新玉ねぎを大人は生で食べますが、離乳食中の赤ちゃんには控えたほうが良いでしょう。
生で与えるのを控える理由とペースト状にする方法や冷凍保存についてお伝えします。
水分が多く甘みがある新玉ねぎはペースト状にして旬の食材を与えてください。
冷凍保存しておくと離乳食に幅が広がり便利ですよ。
玉ねぎは一年中食べることのできる食材です。
離乳食にもモグモグ期(初期)から与えることが出来るので、ほとんどの家庭で常備野菜としておいてありますよね。
そこで気になるのが新玉ねぎの存在です。
新玉ねぎは水分たっぷり甘みもたっぷりなので、大人は旬の時期には生で食べるのは当たり前になっています。
だから、期間が限定されている美味しい新玉ねぎを赤ちゃんの離乳食に生で食べさせてあげたいと思うお母さんがいるのも分かります。
しかし、止めておきましょう。
サラダやサンドイッチに入れたほんの少しの生の新玉ねぎでも与えるのは3歳くらいになってからが無難ですよ。
もともと赤ちゃんは、「青臭いもの」や「辛いもの」が苦手ですからね。
生の新玉ねぎは水分たっぷりで甘いと言ってもそれは大人の意見で、やはり生には独特の風味があるので赤ちゃんに無理に食べさせなくてもいいでしょう。
体にいいからと新玉ねぎを生で食べるのは大人だけにしておきましょう。
これから先いくらでも食べさせてあげることが出来るのですから、下手に食べさせようと強制すると好き嫌いの原因になったりする可能性がありますからね。
玉ねぎ自体を嫌いになられたら大変です。
ちなみに、
友人のお嬢さんの赤ちゃんが生の玉ねぎが好きで、欲しがるままに与えていたら下痢が続いてしまったそうです。
病院に連れていったら、医師から「内臓が未発達な赤ちゃんにはまだ生を与えないように、玉ねぎは加熱調理した物を食べさせない。」と言われたそうですよ。
玉ねぎの生を与えて玉ねぎアレルギーに似た症状が出る場合には「アリシン」という成分の摂りすぎの可能性があるようです。
⇒ 離乳食に玉ねぎはいつから与えていいの?アレルギーの心配は?
新玉ねぎをしっかり加熱してペースト状にして離乳食に活用しましょう。
通常の玉ねぎに比べて水分が豊富で甘みも強いのでぜひともぜひとも赤ちゃんに食べさせたい食材ですね。
それでは、新玉ねぎをペースト状にする方法を確認しましょう。
通常の玉ねぎも同様の方法でOKですよ。
玉ねぎの栄養成分は水溶性のものが多いので、ゆで汁にも栄養分がたくさん溶けだしているんです。
だから、ゆで汁を捨てたりせずに一緒にペースト状にして余すことなく栄養を摂るようにしましょう。
離乳食の進み具合によってゆでる時間や玉ねぎのつぶし方を加減してペースト状にしてくださいね。
1. 玉ねぎの皮をむいて洗い、薄くスライスします。
2. 鍋にひたひたの水と玉ねぎを入れてゆでます。
3. あくが出てくるので丁寧に取りながらお好みの柔らかさになるまでゆでましょう。
(鍋の水が減ってきたら足す)
4. ゆで汁ごとつぶしてペースト状にします。
(粗熱がとれたらゆで汁ごとミキサーにかけてもOK)
1. 玉ねぎの皮をむいて洗い、みじん切りにします。
2. 耐熱皿などに玉ねぎのみじん切りと水を少々加えラップをして2分前後加熱しましょう。
(時間は機種によっても変わってくるので様子をみながら)
3. つぶしてペースト状にします。
(粗熱がとれたらゆで汁ごとミキサーにかけてもOK)
玉ねぎは冷凍可能な食材なので、ペースト状にした後は冷凍保存して離乳食に活用しましょう。
ただし、赤ちゃんが食べるものなので期間は1週間を目安に食べきるようにしましょう。
だから玉ねぎの下ごしらえは大量にする必要はありませんよ。
ペースト状にした後は、1回に使う分量ごとに小分け容器に分けて保存すると超便利です。
製氷皿に入れて冷凍することが一番のおすすめです。
離乳食の使うときは、凍ったまま煮物やスープに入れると簡単に使えるので時短にもなりますね。
新玉ねぎは水分たっぷり甘みもたっぷりなので、ぜひ赤ちゃんの離乳食に活用してください。
一年中出回っている玉ねぎとは味は全然違います。
生の玉ねぎは3歳ごろまでお預けですが、赤ちゃんにはペースト状にして旬の味を与えてあげましょう。
⇒ 新玉ねぎと玉ねぎの違い 味や栄養や旬の時期と保存方法は?
旬に時期や新玉ねぎと玉ねぎの味や栄養の違いはこちらで確認してください。