ハロウィンお菓子をもらう時,あげる時の言葉とルールや仮装する意味は?

ハロウィンでお菓子をもらう時の言葉とルール、また仮装する意味についてお伝えします。

子供たちが仮装して近所の家々を回りお菓子をもらうことのできるハロウィンの決まり文句は「トリック・オア・トリート!」ですが、トラブルを起こさないためも意味をもう一度確認しておきましょう。

ハロウィンでお菓子をもらう時の言葉「トリック・オア・トリート」とは?

ハロウィンのイベントで、子供たちが仮装して近所の家々を回り、お菓子をもらうときの言葉の「トリック・オア・トリート(Trick or Treat)」には、どのような意味があるのか確認しておきましょう。

ハロウィンの定番の決まり文句の「トリック・オア・トリート(Trick or Treat)」は、下記のような意味になります。

トリック = いたずらをする
オア = ~か~ ・ どちらか
トリート = お菓子を差し出す

「いたずらしてほしいか、それともお菓子を差し出すか、どちらか選べ!」
「お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ!」

子供たちは可愛らしく、「お菓子を頂戴~!」と言って近所の家々を回っているのではないんですよね。

ハロウィンで子供たちにお菓子をあげるときの言葉は?

ハロウィンでは、魔女やドラキュラなどのお化けや怪物などに仮装した子どもたちが、定番の決まり文句の「トリック・オア・トリート(Trick or Treat)」と言いお菓子をもらいに来たら、
私たち大人は「 ハッピーハロウィン!(Happy Halloween!)」と返すのが伝統です。

「ハッピーハロウィン!」には、「良いハロウィンを!」だけではなく、「お菓子をあげるよ!」という意味にもなっていますので、伝統にのっとって「トリック・オア・トリート(Trick or Treat)」と言われたら、「ハッピーハロウィン!」と返して、お菓子をあげるのが一般的ということを頭に入れておきましょうね。

これでいつ、子ども達が来ても安心ですね。

ハロウィンをするにあたってトラブルを起こさないためのルール

子ども達にとってハロウィンはお菓子をたくさんもらえる楽しいイベントですが、「トリック・オア・トリート(Trick or Treat)」によるトラブルも多発しているようです。

トリック・オア・トリートで多発しているトラブル

親が上手に対応しないと純粋な子どもは、10月31日のハロウィンにはどこの家に行っても「トリック・オア・トリート!」といえばお菓子がもらえるものと思い込んでしまいます。

次のような可能性も無きにしも非ずですよ。

●ところかまわず出掛けて行きお菓子の要求をする。
●訪問した家でお菓子を用意していないと説明してもしつこくねだる。
●お菓子がもらえないと駄々をこねたり時には泣いたり、悪口を言ったりする。

「まさかそんなことはないでしょ。」と思う人もいるんでしょうね。

しかし実際に、子どもたち数人のグループがあちこちの家を無断で突撃し、その場でお菓子を要求し、泣き出したり、騒ぎを起こして小学校や保育園などに通報されるというトラブルは起きているんです。

また、トラブルを起こした子どもの親が訪ねてきて、子供のしたことに頭を下げるのではなく、子供を泣かせたことに苦情を言って帰るという信じられないケースも起こっているというのですからビックリですよね。

親の知らないうちに子ども達だけで勝手にご近所を回ったりするケースもあるようです。

このように日本では、「ハロウィンは近所を回るとお菓子をもらえる。」ということだけが先走りして有名になってしまい、ハロウィンのルールはあまり知られていないようです。

ハロウィンのルール

トラブルを起こさないためのハロウィンのルールを親がもう一度確認する必要があります。

・「トリック・オア・トリート(Trick or Treat)」は15:00~19:00までの間。
・小さな子どもは必ず保護者と一緒に回る。
・子ども達はマスクなどの被り物をなるべく避けて、顔にペイントすること。
・訪問の際には、個人の庭や置物などの所有物に触れないこと。
・訪問の際は礼儀正しく、きちんとあいさつすること。
・交通ルールを守ること。
・その場でお菓子を食べさせない。
・歓迎の意志のない家には訪問しない。
・訪問歓迎の家は玄関灯を点けてハロウィンの置物などを置いて合図すること。
・手作りのお菓子を渡さない。

ハロウィンに仮装する意味

ハロウィンと言えば真っ先に思い浮かぶのは仮装ですが、この仮装にも意味があるんです。

古代ケルト人にとって、10月31日は日本でいう大晦日にあたります。

10月31日は亡くなった人たちの魂がこの世に帰ってくると考えられていました。
しかし、それと同時に悪霊もやってきて、人間に悪さをすると考えられていたのです。

人間に悪さをされることを恐れた人間は、
自分たちも悪霊の格好をして悪霊たちに自分たちは仲間だとアピールし、難を逃れようとしたのです。

これがハロウィンで仮装することになった始まりと言われています。

他にも、仮装をする理由については色々な説がありますが、
いずれも元々は魔除というのは同様で、家の周りにいる悪霊を仮装で怖がらせて追い払うような意味合いがあるそうです。

仮装をした子どもたちにお菓子をあげるのは、この家にやってきた悪霊たちにお菓子を配って悪さをしないで帰ってもらおうと考えたからです。
また、仮装して悪魔(おばけ)に見立てられた子どもに、お菓子をあげて立ち去ってもらうことで、自分の災いを払うという魔よけの役割があるともいわれています。

そんな魔よけの習慣が今では子どもと大人がともに盛り上がるイベントに変わっているんですね。

 ⇒ ハロウィンにかぼちゃの由来とかぼちゃランタンの作り方や保存方法

そして由来も変化しているのです。笑

まとめ

ハロウィンの風習や言葉の意味などを知り、大人がきちんとルールを決め、それを守らせた上で
 「\(トリック・オア・トリート(Trick \hspace{7pt}or\hspace{7pt}Treat)\)」
を体験させてあげましょう。

 ⇒ ハロウィンのお菓子の配り方やおすすめのお菓子と配る量は?

今年は親子でより一層ハロウィンを楽しみましょう。