お歳暮を喪中の相手に贈ってもいいものなのか、送る時期やのし紙、送り状はどのように書いたら良いのか紹介します。

一年の締めくくりとしてお歳暮を考えている人にとって、毎年お歳暮を贈っている方から喪中はがきが届くと、今年のお歳暮はどうしたらいいのか迷ってしまいますよね。

ご不幸があったばかりなのか、時間が経っているのかでも対応は違ってきます。

お歳暮を贈る相手方が喪中のときの疑問点の参考になれれば幸いです。

お歳暮を喪中の方に贈ってもいいの?

お歳暮は、常日頃の感謝の気持ちを込めて一年間の締めくくりに贈るものです。
お祝いごとのような贈り物ではありません。

だから、基本的に相手の方が喪中であってもお歳暮を贈ることに問題はありません
特に、毎年欠かさず贈っている相手であればなおさら贈るようにしましょう。

けれど、ここで喪中はがきに記載されているご不幸のあった日を確認してくださいね。
もしも、ご不幸からまだ日が浅く四十九日がまだ済んでないような場合は、お歳暮であっても贈る時期をずらす配慮をしましょう。

お歳暮を喪中の相手に贈る時期やのし・表書きはどうしたらいいの?

お歳暮を贈る時期(四十九日が済んでいる場合)

一般的にお歳暮は、12月上旬から12月20日頃までに相手の方に届くように贈るのがマナーです。
しかし、お歳暮を贈る相手の方が喪中の場合は注意する必要があります。

届いた喪中はがきをのご不幸のあった日をみて、お亡くなりになられた方の四十九日は済んでいる頃かどうか、もう一度確認してみましょう。

お歳暮を贈るのは、忌明け後(四十九日以降)にしましょうね。

12月20日までに四十九日が済んでいるのであれば、お歳暮は通常通り贈ってOKです。
表書きも通常通り「お歳暮」になります。

お歳暮を贈る時期(四十九日が済んでいない場合)

四十九日がまだ済んでいない場合は、贈る時期を忌明け後(四十九日以降)にずらしましょう。
年始のおめでたい時期(1月7日までの松の内)に贈るのも避けましょうね。

時期をずらす場合は、表書きに注意してください。
表書きは「お歳暮」ではありません。
年が明けた1月8日から(地域にとっては1月16日のところも)立春までは「寒中お見舞い」とし、贈られる相手が目上の場合には「寒中お伺い」としましょう。

故人宛のお歳暮の場合は?

もう一つ、気をつけておきたいことがあります。
それは、故人にお世話になっていて、毎年故人宛にお歳暮を贈っていた場合です。

お亡くなりになってしまった方にお歳暮を贈っていいものなのか、受け取る家族の方がどんなふうに思われるか悩みますよね。

一つの考え方として、「亡くなった = 現世でのご縁は切れた」ともいえますよね。
だからと言ってここでプツッと一気にご縁を切ってしまうのは寂しいでしょう。
なので、今回(今年)で締めくくりとさせていただきましょう。

その際、お歳暮を贈る「宛名」をどうしたら良いのか、故人宛に贈るのはNGですから注意してください。

喪中はがきをもう一度確認して、喪主宛に贈りましょう。

ただ、故人の奥様が存命であっても子供が喪主を務めていることもあるので、奥様が存命であるなら奥様宛に忌明け後(四十九日以降)、年始のおめでたい時期(1月7日までの松の内)を避けて、「寒中お見舞い」または「寒中お伺い」で締めくくりとさせていただくのが良いのではないでしょうか。

お歳暮を喪中の相手に贈る時ののし紙は?

通常お歳暮は品物に紅白の水引をかけますが、相手方が喪中の場合はお祝い事や慶事をあらわす紅白の水引などは使用しません。

喪中の場合のお歳暮は、奉書紙(白無地のかけ紙)か水引無しの白短冊(短冊状の白色のし紙)を使用します。
これは、「お歳暮」も「寒中お見舞い」または「寒中お伺い」でも同様です。

デパートやネットショッピングなどで購入する場合には、贈り先は「喪中」であることを必ず伝えて、奉書紙(白無地のかけ紙)か水引無しの白短冊(短冊状の白色のし紙)でお願いすることを忘れないでください。
伝えることを忘れて通常の紅白の水引の「のし紙」が付いては大変ですよ。

また、最近では贈答品であっても商品が入っている外箱に直接のし紙をかけ、エコを意識し過剰包装はしないお店もあるようです。

商品がむき出しでは、「むき出しの心」と思われても仕方ありませんよね。
常日頃の感謝の気持ちを込めて一年間の締めくくりに贈るお歳暮に、これではとても乱暴な印象を持たれてしまうかもしれません。

特に喪中の方に贈る場合は、従来通りきちんと包装紙で包んでもらいましょう。
お店選び、商品選びには気をつけたいですね。

お歳暮を喪中の相手に贈る時の送り状の例文

喪中の場合の送り状には、避けた方がいい言葉があります。
大人のマナーとして身につけておきましょう。

喪中の方に贈る送り状を書く時のポイント

相手の方の寂しさを慰めたい気持ちから、送り状に色々と書き連ねたくなるかもしれませんね。
ここは言葉選びは慎重にし、相手の方の心を乱す言葉は慎みましょう。

「皆様」、「皆」、「元気」など、ご家族が欠けた故人を思い出してしまうかもしれない言葉は文面から削除しましょう。
・あっさりとした表現にしたいので、「おかれましては」などは文面から削除しましょう。

相手の方が喪中の時の送り状の例文

寒中お見舞い申し上げます。

OK:寒さ厳しき折り、いかがお過ごしでしょうか。
NG:寒さ厳しき折り、皆様おかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

OK:お陰様で私どもは変わりございません。
NG:お陰様で私どもは元気に過ごしております。

◯◯様(故人の名前)には大変お世話になり、厚く御礼申し上げます。

さて、本日は心ばかりの品をお送り申し上げましたので、御笑納いただければ幸いに存じます。

本来でしたら直接お伺い申し上げるべきところですが、書面にて失礼いたします。

時節柄、御自愛いただきますようお祈りもうしあげます。

まとめ

喪中でもお歳暮を贈ることに問題はありません。
しかし、贈る時期やのし紙、包装の形態、送り状には注意を図りましょう。

相手方へ感謝の思いを込めて贈るお歳暮です。
お歳暮の贈り先の相手方の気持ちを思い、不快な思いをさせてしまうことのないよう十分気をつけたいですね。

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