七五三の草履サイズの選び方と嫌がるのを防ぐ方法 着物に靴はあり?

七五三で子供に履かせる草履サイズの選び方と、履きなれない草履を嫌がるのを防ぐ方法をお伝えします。
また小さな子供が着物を着た時に靴はありありですよ。

七五三を予定しているお母さんは、草履のことが心配ですよね。
7歳になるとさすがに女の子ですから美を意識するのでしょうね、我慢し草履を嫌がったりはしません。
問題は3歳と5歳なのです。

七五三の草履サイズの選び方

七五三で履く草履のサイズは、普段履いている靴のサイズよりも大きめのものを選びましょう。
子供の足の幅や甲の高さにもよりますが、草履のサイズは普段はいている靴のサイズより1cm~3cm大きくて大丈夫です。

「えぇー3cmも? 大き過ぎじゃないの?」と数字だけ見たらそう思いますよね。

それが大丈夫なんです。
普段履いている靴と同じサイズを用意したのでは、草履に足が入っていきませんよ。
草履をはき慣れない子供には、1cm~3cm大きめなものを選んであげる方が、鼻緒の部分に余裕ができて絶対楽です。

草履は実際に実店舗で履かせて合わせてみましょう。
時期によっては品揃えが少なく、「この中から選ぶの?」と思うような時もあるので、そんな時はそこで購入するのは止めておけばいいのです。

まずは、サイズ感を確かめることが重要なのです。

子供の草履はピッタリサイズの物は違和感を感じ履いてくれないので、迷ったら大き目を選べば問題ないでしょう。

サイズ感がわかれば、通販やネットで探してもOKですもんね。
通販やネットで購入した草履が、少々大きめだったとしても心配いりません。
今は「草履バンド(かかと止め)」という便利なものがあるんです。
価格も1,000円しませんよ。

私が孫に買った草履バンド(かかと止め)は680円でした。

この草履バンド(かかと止め)があると、かかとの部分をゴムが支えてくれるので、夏に履くサンダル靴のような感覚で履いてくれます。
少し大き目の草履を選ぶことで、指の股の痛みもかなり減るでしょう。
草履が飛んでしまったり、パカパカすることも無くなるのですごく重宝します。

何しろ、値段が手頃で取り外しが可能っていいうのが嬉しいですね。
七五三だけでなく、浴衣で下駄を履かせる時にも使えます。

7歳のお子さんには小さめです。
と言っても、女の子は7歳のもなると美を意識しだしますから、草履バンド(かかと止め)うを用意しておいても使いたがらないでしょうね。

草履は少し早めに用意して、鼻緒を伸ばしたり広げたりすることで子供が履きやすいようにして、実際に撮影やお参りで履く前に草履自体にクセをつけておいてあげましょう。

七五三で草履を履くことを嫌がるのを防ぐ方法

親がどんなに草履を厳選しても、3歳・5歳の小さい子供は草履を好みません。
嫌がる可能性は大きいです。

大人だって草履は苦手という人の方が多いですもんね。
特に3歳の子供の場合は、足袋すら嫌がることも少なくありません。

しかし、友人のお孫さんは着物も草履もとても気に入って、最後まで笑顔で履いていたと聞いています。
子供が草履を喜んで履いてくれるか、それとも嫌がるかは個人差があるので何ともいえないということになりますね。

ただ、個人差なんだから仕方がないと諦めるのはまだ早いです。
次の子供が草履を履くことを嫌がるのを防ぐ方法を実践してみましょう。

鼻緒ずれを防ぐ方法

次の鼻緒ずれを防ぐ方法を実践してみましょう。
これで随分と履きやすくなるはずですからね。

一般的に、草履の鼻緒は硬めに作られていることが多いです。
そのため足袋をはいているとはいえ、子供の柔らかい小さな足の指の皮膚が硬い鼻緒で擦れることで、鼻緒ずれになって痛がり草履をはくのを嫌がるケースが多いようです。

■草履を購入したらすぐに箱から出して、鼻緒の間にグリグリと手を入れて緩め、鼻緒全体を揉んで柔らかくしておきましょう。
■足の甲が触れる鼻緒の裏側にウオノメパットを貼っておきましょう。
■足袋をはく前に、お子さんの足の鼻緒にあたる指の間に絆創膏を貼っておきましょう。
■草履を履く直前に、すんなり足が入るように草履にベビーパウダーをつけましょう。

しかし事前にこのような対策をしても、3歳の子供では履き慣れない草履を嫌がっても不思議ではありません。
その時は、無理に履かせようとしないでくださいね。
3歳の子供に我慢しなさいと言っても無理な話ですから。

七五三を楽しいお祝いの日として最後まで笑顔でいれるように、いっそのこと「靴」の力を借りるのが一番手っ取り早いかもしれません。

七五三 草履の代わりに着物に靴はあり?

「七五三で草履の代わりとは言え、着物に靴はありなのか?」
親としては悩んじゃいますよね。
大人だったら絶対なし、あり得ませんからね。

七五三の場合、着物でも靴はありです。
草履は歩きずらいので転んでしまったり、鼻緒ずれで擦れて痛くて歩けなくなったり、特に3歳の七五三では無理な場合が多いんです。

だから、楽しいお祝いの日に最後までお子さんが笑顔でいれるように、荷物になりますが普段はき慣れている靴は必ず持って行くようにして、嫌がった時は草履を無理に履かせたりせずに、普段はきなれた靴に履き替えさせてあげましょう。

嫌がらない場合でも、慣れない草履で走り回って転んだりしたら危ないので安全面を第一に考えましょう。
千歳飴を持っていたら、その袋が足に絡むなーんてこともあり得ますからね。

 ⇒ 七五三の千歳飴の意味 誰が準備するもの?おすすめの食べ方は?

記念撮影のときは少しだけ我慢してもらって、草履を履いてもらえばいい話ですから。

それでも、かわいい着物を着ているのに、足元が普段の靴じゃ納得いかないと言うお父さんやお母さんがいるかもしれませんが、3歳の子供だったら靴を履いていても意外と違和感少ないですよ。

でもちょっと・・・
そんな思いが強い場合は、着物の色合いに合わせた靴を選んであげましょう。
これでより違和感がなくなります。

季節的に、ブーツもおしゃれかもしれません。
ブーツを履かせる時に見た目を良くするコツは、着物の丈を少しだけ短くしてブーツを見せることです。

【孫の場合】
孫の七五三(5歳)は、草履バンド(かかと止め)を用意していたので最初から嫌がることはありませんでした。
しかし草履はご祈祷が終了するまでとしました。
草履で走り回って転んだりしたら危ないということで、安全面を第一に考えたのです。
終始笑顔で七五三参りを終えることが出来ました。
あっ、着物に靴ですが全然気になりませんでしたよ。

まとめ

子供にとっても、お父さんお母さんにとっても初めての七五三となると、子供を可愛く華やかにしてあげたいと力が入ることでしょう。
草履選びは、実際にお子さんの足にあわせてサイズ感を確認してから購入しましょう。

お子さんが草履を嫌がった時には、我慢させることはしないで靴を履かせてあげてください。
子供が主役の七五三です。
最後まで、子供が笑顔でいれるよう見守ってあげましょう。

 ⇒ 七五三3歳の着物の着付けは自分でできる?必要な物と着付け方法

3歳の着物の着付けは意外と親が着付けられるものなのです。