくれたのですが、親としては栄養面がやはり心配でした。
このまま食べなかったらどうしよう、体重が減っちゃう・・・
栄養が頭に行かなかったらおバカさんになってしまわない?
今思うと、根拠のない心配をしてイラついていました。
でも、大丈夫!
口内炎の痛みが治まった途端、食べる食べる。
食べ過ぎが心配になるほど食べてましたから。
炊飯器のしゃもじを手にした息子の姿を見た時は笑っちゃいました。
だから、口内炎の痛みと戦っている時に、無理やりお箸やスプーンを口に入れるのは酷ですからね。
子供に、「お箸やスプーン、食べ物が怖い!」という体験をさせてしまうと、
症状が良くなった後も食事自体を嫌いになって食べようとしなくなる可能性があります。
そのような事になったら一大事です。
食事は楽しいものでなくてはなりません。
手足口病には治療薬はありません。
お母さんが心配でつらいでしょうが、子供が一番つらいんです。
時間が経つのを待つしか方法はありません。
どうしても水分が取れなくて心配な時は、神経質になったり落ち込んだりする前に、かかりつけのお医者さんに相談しましょう。
子供にしっかりと栄養を摂らせたいと思うのは親心ですね。
しかし、口内炎の痛みがある時に無理は禁物ですよ。
痛みが治まるまでは、肉や油は控えましょう。
体がウイルスと戦っているときに、消化にエネルギーが必要となる肉や油を使ったものを食べさせてしまうと、病気が治っていくスピードが落ちてしまうことがあるようです。
痛みをなるべく感じさせない食べ物のポイントを3つ確認しておきましょう。
食べ物の温度は、冷たくもない・熱くもない・刺激の少ない「常温」がベストです。
冷たい物の方が飲みやすい食べやすいのではないかと考えがちですが、
お水でさえ口内炎にはしみてしまうので気をつけましょう。
食べ物の固さは、やわらかく・とろとろ・つるんとした喉ごしがいいものを選びましょう。
食べ物の味付けは、意外に甘いものがしみにくく食べやすいようです。
塩味や酸味の強いものはNGです。
全体的に薄味にしてあげましょう。
痛みがある時におすすめな食べ物は、、赤ちゃんのクタクタに煮ていた離乳食を思い出してください。
トロトロで形のない「おもゆ」が一番おすすめですよ。
程よい食べやすい温度になると、とろみが出てさらに食べやすくなるんです。
昔から、おもゆはお乳が出ない時や離乳食に使われていますよね。
水とでんぷんだけなのでとても消化が良いのです。
水分と糖分を効率的に吸収できるので、そこにほんの少しお塩を入れるのがポイントです。
おもゆ以外でおすすめ食べ物を紹介しますね。
痛みをなるべく感じさせない食べ物のポイントを3つを守ってくださいね。
●にゅうめん
●そうめん
⇒ そうめんの賞味期限と保存方法 寝かせると美味しくなるって本当?
参考にしてください。
●玉子豆腐
●豆乳ヨーグルト(特におすすめです)
●かぼちゃスープ
●ポタージュ
●コーンスープ
●バナナ
●アボガド(ハチミツをかけて)
殺菌作用のあるハチミツは口内炎を早く治してくれますよ。
⇒ 蜂蜜(はちみつ)の栄養効果と赤ちゃんにダメな理由 母乳育児の母親には?
参考にしてください。
●飲むゼリー
●プリン
●水
●麦茶
●イオン飲料(ポカリなど)
水分も取れず、ぐったりしているような場合は、脱水症状になっている可能性はあります。、
早急に病院を受診しましょう。
赤ちゃんの場合は、口内炎でしみるというより乳首やおっぱいを吸うことが痛くて、ミルクや母乳が飲めなくなっています。
脱水症状にならないように、麦茶などで水分補給を小まめにおこないましょう。
⇒ 赤ちゃんに冷たいままの麦茶を飲ませて大丈夫?飲ませ方や量は?
麦茶の飲ませ方はこちらを参考にしてくださいね。
食欲がなくても、麦茶や白湯で水分補給をして脱水症状を予防することが大切です。
吸うことが痛くて、いつものように一度にたくさん飲めません。
こんな時は、飲む回数を多くして少しずつこまめにあげるしかありません。
お母さんはあせらないでね。
ゆったりと笑顔で接し赤ちゃんを安心させましょう。
治ったらすぐまた、ミルクや母乳をぐびぐび飲んでくれるので心配いりませんからね。
離乳食が始まっている場合は、通常の食生活は数日中止です。
次の3つがポイントです。
■薄味
■クタクタ>に煮込む
■細かく切る
上記の「子供の手足口病の口内炎で痛みがある時の食事は?」参考にしてくださいね。
数時間おきに少しずつ、口内炎に刺激を与えない食事を与えます。
赤ちゃんが、「食べない」「食べられない」ということで、機嫌が悪くなるのは当然のことです。
お母さんはイライラせずにのんびり構えましょう。
出来るだけ口内炎に触れないように、小さなスプーンで少量ずつ根気よく食べさせてあげましょう。
口内炎の症状がひどくて痛いと、食事がおもゆ、そうめん、スープなどになるので、栄養不良にならないかと心配でしょうが、栄養面は二の次です。
食べられるものや飲めるものを与えて、数日間を乗り切ることが第一です。
口内炎が治ったらいつものように美味しい、栄養バランスのいい食事を作ってあげてください。
治るまで約1週間、ピークの3日間は水分補給に気をつけて乗り切りましょう。
⇒ 子供の手足口病は大人にうつるの?大人の症状と予防方法は?
子供だけでなく、大人にも移るのか気になるところです。